初版

<P1> 世界の皆様

 私は高知県安芸郡田野町二三七二番地、須藤柴郎の長女として生まれました。

小学校を出ております。七五歳になりました。お月様が世界の子供に、わしの話

す事を取りつぎをしてくれと申されるまま、取りつぎをさせてもらいます。

地球の子供は、お月様お日様の子供です。地球に住んでおる者に

<P2> お月さんのわしを、お日さんを知らん者はないはず。貴方(あなた)に話をして

おる人は誰ですかと聞かれたら、お月さんと答えてくれ。この地球の人間に、お月さん

のわしを知らん人間はないはずと申されるまま、この稿をしるします。お月様はわし

の話す事をひらがなの字で書かして、地球の子供達に聞いて貰うぞ。先が来たら

朝日新聞の天声人語の

<P3>  ここのページを借りて、天の声を人が語ると世界の子供達に言うて聞かす

ぞと申されて高知を出てきました。この話の初まりは子供が十一歳の時です。子供が

今年四十七歳になりました。三十何年も話されて来ました。私は小学校しか出てい

ませんので字を書くのが苦手で何辺(なんべん)も断りを言うて頭をかいておりますと

<P4>  頭をかかんと字を書けと大声でどなられます。わしの話す事を書いて断りを

言うてくれと申されるままを書かして貰いました。世界戦争をやってお月様の話され

る通りに地球がなったら大変です。世界の皆様、戦争をしないで仲よく暮らして下

さい。お願い申し上げます。私は小学校を卒業して(高知県)奈半利町の藤村製紙

に勤務後、高知市に出て川村叔母の菓子製造の手伝い後

<P5> 大阪の市岡元町四丁目、上平鉄工所の家事手伝い、上平は飛行機の

ベアリング製造をしておりました。奥さんが応接間に若木大洋と言う易者が来ておる

からお茶を持って行って下さいと言いました。太平洋戦争の時の事です。若木さん

日本はどうなるのと聞きますと「日本か、日本は戦争に負けるぞ。大都会は全部やける。

京都と奈良だけ残る」と言いました。後日の事です。

<P6> 京都の伏見稲荷に伺いを立てる女の行者が来て、姉ちゃんお国はどこと聞

かれ土佐の高知ですよと言いますと、この一週間前に神戸で軍艦が沈められまし

たよ。貴女もあの様になるよ。今日限り高知に帰りなさいと言われて、その日にいとま

を貰って高知に帰って来ました。近所の清岡喜一に稼ぎました。

※ 行者とは仏道・修験(しゅげん)道の修行をする人。

<P7> 喜一はインド洋に行く六千トンの商船の舵手(だしゅ)でした。海軍に徴用

された三百五十人の船員のうち船長とボースン長と喜一の三人が生き残り、今度は

二千トンの船に乗ると出かけました。喜一が戦死をした事がわかると母親は私を里に

帰して、遺族年金は自分が貰うと、誕生と二ヶ月の子供をおいて里に帰されました。

母親は毎日何度も来て

※ 舵手(だしゅ)とは船のかじをとる人、かじとり。

<P8> 除籍の用紙に判子を押してくれと来ました。子供のために籍だけはおいて

下さいと頼みましたが聞いてくれませんでした。乳ばなれで苦しそうに夜泣きする

子供の泣き声を毎夜の様に聞きに行っては子供について泣きました。こんな悲しい

思いをするよりも死んだ方がと、死ぬ場所を探して歩いた時のことです。近所の

古津の叔母さんが私を奈半利町法寺の

<P9> お婆さんの所に連れて行ってくれました。お婆さんは高天原にとおつとめ

されますと合掌した手を高く上げます。手が下がると同時に神前の榊(さかき)の一枝が

大きく上下に揺れ動きます。不思議でかないません。たびたび見に行きました。ある

日の事です。お婆さんは両手を

<P10> 高々と上げ大声で叫び出しました。伊予の国の石鎚大権現じゃあ、

また人をまびく、人をまびく、みでさびて、とおしにかけて、はかりに量かって

ますでくみわけるぞ、と五回もおんなじ事を大声で叫びました。帰りの道

奈半利川の橋の上で、沢山の人が死んだのに石鎚山が言われた様な時が

また来るわのう、と言われました。

<P11> 友達がみかねて、「私の母が若宮八幡に伺いを立てるから行こう」と誘って

くれました。山に上がって首を吊って死のう。この身の始末をつけたら親弟妹に友達

にも迷惑をかけんでもすむ。「先に行ってよ、小用を足して来るから」といいますと

「女同志で遠慮はいらんよ。ここでしなさい」とそばを離れません。痛む歯をおさえて

<P12> 四里の山道を里についた時には日が暮れていました。お父さんは川魚を

取って来て、御馳走(ごちそう)をしようかのうと川魚をやいて白飯をたいて御馳走をして

くれました。食べる物のない時です。世の中にはこんな親切な人もおるかと思うと涙が

流れました。食事の後で、お母さんは神前に座るとおつとめを始めました。若宮八幡

じゃあと申しました。

<P13> 若宮八幡しばし待て。わしは田野八幡じゃあ。巳の年は三十一歳の女に

言うて聞かす事がある。お前はここへ来るまでに枝ぶりのええ木があったら首を吊って

崖ぶちがあったら飛び込んで死のうと、たどりにたどってここまで来たのう。神もあわ

れに思うぞ。わしはここの娘の手を借りてここへ呼びよせたぞ。

※お日さん(須藤花井)は大正6年4月28日生まれの干支が巳(み)年です。

<P14> 今お前を泣かしておる者は泣く時が来る。命を粗末にするではないぞ

神は見る目見通しじゃあ。花咲く春も来んでもない。今お前が心で思う事はかなう

時が来る。十年先を楽しみにと申して下さいました。田野に帰り八幡様にお礼に

上がりますと網元が橋の下を通っています。使って下さいと頼むと、今からでも来いと

<P15> 漁師の手伝いに行くことになりました。子供も一人歩きが出来る様になり

遊びに来る様になり、浜辺に連れて行って菓子を買ってやれて遠見が出来る様

になりました。山小屋で炭焼の手伝いをしておる時の事です。湧水がわいておる

そばに割木が三本立てかけてあります。黒い栗粒の様な物がくっついておるのを

見て、これは何だろうと独り言をいいますと、これは椎茸じゃあ。

<P16> わしが育てる物の中でこの椎茸ほど育てにくい物はないぞ。毎日水を

かけてやれ。だんだんと大きくなるぞと申されました。わしが話したぞと申されます。

三十二歳でした。子供も小学校に入学する様になり将来の事も考えて、弘法大

師に伺いを立てるお大師さんのみどりさんに伺いを立てて貰いました。高知に

行け、お前の一生の礎(いしずえ)が出来る

<P17> と申して下さいました。高知市の『得月楼(とくげつろう)』でお手伝いとして

使って貰いました。井上の叔父さんに伺いを立て貰い、(高知市)宝永町で小店

をする事になりました。汽車ポッポの様な家で、田野の八幡様が申して下さった

通り、十年たって親子が同じ屋根の下で暮らすことが出来ました。貴女の先祖は

御簾(みす)の影で暮らしておるのうと言われました。

※ 「貴方の先祖は~」については、37ページを参照してください。

<P18> となりに天理教港高分教会がありました。高知市台山竹林寺三十一番

文殊菩薩。前に立ちますと竹林寺の屋根の上からさあ行にかかれと申されます。

今日はお前に天の口をさずけるぞ。しっかりと、受け取れよ。足を一歩開いて両手

を伸ばせよ。大音声(だいおんじょう)で申します。屋根の上から「一口」という大きな

金の文字が

<P19> さあっと下って来て「一」は頭の上に、「口」は口の中にすっと入りました。

それからは誰とでも話が出来る様になりました。三十四番種間寺薬師如来。

わしは中国に渡る前にひらがなの字を作った。昔は中国を唐と言うたのう。

唐の婦人に麦を三粒貰い受け、足の裏を三寸断って種間寺で足から麦を取り出

した時はぷっと芽が出ておった。

※ 「わし」とはお月さんのことで、61ページにあるように、お月さんは弘法大師

としてこの世に現れてひらがなの字を作ったと言われています。 

<P20> 三粒の麦をふやして四国八十八所の麓(ふもと)に配って歩いた。

五粒の麦を捨てた者もある。三粒の麦を育て山から山を開墾して豪農になった

者もあると申されました。三十五番清滝寺薬師如来。薬師如来の前に立ちますと

さあ行にかかれと申され薬の袋を貰えよと申されました。私だけ頂くのは気兼なと

申しますと

<P21> 遠慮するでないぞ。両手を出せと申され、薬の袋を頂きました。それから

薬の事を教えて頂ける様になりました。三十六番青龍寺波切不動明王。さあ行に

かかれと申され風波を鎮める力を授けるぞと申して下さいました。高知城に行けと

申されて高知城に上がりました。

<P22> 今日はお前に大事な客を待たしてあると申され、家路につきますと衣を

着た行者さんがうどんを食べて下さっておりました。毎度ありがとうございますと

お礼を申しますと、ぼんのお母さんですね。ここの前を通りますとぼんが前かけを

かけておるのを見て、ここの家に入りたくなりました。お母さんに逢いたいなあと

思っておりました。奥さん、貴女はなかなか行が出来ておられますなあ。

<P23> 私は祝詞(のりと)もお経も出来ません。

私の知っておる人が弘法大師に伺いを立て仏の供養をされております、その人

ではありませんよ。貴女の事ですと言われました。奥の三畳に案内をせよと申され

ました。少しおつとめをとした後でエイと九字を切ました。先がじっとしびれます。

ふっと息を吹くと直りました。

<P24> またしびれ出しました。ふっふっと息をかけますと直りましたが、今度は

眠くなりました。江川さん、あなたは必殺も気合も睡眠術もかけなさるんですねと

言いますと、すみませんと頭を下げられました。加持祈祷(かじきとう)免許之証を

取って下さいと言われましたのでお願いをしました。岡山の五流尊瀧院に貴女

の免許証を取りに行くために

<P25> 高知の駅で易を立て旅費を作りました。貴女がエイとくじを切った時

手の先からこうこうと光が出ました、貴女は神人ですね。実は私は医者でした。

肺病では医者はできません。中国に渡り、インドに渡り、日本中回りましたが

貴女の様な人には初めてお目にかかりました。加持祈祷免許之証を取らねば

悔を千歳に残しますと江川様から手紙を頂きました。

<P26> 岡山に行け、岡山に行く前に(香川県)善通寺に行け、と申され

善通寺に行きますと門の戸が閉まっております。お大師さん、善通寺に来いと

申されました。大門の戸を開けて下さいと言いますと、そこへ座われと申されました。

お前は前は神、後は仏八百万の罪をくだく、石鎚に鎚をもろうたであろうがのう。

その槌で八百万の罪をくだいて来い。

<P27> そしたらここの大門の戸を開けてやる。わしに供えてくれ様と思って持

って来たおはぎをお前の手の上にのせて見よ。手の上にのせますと、お前は

今日からおこもや。おこもって何と聞き返しますと、おこもと言うたらおこもじゃあ

と大声でどなられました。岡山に行けと申されました。岡山県倉敷市林、修験道

総本山

※ おこもとは「こも」は「薦(こも)被(かぶ)り」の略。乞食( こじき)、ものもらい。

<P28> 五流尊瀧院十二社の前に立ちますと、上に上がって来いと申されます。

おつとめをしますと、こっちに来いと申されます。杖を右手に持ち、巻物を左手

に持った役(えん)の行者(ぎょうじゃ)の石像が立っておられます。前の右手を

わしの手に持って来い。さあ巻物を渡すぞ、しっかりとうけ取れよ。

<P29> この巻物には地球の事、宇宙の事を説いてある。この地球は一番先に

富士が噴火をして四国が出来、瀬戸内海に島が二つ、本州は(中国大陸と)陸続

きであった。下に行け、下でお前を待っておるぞと申されて下に行きますと

天照皇(てんしょこう)、天照皇、天照皇。さあここへ来い。長い年月歳月を

<P30> 今日ここへ来る日を待ちに待ったぞ。さあここへ来いと、十二社の方から

申されます。今お前は上で巻物をもろうたであろうがのう、この巻物には正月三方

(さんぽう)の事を説いてある。一番上の譲(ゆず)り葉が星、橙(だいだい)がお日さん

下の餅が月と地球をなぞらへたもの。紙を二枚しいてその上に米を八合か九合か

一枚紙を使うものではない。米は一升盛ってはならん。

<P31> 三方の米をこぼしてはならん。お前の母親がきつく申したであろうがのう。

富士の白雪八合目九合目、女一の道具。この地球は一番先に富士が噴火をして

四国が出来て、瀬戸内海に島が二つ、本州は(中国)大陸と陸続きであった。

紙を二枚しいて、一枚は夫婦がいとなみの時使うもの。杵(きね)が男の道具、臼(うす)

が女の道具。夫婦が餅をついたら、こをつける。もう一枚に橙をのせて見よ。

※ 女一の道具は女性の性器。また、男一の道具は男性の性器のこと。

<P32> 日本の国旗になるであろうがのう。橙を半分に割って見よ。天皇陛下の

菊の紋。紙も紙、髪も髪、上も上、神も神。高知に帰れ、後の話の続きを聞かそうぞ

と申されました。夜半になりますと身体が重苦しくなって来て、神武(天皇)でござい

ます、神功皇后(じんぐうこうごう)、武内宿称(たけのうちのすくね)、日本武尊(やまとたけるのみこと)

代々の天皇が名乗りを上げられます。聖徳太子、役行者、弘法大師、法然上人

※神武天皇は伝説上の人物と言われていますが、ここでは、はっきりとお日様

(須藤花井)に名乗りを上げていますので、実在の人物と思われます。

また、同様に神功皇后、武内宿称日本武尊なども実在の人物と思われます。

<P33> 日蓮上人、織田信長、豊臣秀吉、水戸光圀、宮本武蔵、加藤清正

真田幸村、荒木又右衛門、楠木正成、正行、千葉周作、新井白石、加茂真淵

本居宜長、井伊直弼、木戸孝允、江藤新平、後藤象二郎、高杉晋作、伊藤博文

吉田松陰、武市半平太、平手幹、坂本龍馬、中岡慎太郎、清岡道之助、西郷隆盛

谷干城(たにたてき)、山岡鉄舟、板垣退助、勝海舟、東郷平八郎、乃木大将、広瀬中佐

杉野兵曹長、山県有朋

<P34> 間宮林蔵、岩倉具視、出口直、王仁三郎、釈迦、孟子、孔子、達磨大師

諸葛孔明、モーゼ、キリスト、ニュートン、ナポレオン、ソクラテス、ムッソリーニ

リンカーン、ワシントン、レイヌ、イギリスの国王、フランスやドイツやロシヤの皇帝

ローマ法王等、数え切れない方々が名乗りを上げられました。

昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)、明治天皇、伊勢皇大神宮

<P35> 凛凛(りんりん)と声が下がって来ました。その後で大和の天理の中山みき

でございます、みきの婆でございます。私もどうぞと申されました。夜半の事です。

天照皇(てんしょこう)、天照皇、天照皇、目をさまして見よ。わしじゃあよ。わしの呼ぶ

声が聞こえんかのう。繰り返し、繰り返し呼ぶその声に目がさめました。

<P36> わしはお月さん、お前は日さまでわしの家内で、この地球の子供はわし

とお前の子供。お前を日さまとして、空に置いては地球の子供の助けが出来ん

ので、須藤利枝の腹を借りて慈悲のある、須藤紫郎の長女としてこの世に、人に

生まれさした。お前が人として生まれて来た役目を果たしや。お前の名、須藤花井

またの名は八幡大菩薩、大日如来、阿弥陀如来、またの名は天照皇

<P37> あまてらすおおみ神ぞ。巳の年は普見菩薩。卯の年は文殊菩薩。

十一面観音観音力。歴史の本には誤りはあるなれど、お前の先祖は桓武天皇ぞ。

桓武天皇の先祖は誰であろうのう、あまてらすおおみ神であろうがのう。神代この

方以来、血の一点の濁りもない曇りもない

※ お日(須藤花井)さんは、桓武天皇は日本史では50代天皇となっているが

  正しくは51代天皇と言われていました。

<P38>  神一筋じゃあ。もう一軒あったが、残念な事には近頃になって養子が入っ

たと、中山家の事を申されました。今はこうして世界中仲良く暮らしておるが、今に

アメリカとソ連につく小さい国同志が欲と宗教の喧嘩をやって、その喧嘩をアメリカ

もソ連も手伝って、自国の武器の性能をためす。ソ連と中国が大きな戦争をやって

日本にも何カ国も攻め込んで来て、駅という駅

※ 天理教祖中山みきの後を継いだのが、みきの三女(はる)の三男で梶本家

  から養子に来た中山(梶本)眞之亮(初代真柱)であった。

<P39> 街という街、工場という工場、基地はもちろんの事、天から火の雨が降って

下る。降下もしてくる。戦車でごうごうと上陸もして来る。ミサイル、殺人光線

核化学兵器と、小さい国々までも参加をして火の戦争をやる。火の玉の打ち合い

をやると地球は火達磨になって三分の一までやける。地球は高度の熱となって地熱

が高くなって地割れがする。

<P40> 草木が枯れて水脈が切れて井戸水が出ん様になる。あっちもこっちも

地割れがして河川海岸の堤防が切れて崩れる。温泉が吹き出し硫黄が吹き出す。

硫黄が吹くとどうしようもない。助けようがない。山が崩れて山潮がふく。

<P41> 火の戦争で地球は高度の熱となって、日本内地で四十六度、佐渡で

四十三度、北海道で四十二度の高度の熱となると、海が鳴る。地が鳴る。

黒雲はひくくたれていなびかりがして十一時間三分、一大音響と共にただごうごう

と鳴り響く。火の戦争で地球は鍋の底の様に、海底の五ヶ所に大穴が開いて

海は三十六、陸は九十六、一辺に(火山が)噴火をして、南極北極の氷が溶けて

氷の玉が空に昇り

<P42> 二日二夜ただごうごうと音を立てて雨が降る。大地震と二日二夜の集中

豪雨で、すべてのダムは壊れる。上流下流全滅。強い風が吹くので身体が飛ぶ。

山が崩れて生き埋めになる。怪我が多い。今までに集中豪雨で山が崩れた所は

ここにおっては命を捨てるぞと、前もって知らせを出してある。今度は命を捨てる

事になる。

<P43> 避難をする事、この事は世界中どこの国でも知らせを出してある。品物を

もって逃げると命を捨てる。生きてさえおればまたなんとかなる。金を取りに行って

命を捨てん事。戦後は今の金は通用せん。溶けた氷の玉がものすごい勢いで空

に昇り、北極に近い国々は大きな氷の玉が飛んで来る。大地震で溶けた氷の玉が

大津波となって

<P44> 北極に近い陸地は海中に消えて行く。大地震で溶けた氷が大津波と

なって、ものすごい勢いで、太平洋と大西洋のど真ん中に津波がぶち込んで来る。

大地震で南極北極の溶けた氷が、大津波が、ごうごうと音を立てて海岸にぶち込

んでおしよせて来る。津波が小山を乗り越す。河川をつたって津波がごうごうと山

へ登る。どうどうと音を立てて山が崩れる。伊勢湾と紀州の沖で津波がかち合う。

<P45> 日本も大半海になる。戦争で火葬になる。地震で土葬になる。津波で

水葬になる、水には風がともなう。火、水、風。火葬になる。土葬になる。水葬に

なる。水には風がともなう。火、水、風。海底の五ヶ所に大穴が開いて、物みな全

てのごみは五ヶ所の大穴に集まる。

<P46> 未来永劫地上に返らん事になる。日本も大半海の中に沈む。地球は

元の泥海の世界にもどる。火、水、風。大地震と大津波で陸地がどうどうと大きな

音を立て、山が崩れる。海中に沈む。北極に近い国々は、大半陸地が消える。

溶けた氷の玉がものすごい勢いで空に昇り、北極に近い国々の人達は、大きな

氷の玉に打たれて

<P47> 沢山の人が死んで行く。ソ連の今の陸地半分残る。カナダの陸地三分

の一残る。北極の氷が溶けると、波の高さ十一メーター三十五センチ、六キロ続く。

南極の氷が溶けると、八メーター一六センチ、四キロ続く。大地震と二日二夜の

集中豪雨と大津波がおしよせて、どうどうと陸地が消える。

<P48> 今のインドの陸地三分の一残る。中国の陸地半分になる。戦争は火の

玉のぶちあいで、高度の熱で一大音響と共に南極北極の氷が割れる。その反動

で地球の位置が変わる。わしはこのさい地球の作り直しをする。この断りを言うておく。

承知をしてもらう。この世初めかけたも同じ事。地球上のいずれの国々も

<P49> 地震と噴火とで、一列ろく地に踏み均す。大砂高山取り払い、南極北極

の氷を溶いて、あしきをはろうて地球を洗い流して、一列にすまさん事には地球は

使えん。地球は助からん。それも急ぐ。火、水、風。日本の内地で朝の六時五分

大地震がして、正午の零時五分から午後の二時十五分まで大地震が続く。

※ ろく(ろっく)地とは、奈良地方の方言で「平らな地」という意味ですが、この場合

は神様が世界中を地震と噴火によって、平らに均すという意味です。

<P50> 今傾いている地球は大地震と共に位置が変わり、夕方八時十五分

南極が上になり北極が下になる。地球は真直になる。戦争の汚染の雲と噴火の

雲が空に昇り、夜の十時頃から暗くなり丸五日間、星も月も日も見る事はない。

零下四十度の日が続く。七日目の朝の八時頃、明るくなりだす。太平洋、大西洋

インド洋の五大の海の

※ これをポールシフト(南極と北極が入れ替わる)と呼んでいます。

<P51> 小島はほとんど海中に没する。国は二十一国、地球の陸地三分の一

世界の人口三分の一残る。戦争で火葬になる。地震で土葬になる。南極北極の

氷が溶けると水葬になる。水には風がともなう。火、水、風。地球の大掃除となる。

<P52> みでさびて、とおしにかけて、はかりに量って、ますでくみわける。

わしもしっかり種をまこうと、良い種と悪い種の選別をする。承知をしてもらう。

断りを言うておく。火、水、風。天照皇(てんしょこう)、天照皇、目をさまして見よ。

三十何年も前の事です。

<P53> ソ連につく国とアメリカにつく小さい国同士が宗教と欲の喧嘩をやって

その喧嘩をアメリカもソ連も手伝って自国の武器の性能を試す。ソ連と中国が大き

な戦争をやって、日本も何カ国もが攻め込んで来る。小さい国々までも参加をして

火の戦争をやる。地球は高度の熱で、南極北極の氷が溶けて、海が三十六、陸が

九十六、一辺に噴火をして南極が上になる。火水風の大掃除となると申します。

<P54> 聞きとうはない。言うな。人を助けるのが神ではないか。火水風の大掃除

をして事が足るか。大声で泣きながら怒鳴り返しました。お前が気狂いになった

と近所の者も(息子の)鉄之助の友達も話をしておるぞ。鉄之助がわいそうでは

ないか。心の中で話をしてくれと、お月様は申します。母にこの話をしますと世界

中戦争をやって地球の陸地三分の一、世界の人口

<P55> 三分の一になってどうしよう、心を静めて気を確かに持ってくれと、母は

私に取りすがって泣きました。近所の人は、娘さんは気狂いですよ、病院に入れ

なさい、と言ってくれる人と、神さんが話をしておりますよ、と言ってくれる人といろ

いろでした。私の弟も主人の弟も本家の土佐病院に入れる相談をしますと、子供

(鉄之助)が、母ちゃんは神さんが話をしておるよ、

<P56> 病院には入れんといてと言ってくれましたので、病院には行きませんで

した。本当にこんな時が来たらどうしょうと思うようになりました。私だけに話をしな

いで話の出来る人には話をしてお助けを取って下さい。親も弟妹も近所の人達も

気狂いと思っておるから映画を作って下さいと、毎夜の様に宝永町の庭に立って

お願い申し上げて来ました。

<P57> お前がわしに頼んだ映画が出来たぞ、見に行けと申されました。映画は

十戒の映画でした。この映画と同じ様などうしようもない世界が来るぞ。善は助かる。

悪はほろぶ。わしの子供はもう長い事はないと思うと酷いと思う。何でも調えてある。

食いたい放題、飲みたい放題、したい放題の事をするが良い。

<P58> 足らねば人の物でも取れ。生きておろうと思えば真道まっすぐ通るが良い。

旧約聖書の中にはお前が世に出て話すことを書かしてある。これからもこの映画に

似たような映画を作ってやるぞと申されました。大和の天理に中山みきというお婆

があってのう。そのお婆にはひらがなの字で本を書かしてある。お前に話しておるも

※ 黙示録 啓示12章1節に「また、大いなるしるしが天に現れた。ひとりの女が太陽

を着て、足の下に月を踏み、その頭に十二の星の冠をかぶっていた。」とあります。

<P59> みきに話してあるも、同じことを話をさしてあると申されますが、どんな本

でしょうかと、すぐ隣の天理教港高分教会の会長の樫尾さんに尋ねますと天理から

みかぐらの本を買って来てくれました。この十二下りのみかぐらは、みきがお前への

遺言で、この十二下りのみかぐらを説いた者がまだ一人もない。お前が初めてじゃあ。

<P60> 「かみがでてなにかいさいをとくならバ せかい一れついさむなり 一れつ

にはやくたすけをいそぐから せかいの心もいさめかけ」とお前が世に出て話をする

事をみきに言わしてある。大和に入れ。みきが待っておる。わしは今から三千年の

その昔、モーゼを下げ、インドの釈迦を下げ

※ 神(お日様)が(この世に)出て(現れて)、何か委細(大掃除のこと)を説くならば

世界一列勇むなり、一列に早く救けを急ぐから、世界の心も勇めかけ」(私の解釈です)   

<P61> キリストを下げ、聖徳大師には、この日本の国は大和の国で、一人の

人が和を作る事を説かし、わしは弘法大師として世に出て、ひらがなの字を作り

今日この事あるをもって、その間にはいろいろの人を下げて、日蓮には風を吹かす

力を授けて、この日本の国土を守らし

※ お月さん(弘法大師)は「ひらがなの字」を作ったのは、自分であるとはっきりと

言われていますが、日本では諸説あって確定していません。

また、お月さん(弘法大師)が「ひらがなの字」を作ったのは、中山みき(天理教祖)

に「おふでさき」を書かせ、お日様(須藤花井)にこの「月よりの神言」を書かせるた

めだったと思われます。

<P62> 日蓮までは仏として仏の因縁、因果を説かし、みきは神として表に出して

ひらがなの字で本を書かせ(注1)、お前に話しておるも、みきにに話してあるも

おんなじ事を話をさしてある。人がどうして生まれたかの話はみきにさしてある。(注2)

お前にこの話をしておる間がない。

(注1) 親神の教えを、和歌形式で書いたもので「おふでさき」と言う本ですが、教祖

が筆を持つと勝手に手が動いて、昼夜の区別なく書かされたと言われています。

(注2) 「元の理」という人間創造のお話ですが、教祖中山みきが書いたものはなく

教祖のお話を聞いて多くの弟子が書いたものが現存しています。

<P63> 分からん事は人にも聞いてみてくれ、尋ねてみてくれ。お前は助け一条

に立て。仏教では、キリスト教では、この世界は救われんぞ。天理教でなかったら

この世界は救われん時が来たぞ。大和に入れ。みきが待っておる。大和に入れ。

何もかも水のように溶けていく。分かっていく。鉄之助もここまで成人出来たら牛

にも馬にも踏まれんぞ。

※ 日本(世界)中を廻り大掃除のときの避難場所を探すことを意味しています。

<P64> みきはお前が大和に入る日を一日千秋の思いで待ちかねておるぞ。

「かみがでてなにかいさいをとくならバ せかい一れついさむなり 一れつに

はやくたすけをいそぐから せかいの心もいさめかけ」とお前が世に出て話をする

事をみきに言わしてある。旧約聖書の中にも、お前が世に出て話す事を書かして

ある。先が来たらわしの話す事をひらがなの字で書かして、世界の子供達に言うて

聞かす時が来るぞ。

<P65> 妹に子供を頼めと申され、高校一年の子供を頼んで、天理教の船場

大教会の港高分教会の会長の樫尾さんのお世話になり、昭和三十五年五月

十八日天理に参り、船場の詰所(宿泊施設)でお世話になりました。主任の赤木

さんは、昔の人は六ヶ月の別科を出られて、十柱の神々の十全の守護を説かれ

たので良いお助けが出来ましたが、今は十全の守護を説かれなくなりました。

<P66> 赤木の言う通りぞ。甘露台を据えたわけが、十柱の神々、天理天体

の働きが分かると天理教の者はどんな助けも出来るぞ。これが一番大事な事じゃ

のうと申されました。『更科』(天理市内の食堂)でお手伝いとして使って貰いました。

みきにはひらがなの字で本を書かしてあると申しますがと尋ねますと、「それは

『おふでさき』や。時報社に行って買って来や」と言ってくれました。『おふでさき』

を一通り読みましたが

<P67> 世界戦争で火水風の大掃除となって地球の陸地三分の一、世界の人口

三分の一になると『おふでさき』には書いてありません。お月様はこの『おふでさき』

は、まだ三分の一あるぞと申されました。時報社に行って神さんが『おふでさき』は

まだあるといわれますがと言いますと、「そんなものはありませんよ」と断られました

が、後日文部省に没収されたと聞きました。

<P68> 『更科』でお手伝いをしておる時、鉄之助に天理大学の宗教学科に来る

ようにと手紙を出しますと「僕はまだ若いから今から宗教人になりません」と手紙が

来ました。親でも子でもない、親子の縁を切る、とポストにハガキを入れますと

お前が親子の縁を切っても鉄之助は天理に来んならん因縁がある。みきが鉄之助

を天理に呼ぶぞと申されました。

<P69> 子供の頃の事です。お月様が話した事を何にもかも覚えておるとは

思いませんが、証人になるため天理に呼んで下さったと思います。子供にも

聞いてみて下さい。またそばの人達にも尋ねてみて下さい。お月様の話される

通り火水風の大掃除をされたら大変です。世界の皆様

<P70> 戦争をしないで仲良く暮らして下さい。お願い申しあげます。(天理市)

三島(町)に住めと申され、これからの生活の事はと心配をしますと、お前が食って

いける様にみきが運ぼうぞ。足らねばわしも運んでやるぞと申して下さいました。

天理教教会本部がすぐ近くにあります。夜半の十二時頃から二時頃まで甘露台の

<P71> 天井のあいた所から、八百万の神々が降下をして甘露台に集合をされ

て話し合いをされる時があると申されます。また出直った人々、教服を着た人や

色々の人が広場に、甘露台に集合されます。正面の賽銭箱の近くには

丁髷(ちょんまげ)の袴をはいた人が座ってお助けをされております。本席

(飯降 伊蔵)だと申されます。教組殿に行きますと赤着を着た白髪の

※ 出直ったとは天理教用語で「亡くなった」という意味です。

<P72> お婆さんが座っておられます。この方が中山みき様だと申されます。

天理教の方に『おふでさき』を説く方はおられません。三島のアパートの人達は私を

見ると「おんどれ、どん気狂い、畑に行ってくたばって死んで来い。おんどれの客が

廊下に土をこぼつやろうが。便所もどろどろにしやがって。便所の掃除も廊下の

掃除も毎日しやがれ」と

<P73> 大声でどなります。アパートの人が出て行った後、便所の掃除をしておけ

と申します。外から帰って来ると、行って見て来いと申します。便所を汚してあります。

人差指で丸を書いてくるくるぱあやと笑われ誹(そし)られて来ました。隣の叔父さん

が「貴女に来た手紙をわしの窓の下に捨ててある」と教えてくれました。

<P74> この様な事はたびたびでした。外に出て行こうとしますと両手で入り口の

戸を押さえてこうやって通せん待ちをしてやると、入り口の戸をおさえます。裏口

から出て行きますと裏口に鍵を掛けてあります。「これでも人間か」と言いますと

「恐い」と言いました。お月さんはアパートの者と喧嘩をしてはならんぞ。黙っても

日は暮らせる。

<P75> お前はまだ行が足らんかのう。行が足らねばなんぼでも漬物の石を

のせてやるぞ。「人の心と言うものは ちょっとにわからんものなるぞ」とこの

アパートの行が出来ん事にはみきの書いた『おふでさき』も分かるまい。修養科

も出て、天の理の話を立派に説いてくれても、先祖がどれだけの徳を積んでくれ

てあっても、一粒萬倍(いちりゅうまんばい)の礼はとっくの昔に返してある。

「わがみうらみであるほどに」と

<P76> なんぼ天理教の者でも十点を満点として、人間心半分に足らん者は

四捨五入をする。火、水、風の大掃除にかける。この断りを言うておく。助けるに

助けられん者の魂は神が抱きかかえて早く人に生まれ直す。生まれ変り出かわり

して、陽気暮らしの

<P77> 世界を楽しんで貰うぞと申されます。三島のアパートに三十年前に

間借りした時の事です。はきだめに鶴が舞い降りて来たような婦人が見えました。

「お月さんに、子供をおいて天理に入れと言われて天理に来ました」と、今まで

お月さんが話されて来た事を二時間近く聞いて貰いました。「神さんは高知から

出て来る、と小さい小娘の時から言うて聞かされて来ましたが

<P78> やっぱり間違いはなかったですね。」と言われて帰られました。この方の

一言がどれだけ心の支えになりました事か。この方は高知大教会の島村ヒサノ様

でした。わしは神代の昔から、今日この日の来る事が分かっておった。火の戦争

をする事が分かっておった。

<P79> それで南極北極に氷を貯えておいてある。わしは三千年のその昔から

モーゼを釈迦をキリストを下げ、今日この日の来る事を、話の出来る者を下げ

言うて聞かし、説いて聞かして来た。何時までたっても宗教の喧嘩を続ける。

人種の喧嘩と欲の取りあいをやって戦争を繰り返す。情けない。見るに見られん。

<P80> 自分の国を守るための人殺しの道具は地球だけならまだしも、空までも

せっせと運んで火の戦争の仕度をしておる。今度、火の戦争をやって貰うと地球は

元の泥海の世界にもどる。地球は使えん事になる。なんぼ言うて聞かしても分から

ん聞き分けのない阿呆の子供はいらんぞ。わしはお月さん。この日の来る事を

いざなみの命、中山みきを表に出して

<P81> 人間を宿し込んだ元の話(元の理)を、今度の火の戦争の時、火水風

の大掃除をするぞと子供でも読めるようにと、ひらがなの字で五十年もの長い間

九度九度と口説いてあるが、分かってはもらえんかのう。この地球で火の戦争を

やって見よ。南極北極の氷が溶けて地球の位置が変わるぞ。

※ 67ページにあるように、お月さんは、中山みきに書かせた「おふでさき」が

文部省に没収され、未だに公表されていないものが、あと三分の一(約600首)

あり、その中に大掃除の話が書いてあると言われています。

<P82> これを承知か。わしはお月さん。この地球でお月さんのわしを、お日さん

を知らん者は一人もない。わしはわしの家内のお日さんを人として地球に下げて

お前達、子供に言うて聞かしておる。地球の子供達が火の戦争をして地球が

使えん事になるぞと、三十何年もの間、話をして来た。子供におもちゃを持たせ

てみよ。

※ お月さんは81ページにあるように、中山みき(天理教祖)に50年もの長い間

大掃除の話をし、さらにお日さん(須藤花井)にも30年もの間同じ話をしてきたと

言われています。


<P83> そのおもちゃを持って遊ぶ。わしとお前の子供は人殺しの道具を

今は世界中がせっせと作っておるが必ず使うぞ。なんぼソ連とアメリカに戦争を

するなと止めても、言うて聞かしても、言う事を聞かんと火の戦争をやる。

火の戦争をやって貰うと地球は高度の熱となって、海は三十六、陸は九十六

一辺に噴火をして

<P84> 一大音響と共に南極北極の氷が割れる。その反動で極が動き

南極北極の位置が変る。南極が上になり、北極が下になる。火には水と

わしもこのさい南極と北極の氷を溶いてこの地球を洗い流して、いる物といら

ん物の大掃除をせん事には地球は使えんぞ。わしは三十何年もの間

家内に話して 

<P85> 来たが、家内が納得をせん。わしもお前の納得がいかん事は出来ん。

お前も納得の行く時節が来る。その時が来たらこの地球を大掃除にかけるぞと

言うて聞かしておる。この度のこの仕事は、わしが地球初まっての、宇宙初まって

の大きな仕事で、わしは今日この日の来る事が分かっておった。それで南極北極

に氷を貯えておいてある。

<P86> 氷を溶いて地球の「あしきをはろうてたすけたまへ てんりわうのみこと」

 「あしきをはらうて たすけせきこむ 一れつすましてかんろうだい」国は二十一

国残る。氷を溶いて地球を洗い流して、冷さん事には地球は使えん。火の戦争を

するとなると地球は火達磨になる。三分の一までも焼ける。アメリカとソ連につく

小さい国同士が宗教の

<P87> 喧嘩をやって、その喧嘩を利用してアメリカもソ連も武器の援助をしては

自国の武器の性能を試しておる。人殺しの道具も今は地球をも、宇宙をも破壊す

るまでになって来た。今まではどんな事をしても見許して来たが、今度はわしは許す

事は出来ん。許さんぞ。わしの話す事をよく聞いて貰う。

<P88> お前達、空へ昇りたかったら、手伝うてもやる。しかし地球の物質を他の

星に運んだり他の星から地球に運んで来たり、こっちの星からあっちの星に運ん

で貰うと地球が使えん事になる。宇宙の法則に狂いが出来て来る。お前達が空へ

来て好き勝手な事をして貰うとわしも考えねばならん。神代の昔から火の戦争を

する事が分かっておった。

<P89> この日のために南極北極に氷を貯えておいてある。火には水と、この

地球は今までに百二十六回、天変地変があって来た。今度で百二十七回目に

なる。わしはこの地球の作り直しをする。わしの今度の仕事はこの地球初まっての

宇宙初まっての大仕事じゃあ。火の玉のぶちあいをやって貰うと

<P90> 大噴火で鍋の底の様に沢山の大穴があくと、地球は古びて使えん事

になる。お月様は中山みきの『みかぐら おふでさき』を説き聞かす。「かみがでて

なにかいさいをとくならバ せかい一れついさむなり 一れつにはやくたすけをいそ

ぐから せかいの心もいさめかけ」とお前が世に出て話す事をみきに言わしてある。

<P91> 大和に入れ。みきが待っておる。わしはお月さん。お日さんのわしの家内

を地球に下げてこの断りを言うておく。今までは地球を自由勝手に使わして来たが

この地球はわしのもの。お前達に勝手をさせん様、一度取り返す。ここからここまで

わしの国、わしの海と、欲と宗教と人種の喧嘩を何時までも続ける。

<P92> 欲の取り合いをやる。土地はたとえ一坪の土地でも、地震をさせ雨を降

らせて風を吹かせて、でんぐり返して、叩きつぶして、一列ろく地に踏み均す。

どこどこまでも手を入れる。天界も霊界も今界も大掃除をする。承知をして貰う。

断っておきますが、私は天理教の教人ではありません。修養科も行っておりません。

お席も運んでおりません。天理教の方に頼まれてこの話を申し上げておりません。

※ この宇宙には、天界(神々の世界?)と霊界(死後の世界)と今界(この世)の

三界がある言われていますが、私には天界がどんな世界かよく分かりません。

<P93> 天理教の方にはこの『おふでさき』を説く方は一人もおりません。この事

を申し上げておきます。「今迄も今がこの世の初まりと 言うてあれども何んの事やら」

(『おふでさき』第七号三五)「この助け一寸の事やと思うなよ これは日本の一の

こうきや」(第一二号百一)「何も彼もせへいっぱいに断りて それからかかる月日

仕事を」(第六号九五)「これからハ世界中を一れつに 

<P94> 月日掃除をするで承知せ」(第一二号八)「高山に火と水とが見へて

ある たれが目にもこれが見えへんか」(第二号四十)「どの様な大砂高山ゆだ

んしな なん時月日とんで出るやら」(第六号九二)「このかやし大砂高山取り

はらい みな一れつは承知していよ」(第六号百十五)「この話なんと思うてきいて

いる 天火火の雨海は津波や」(第六号百十六)

<P95> 「こらほどの月日の心 心配を世界中はなんと思てる」(第六号百十七)

「月日よりとび出る所一寸話 高い所や遠い所」(第九号二十一)「月日より真実

思う高山の たたかいさいかおさめたるなら」(第十三号五十)「もう今日は何んで

も彼でもみえるでな こくげん来たら月日連れて行く」(第一六号七十五)「連れ

行くも一寸の事ではないほどに

<P96> をふく見えるがたれも知ろまい」(第十六号七十七) 「あしきをはろうて

たすけたまへてんりわうのみこと」火、水、風の大掃除であしきを払って、国は

二十一国残る。「あしきをはろうてたすけせきこむ 一れつすましてかんろだい」

勤王と佐幕戦で一回、月日治める 

<P97> 明治天皇、 中国と戦争で二回、 ソ連と戦争で三回、 手ふり三回。

大正 大きい戦争を一で止める。昭和 刀の戦争は中国と、口は天皇の言う事

を聞かずに、日の国が星の国に負ける。日は火の戦争を世界中がやる。

<P98> 火、水、風の大掃除で大砂高山一列ろく地になる、平成る。 教組殿

に参りますと釈迦、モーゼ、キリスト、八百万が甘露台に集合をしておる。昼間

は高野山で夜半は甘露台に集まって相談をしておる。世界の宗教を一つにする

事に決まった。モーゼを取るか、キリストを取るか、みきを取るかお前に決めさす

今すぐとは言わんと申されました。お使いに行って帰って来てこんな重大な事

※ 教祖殿は、天理教祖(中山みき)を祀ってある建物。

<P99> 私の様な分際が決める事ではありません。お月様、教祖様、八百万

で決めて下さいと申し上げますと、この事はわしもみきも八百万が共々に決めた

事じゃあ。わしとみきだけでは勝手は出来ん。お前に決めさす。お前の心定め

がついたならば、後は八百万が働くと申しておるぞと申されました。国々の土地が

どこまで助けられるか、動物がどこまで助けられるか、

<100> 八百万が世界に分散をして調査に出かけた。十月末日に甘露台に

集合する。この後でお前に話をするぞと申されました。わしはお月さん。釈迦

モーゼ、キリスト、弘法大師等、八百万を、人間を宿し込んだ元の甘露台に呼ん

でとくと相談の上で、戦後はこの地球上で二度と再び戦争を繰り返さん様に

するには世界の宗教を一つにする事に定めがついた。

<101> 戦後はすぐとはいわんが人種もしだいしだいに一色になる。

どの宗教を取るかについては釈迦、モーゼ、キリスト、弘法大師と

八百万がわしの家内のお日さんに決めさす事になった。家内は、私は

こんな重大な事を決める様な分際ではありませんからと、わしとみき

に決めてくれと申しておるが、八百万が相談の上で決めた事やで

<P102>わしもみきも勝手は出来んぞ。お前の心定めがついたなら

後は八百万が働くと申しておると言うて聞かして来た。やっと(私の)

心定め(決心)がついた。(天理教)高知大教会の朝のおつとめに寄せて

もらいました。モーゼを取るか、キリストを取るか、みきを取るか

世界の宗教を一つに決めると申された事を思い出しました。

「かみがでて ないかいさいをとくならバ

<P103> せかい一れついさむなり 一れつにはやく たすけを

いそぐから せかいの心もいさめかけ」とお前が世に出て話をする事

をみきに言わしてある。大和に入れ。みきが待ちかねておると三十年

前に申された事はこの事であったなあ。モーゼも、キリストも、月日

の子供。私に話すもお月様。(天理)教祖中山みきは人間を宿し込んだ

<P104> いざなみの命。月日の話された事を説いて聞かしてある。

今の天理教の組織には納得のいかん所はあってもみきを取るしかない。

モーゼにもキリストにも申し訳がないがと、流れる涙をぬぐいながら

やっと決心がつきました。人間を宿し込んだ元の話を、火水風の話を

五十年の長い間一方もならんご苦労を下さった教祖の心の中はどんな

であろう。

<P105> 高校一年の鉄之助を妹に頼んで天理に来た時の事を思い

あわせると、涙があとからあとから流れ出しました。この苦労は本当

はお前がせんならんぞ。みきはお前の代りをしてくれた。お前はわしに

あれもしてくれこれもしてくれと頼む。頼んだ事がちっとでも整わん

とわしをぼろくそに申しておるが、みきがここまで難儀苦労をして

くれた事が分かったら

<P106> わしにえらい事は言えても、みきには何にも言えまい

がのうと何時も申されて来ました。「かみがでて なにかいさいを

とくならバ」といさい承知をしてもらうぞと申されます。戦後は国々

土地所がどこまで残るか、人間を動物をどこまで助けられるか

釈迦、モーゼ、キリスト、弘法大師、八百万が甘露台に集合をして

<P107> 相談の上で、世界中分散をして調査がすんだと申さ

れました。

グリーンランド・・・消える 
北極海諸島・・・・・ほとんど消える

アラスカ・・・・・・陸地三分の一 大小湖ができる 人口わずか

カナダ・・・・・・・陸地三分の一 大小湖ができる 人口わずか

アメリカ合衆国・・・陸地半分   大小湖ができる 人口四分の一 

ロッキー・・・・・・大方くずれる     

パナマ運河あく
メキシコ湾つまって湖になる

南アメリカ・・・・・陸地三分の一  大小湖 六〇〇  人口三分の一

アンデス大方くずれる・・インカの氷河は湖になる  人口十分の一

チリ半分

ハワイ・・・・・・・陸地三分の一         人口わずか

日本海

<P108> 太平洋

インド洋

大西洋

北極海・・・・・・・     五大の海の小島はほとんど消える

南極は三倍に近い大陸となる。煮ても焼いても生でも食える果物が

沢山なる。「あしきをはらうて たすけたまへ てんりわうのみこと」

国は二十一国残る。世界の陸地三分の一、世界の人口三分の一残る。

ソビエト連邦・・陸地半分 小湖 六五五   人口一〇〇分の一

モンゴル・・・・      大小湖 一二三   人口わずか

<P109> 中国・ 陸地半分 大小湖 三六五 人口一億八〇〇〇万

韓国・・・・・・陸地四分の一 大小湖 四〇〇  人口三分の一

北朝鮮・・・・・陸地一○分の一         人口わずか

日本・・・・・・陸地三分の一          人口三分の一

ニュージーランド陸地三分の一  大小湖 六二  人口三分の一   

インド・・・・・陸地三分の一  大小湖 八○  人口十分の一 

インドネシア・・陸地三分の一  大小湖 六八  人口十分の一

オーストラリア・陸地三分一   大小湖 六八  人口十分の一

アフガニスタン・陸地半分ひっこんで湖になる   人口わずか

ウズベックトルウタン・陸地半分 大小湖 五〇〇 人口わずか
イラン・イラク・・・・陸地半分 大小湖 五○三 人口わずか

イギリス・・・・・ ・陸地三分一        人口わずか

イタリア・・・・・・・陸地ナポリまで      人口わずか

スウェーデン・・・  陸地三分一        人口わずか
ノルウェー・・・・・・・陸地三分一       人口わずか

アイスランド・・・・・・陸地三分一       人口わずか

マダガスカル島・・・・・陸地半分        人口わずか

ドイツ・フランス・・・・陸地三分一

アフリカ・・・・・・・・陸地三分二       人口わずか

<P110> エチオピア・中央アフリカ・コンゴ・・・・陸地半分

ロッキー、アンデス、アルプス、ヒマラヤ、チベット高原、いずれの

国々、大砂、高山、高原、砂漠を取り払い湖を作り植林をして魚を育

て米を作らす。米も餅米を作る事にする。餅米を常食とする。この世界

は大きなかたまりで、それから日が飛び出して、いろいろの星が

飛び出して、月が飛び出して(最後に)残ったものが

※「月よりの神言」考察の2(5)を参照して下さい。

<P111> お前達の住んでおる地球である。全ての星はこの地球

を廻すための営みを、働きをかけておる。

れんたんと同じで星がともっておる間は働きをしておるが、消えると

散っていく。この地球を、この日本を初める時には、この世界は泥海

の世界で何にもなかった。それをわしはああもし、こうもしてと精一杯に

※この星を恒星と読んでいます。

<112> 作ってみたが、この営みはこつこつとやらねば出来ん仕事

で長い年月歳月をかけて作ったが、わしが初めに考えたよりもちっと違

ったものが出来た。これでも使えん事もなかろうとこの世界の営みを

初めてみた。あっちこっちと時々修繕をして使うて来たが、長く使うて

古びて来て大きな修繕をせんならん様に

<P113> なって来た。大事になおしてあった色々な資源も今度の戦争

で使い果たされると、このままでは地球も使えん事になる。なんぼ戦争

をやるなと言うて聞かしても言う事を聞かんと戦争をやる。わしも

このさい、わしの思う通り地球の作り直しをする。この地球を回転させ

るために必要な場所に大陸を作り、高山を高原をどんな小さな岩石でも

※関西弁で「なおす」は、しまう(収納する)又は片付けること。

<P114> 地球を廻すために必要な場所においてある。水車を廻すと

風がおこる。風車と一緒で海流で地球の回転が出来ておる。地球の温度

を一定に保つためには、山にも陸地にも海底にも沢山の鉱物、金物

大小金銀塊を沢山にちりばめておいてある。太陽と星の光と熱と金の

光とが地熱と水蒸気となって

<P115> 交差をして風がおこる。それで地球の回転が出来ておる。

金塊をかたっぱしから掘り出して使うてもらうと地球の回転にも支障

が出来る。地球がだんだんと傾きだす。草木が枯れる。植物が育ちに

くい。どんどんと砂漠が広がる。海水の温度を保てんと魚も育たん。

熱帯魚は海底の温度を、噴火を

<P116> 抑えるために育ててある。お月様はわしは夜は子供達を

休ませて、満ち潮、引き潮、風を吹かす手伝いをして、水気上げ下げ

朝露夜露で草木のうるおいをして、もの皆すべての背丈を伸ばして

朝、目をあけたら新しい息がすえる様にと風を吹かせ、雨をふらせ

風で媒介をして、土に種を入れてもろうたら芽が出て、水気上げ下げ

の働きをさして草木を育て

<P117> 蟻、蜂、蝿、蝶々等、小鳥を育て、媒介をさせて

えんどうの花、梅の花、蜜柑の花と色とりどりの美しい花を咲かせ

て、目で楽しんで匂いを送り、小鳥の声を聞き、うまい実がなったら

食える様に、海には魚を育て、人と人とは話しあいが出来て、この世

を楽しく生きていける様にと、影からの働きはどれだけぞ。お月様は

こう申されて泣かれました。

※お月様が人間に陽気暮らしをさせるために、いかに日夜を問わず

影で守護され(働かれ)ているかがこれで分かります。

天理教の教えでは、これを「十全の守護」といいます。

<P118> この営みを思ってくれたら、お前達仲良く誠真実に暮ら

してくれるのが本当ではなかろうか。欲が過ぎるから何時でも戦争を

せんならん様になる。お前達の住む世界はこの地球以外にはないはず。

この事がよく分かっておりながら、ここからここまでわしの国、ここ

からここまでわしの海と、喧嘩は欲の取りあいで、金は自国で作って

<P119> その金の取りあいをやって、経済が行きづまると何時でも

戦争をやる。人生わずかしか生きてはおらんのに人殺しの道具ばかり

作って情けない、残念な。この世の改善をせん事には何時までも戦争

を続ける。欲と宗教の喧嘩を、人種の喧嘩を何時までも繰り返す事になる。

<P120> 言語も自国の言葉を使うから、言葉の行き違いで喧嘩

にも戦争にもなる。戦後は日本語を話す事になる。子供におもちゃを

持たしてみよ。そのおもちゃを持って遊ぶ。成人の出来てないわしの

子供は人殺しの道具を、今は世界中がせっせと作っておるが、必ず使

うぞ。ソ連と中国が大きな戦争をやって

<P121> 日本も駅という駅、街という街、工場という工場、基地は

もちろんの事、天から火の雨が降って来る。降下もして来る。戦車で

ごうごうと上陸もして来る。ミサイル、殺人光線、核化学兵器となんぼ

ソ連とアメリカに戦争をするなと止めても言う事をきかんと火の戦争を

やる。小さい国々までも参加をして火の戦争をやる。地球は火達磨になる。

三分の一までも焼ける。この地球も長いこと使うておると古びて来て

<P122> 修繕をせんならん様になって来た。五万年も長い間かけて

作った地球の資源も今度の火の戦争で使い果たされると地球は使えん

事になる。地球の作り直しをせん事には地球は使えん、この地球を

廻すために他の星にも働きをさしておる。一刻でも働きを休んだら

地球は廻らん事になる。お前達は遊びを仕事にして大金をかける。

※人間に陽気暮らしをさせるために創られたこの素晴らしい楽園が

地球です、この地球号を快適に維持するために神様は太陽や月は

もちろんの事、他の多くの星にも色んな働きをさせていると言われ

ています。詳しくはこちら(その1,その2)を参照下ください。


<P123> 真面目に働く者が馬鹿を見る。遊びは遊び、仕事は

仕事とこの世の世直しをせん事には非行に走る者がどんどんと増

えてどうしようもない世界が来る。今のお前達のしておる事をみて

おると子供がまま事をしておるとおんなじで成人が出来てはおらん。

欲の取りあいは日本で出来た品物を、自動車をアメリカに送り

アメリカで出来た品物を、自動車を日本に送り

<P124> やったり取ったり。似た様な品物を山の様に作って、いつ

誰が買いに来てくれるやら分からん品物を倉庫に、店先に山と積んで

人件費をかけて税金をかけて、どうしたら品物が売れるか、難儀苦労

をしてあくせくと日を暮らす。売れ残るとごみにぶち込んで焼く。

むだな時間を費やして、五万年もかけて

<125> 作った地球の資源のむだ使いをして情けない。人生わずか

しか生きてはおらんのに、資本を使って自分の好き勝手な品物ばっか

しを作っておるから、何時でも経済が行きづまって来る。つまって来る

と人殺しの道具を作って戦争をやる。わしも言う事をきかん子供はいらん。

わしもしっかり種をまこうと良い種といらん種の選別をする。断りを

言うておく。承知をしてもらう。

<P126> 戦争が始まると同時に地球上のあらゆる物は公共共同の物

とする。衣食住、山林、植林、森林、土地所、建造物、温泉、鉱物

金物、地球上のあらゆる物は、すべてわしが貰いうける事にする。

わしはお月様。誰でも何でも食べて、何でも使える様にと公共の物

とする。この事のいやな者は

<P127> 地球上に生存を許す事は出来ん。この話をしておきたい。

承知をしてもらう。どこへどんな物を貯えてあるかを言うて聞かせて

やりたいが言うにいわれん。言うて聞かせてやったら戦争の道具に

使い果たす。今はそれどころではない。彗星の星も作った。どうして

地球を助けるのか準備も出来た。

※A5判の原本では水星となっていますが、水星は現に存在しているので

ここでは、彗星としました。この彗星は地球誕生のときに重要な働きを

しています。詳しくはこちらを参照して下さい。

<P128> お前達が陽気に暮らしてくれる日が来たらどんな働き

もする。どんな事も話してやろう。寒くて使えん土地も、暑くて使

えん土地も海の中に沈めて、太平洋の真中に大西洋の真中に陸地を

作り直す。この地球はわが創ったもの。わしのもの。お前達はわし

の子供でお前達の身体もわしが貸してある。今まではどんな事をしても

見許して来たが

※考察2.(9)を参照して下さい

<P129> 今度戦争をやったら許すわけにはいかん。人間はなんぼ賢う

ても人殺しの道具を作る道具人はいらん。阿呆はどうしようもない。

中庸の人間を残す事にする。この断りを言うておく。承知をしてもらう。

お月様はこの世界(地球)の営みを初めてから四十九億三千五百万年に

近いぞ。星月日地の営みはどれだけぞ。

※考察2.(10)を参照して下さい

<P130> 人間はこの世に生れ直って来るまでには蝶畜類から八千九度

生れ変わり出かわりして、この世に人に生れ直って来ておる。人の子の

父母となり、親への、人の世の恩返しが出来てこそ、人に生れて来た

甲斐がある。米の一粒も大根の一本も作った事のない、天地の恵みも

親の恩も分からん人間が、どれだけ立派な論文を書いてくれても

※人間創造の元の話(元の理)に出てくる一節です。

<P131> わしは受け取る事は出来ん。何億年もかけて創った地球

の浪費をする。情けない。原油を、鉄を、金属を、潜水艦、戦闘機

戦車、大砲、軍艦、ミサイル、殺人光線と、人殺しの道具を作って

金儲けをして、何のための学問か。それでなくとも人間は生きて行く

ためには全ての生命を断って日々罪を重ねて

<P132> 生きておる。情けないのう。残念な。神の名を借りての

欲の取り合いは宗教と人種の喧嘩をやって何時までも続けておる。

モーゼ、釈迦、キリスト、八百万の神々が喜ぶとでも思っておるかのう。

子供の成人を望んでもこの地球もまだ未完成じゃあ。人殺しの道具を

作る製品を、労力を、生活用品、日用品に作り替えて見よ。

<P133> 豊かに暮らして行けるぞ。人殺しの道具を作る事をやめて

くれたら、わしもどんな働きもしてやるぞと申されます。朝の日の出る

前には、世界中の誰でもが起きて、朝の新鮮な息吹で長寿を保てる。

朝な夕な月日星地に、光を貰いたいと願いをこめれば手の先から光が

出て人助けも出来る。

※一般に手当て療法(ハンドヒーリング)と呼ばれています。

<P134> 拍子木  時 刻

       太鼓   月 日

       すり金  雨

      琴  海の波

       笛  息吹風

       ちゃんぽん  夫 婦

       三味線  親子孫三世

道具を使うて願いづとめをすれば地震を鎮める事も雷を止める事も

<P135>雨ごい、めばえ、虫送り、身上、事情と心通りの守護が

もらえる。「このもとはどろうみなかにうをとみと それひきだして

ふうふはじめた」(第六号三十二)「にんげんをはじめかけたハうを 

とみとこれなわしろとたねにはじめて」(第六号四十四)顔は種 

髪の毛は根 目が出て 息は息吹風

※天理教で身上とは「病気」のこと、事情とは「生活上のさまざまな悩み」のこと。

<P136> 歯が出て舌は鰈(かれい)、食道は鰻(うなぎ),胃は

鰒(ふぐ)、腸は黒蛇(くろぐつな)、男一の道具は鯱(しゃち)

女一の道具は亀、魚とみと味わい、人間の身体を創ったとお月様はこう申されます。

人間を創った元の話(元の理)が世界中に分かり

<P137> 世界の宗教も一つに定まる時が来る。わしは社の中に閉じ込もって働き

は出来ん。助けは取っておらん。わしは木の仏像でもない。石の仏像でも金の仏像

でもない。目標(めどう)としておかしてある社の影から、仏像の影から話をかけて

おる。助けを取って来た。八百万もみなこの通り。

<P138> 決して取り間違いのない様に。この際この事を話しておきたい。何か

ある場合は社を、目標を、仏像を担いで逃げる必要はない。決して海の方に逃げ

てはならん。山の方に逃げる事。この事を申しておく。神があるものはある、ないも

のはないと

<P139> その者の心通りの守護をする。働きをかける。先祖に、仏に、神に入り

込んでもらって助けを取りたいと、その者の誠真実の心使いを、日々をみすまして

先祖が、仏が、神が入り込んで働きをかける。これからは親もいらん、先祖も、仏も

神もいらん者に

<P140>働きをかけん。心通りの守護をする。この断りを言うておく。承知をして

もらう。戦後は水脈が切れるので、月日星地に四拍手四礼をして聞けば水の出る

所を教えるぞ。六メーターも掘れば良いぞと申されます。この地球は元はといえば

わしが創ったもの。わしのもの。お前達には貸してある、お前達の身体もわしが創った。

<P141> 心は自由に使うためにやってある。貸した地球も、お前達の身体も返し

てもらう日が来る。承知をしてもらう。わしは地球の子供に点をつける。十点を満点

として、人間心半分あるなら種として残す。人を殺す道具を作る道具人もいらん。

阿呆はどうしようもない。中庸の人間を残すことにする。

<P142> 自分をふり返ってみて五点に足らんなあと思う者は、今からでも遅くは

ない。点をかせぐが良い。しかし今の天理教の組織は一列の陽気暮らしの話をして

おりながら、徳川幕府と一緒で江戸家老、国家老。世界助けは出来ても、一列

ならしの陽気暮らしにはほど遠いぞ。

<P143> 天理教の者は、信者がお供を運ぶのが当たり前の様に受け取っておる。

運んでおる信者の苦労が分かっておらん。残念な。天理に入って三十年になり

ますが今の天理教の組織には納得が行きません。お月様は天理教だけではないぞ。

いずれの世界も一緒ぞ。

<P144> 上もない下もない、人を使う人も使われる人もない、自由で平等の一列

ならしの陽気暮らしの世界はお前達ではよう出来んから地球の作り直しをして、一列

の陽気暮らしの世界はわしが作ってやるぞと申します。いざなぎ、いざなみの生み

おろした、九億九万九千九百九十九人の元の子数は何辺生まれ直しても

<P145> さほど心配はないが、畜生の生まれ直しは空で見ていて見るにみられん。

人間の心使いをしてはおらん。牛馬は、畜生は殺される時、殺される事が分かって

おるから動かんと涙を流す、酷いと思う。お前を、お前の親を、お前の子供を殺して

食うたらどう思うぞ。人間が人間の肉を食うたら

<P146> 人間の種もつきる。牛馬を交尾をさしてお前達の食糧に与えて来たが

この営みはもうやめたい。牛馬は、畜生は、殺される時、人間はえいなあ、わしも

人に生まれたいと思うものはたいてい人に生まれ直してやって来た。なんぼ畜生を

人に生まれ直してやっても、畜生は畜生の心使いしかしてはおらん。

<P147> この営みはもうやめたい。お前達はこの世のあらゆるものを食い尽くし

罪の限りをつくしておるが牛馬を、畜生を食うてもらうと、油が体内にとどまって血管

がつまり神経痛等いろいろの病気の元になる。脳に油がたまると物事を考える能力

を失い、心も荒々しく強暴になって人殺しでも平気でやる。

<P148> うつ病になる者と癌になる者が後をたたん。どうしようもない。助けようも

ない。お前が屠殺(とさつ)をして食うも、わしが火水風の大掃除にかけるも、あまり

違いはないはずの事。お前にロッキーもアンデス、ヒマラヤも叩きつぶして踏み均し

てろく地(平ら)にして米を作らすぞ、と何辺も言うて聞かして来たが

<P149> ロッキーがアンデスがどこにあるやら分かりもせんのにと、お前に言わ

れるから、今日はロッキーに案内をしたぞ。この山々を、一列ろく地に叩きつぶして

踏み均す。湖を作り植林をして魚を育て米を作らすぞ。今のアメリカは三人に一人

は癌ぞと申されて、ボストンで玄米食の

<P150> 久司道夫さんにこの事を話しますと、十年前までは十人に一人、五年前

までは五人に一人、今は三人に一人癌ですよと申しました。人はこの世に生れ

直って来るまでには、蝶畜類と八千九度生れ変わり出かわりしてこの世に人として

生れ直って来るぞと申されます。人の命は短いですが

※月よりの神言の英語版「Fire,Water,Wind」は久司道夫氏が設立された米国の

ボストンにある「One Peaceful World Press」という出版社から出版されました。

<P151> お前の親を、お前を、子供を殺して食うたらどう思うぞと申されます。

人は牛馬、畜類、魚貝類、植林、森林、山林の果実、野菜とすべての命を断って

生きております。水子、自殺、他殺、戦死者、船、車、火災、地震と色々の事故

で亡くなった人々の供養を、日本中、世界中、地球初まってから、太古からの

三界万霊の供養を高野山にお願いに上がりますと、弘法大師様は

<P152> わしはみろくじゃあ。わしはみろくぼさつじゃあ。わしはこれからインド

へヒマラヤに行くぞ。何時お帰りですかと尋ねますと十日も経てば帰るぞ。さあ

行くぞと申されて杖を持って傘をかぶって飛行されました。「どのような大砂高山

ゆだんしな なんどき月日とんででるやら」(第六号九十二)

<P153> 「このかやし大砂高山をとりはらい みな一れつはしょうちしていよ」

(第六号百十五) ロッキー、アンデス、ヒマラヤ等いずれの国々、山々の大砂

高山を取り払い、火水風の大掃除で、一列ろく地に叩きつぶして踏み均す。

そこには米を、野菜を、果物を作らす。戦後は雨量が多いので麦は育たん。

魚を育て、米を、魚を常食とする。

※神言の175ページに「雨は夜間に降る。夜の八時頃から降り出して朝の八時

頃にやむ。七日目八日目に降る。」とあります。


<P154> 鯨等自ら海岸に身体を打ち上げて提供をする。この事のいやな者は

地球上に生存を許す事は出来ん。わしはお月さん。この断りを言うておく。承知

をしてもらう。「たいないゑやどしこむのも月日なり むまれだすのも月日せわどり」

助けるに助けられん魂は、月日が抱きかかえて戦後は日本で種の宿仕込(やどしこ)

みをする。

※ 「胎内へ宿しこむのも月日なり 生まれ出すのも月日世話どり」(おふでさき6号131)

<P155> 人種も一色となれば地球上で今の様な宗教の喧嘩もない、人種の喧嘩

もない。戦争をして地球を、宇宙を破壊する馬鹿もおらん。この世界は自由で平等

で一列均しの、人を使う人も使われる人もない、上もない下もない、ここからここまで

の国境もない。お前達がこの世を仲良く、陽気暮らしをしてくれる事ならば、わしら

もどんな事をもどんな働きもしてやるぞ。

<P156> 分からん事があるならば尋ねてもみてくれ。百十五歳を定命として定め

をつける。生きておろうと思えば四百歳までも生を保つ事が出来る。字もひらがな

の字が世界の字となって、世界の人々が日本語を話す時が来る。神代の昔から

火の戦争をする事が分かっておった。火には水と、南極北極に氷を貯えてある。

<P157> 南極北極の氷をといて地球を洗い流して使わん事には地球は使えん。

戦後は二日二夜、突鉄砲の様に雨が降る。原子の火傷(やけど)と熱病にかかった

人は二日二夜の雨に身体をうたすと熱がとれる。火傷の部分を水でよく洗い流して

冷やす事。死んだ人の身体には決して触れてはならん。自分も死ぬ。常日頃、油の

こい物を食しておると

※被爆者の体に触れると自分も被爆することになります。

<P158> 脱油して身体がだめになる。頭と一の道具(注1)を焼くと助からん。

女の人は必ず髪の毛を短く切ること。頭には必ず頭巾か風呂敷をかぶること。

正月三月節句五月七月七夕九月供物はこの日のために供物をさせて来た。

神一条、助け一条を取ってある。正月こゑのさずけとは星月日地。(注2)

正月三方供物は三方の上に紙を二枚しいて

(注1) 男女の性器のこと。(注2) 私にはこの意味がわかりません

<P159> 米八合か九合か、富士の白雪八合目九合目、女一の道具。(注1)

米の上に餅を二つ、月と地球をなぞらえたもの。橙(だいだい)に譲葉(ゆずりは)をさして

餅の上におくと代々譲(ゆずる)。一枚の紙の上に、橙をのせると日本の国旗になる。

橙を半分に割ると天皇陛下の菊の紋。紙も紙、髪も髪、上も上、神も神。正月三方

供物の品は原子の火傷と熱病のくすり。標縄(しめなわ)、門松、譲葉、松竹梅

南天、うら白、つるし柿、椎茸、ちしゃ、小松な、うまいな

(注1) 私にはこの意味が分かりません。分かる方教えて下さい。

<P160> まな、杓子な、高菜、白菜、せり、なずな、すずしろ、ごきょう、はこべ

ほとけのざ、くわい、タマサイ、セロリ、キャベツ、チンゲン菜、よくすりつぶして

生汁を飲む。水を入れても飲む。藁(わら)を煎じて飲むと決して死なない。火傷は

水でよく洗い流して冷やす事。火傷に一番良いのは馬鈴薯(ばれいしょ)をおろして

麦飯、白飯、赤飯、米粉、そば粉、芋粉、豆粉、かたくり、里芋、長芋、大根、蓮根

(れんこん)、人参、こぼう

<P161> 南瓜(かぼちゃ)、大豆、黒豆、空豆、山芋、飯粒は粒のままでも良い。

石で叩きつぶしても良いから紙または布につけて早くはること。他の品々も同様。

三月雛節句、女一の道具、女は口が三つ、上口下口二つ。ひし餅、白赤青

月日地。桃の花葉実、菜の花の花葉、よもぎ、いたどりの生汁。よくすりつぶして

飲む。煎じても飲む。

<P162> 五月節句、鯉のぼり、赤鯉の生血、熱病のくすり。ちまき、からたち

餅、男一の道具。柔らかくして火傷にはる。笹は塩分を含んでおるから笹を煎(せん)

じて飲む。生葉をよくしがんで出すも良い。菖蒲(しょうぶ)はよくすりつぶして風呂に

長い間はいると癩病(らいびょう)でもなおる。くちなし、種をつぶして水を入れて飲む。

七月七夕、供物はすべて熱病のくすり。

P<163> 西瓜(すいか)、胡瓜(きゅり)、大根、黍(きび)等、果物、野菜をよくつぶ

して生汁を飲む。生汁を身にすり込むも良い。朝顔、はぎ、芒(すすき)、くず

なでしこ、おみなえし、ふじばかま、ききょう、いずれも煎じて飲む。うなぎ一匹

みみず、なめくじ、かたつむり三匹、いずれといずれを煎じても良い。水はカップ

十杯。熱が取れるまで煎じて飲む。火傷の部分に小便をかけるも良い。味噌も

何辺もぬる。火傷がなおる。

<P164> 赤土をよくねって何辺もぬる。里芋は葉も茎も芋もつぶして塗る。痛み

が止まる。水仙、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)、つぶして飯、小麦粉等混ぜてはる。

焚火の灰、藁(わら)、笹を焚いた灰をうすく何辺もぬる。痛みが止まる。火傷の部分

より広く厚くはる。蕗(ふき)の葉も根も生でおろして飲む。熱が取れる。

<P165> いたどり、葉も茎も生でおろして飲む。熱が取れる。榊(さかき)とよんで

字のごく神木、この榊の生葉をすりつぶして水を入れて飲む。喉(のど)がはれて口

がきけない人は榊の生汁を飲む。口がきける。くちなしの実も水を入れて飲む。

榊、松葉、菖蒲、笹、よもぎ、からたちをすりつぶして水を入れて飲む。生汁を飲む。

煎じても良い。

<P166> 皮膚に出来物が出来た時には藁、菖蒲、笹、よもぎ、どくだみを煎じて

飲む。煎汁(せんじゅう)を入れて風呂に入ると良い。菖蒲を五本、よくすりつぶして

長い間風呂に入ると癩病でもなおる。青梅はおろして塩を入れて食う。塩分の

不足の時には笹を煎じて飲むと良い。生葉をしがんでかすを出すも良い。

笹は塩を含んおる。

<P167> 黍(きび)は毛も皮も茎も芯もすべて煎じて飲む。蕗(ふき)、いたどり、茎も

葉も生汁を飲む。煎じても飲む。おだまき、浜なすの生汁を飲む。赤土をよくねって

塗る。味噌も塗る。痛みが止まる。火傷がなおる。戦時には女子供の髪の毛を短く

切る事。頭を、髪の毛を焼くと命がなくなる。戦争になると灯が消える。

お月さんのわしに手を合してくれる。

<P168> お日さんに手を合してくれる。食う物の不自由をする時が来る。

常日頃三べん三べん食事は必ず取っておく事。特に子供には食事を取らしておく事。

水を粗末にした者は水に不自由をする。食う物を粗末にした者は食う物に不自由を

する。食う物もない。一敵の水もない。着る物もない。お前達が前生に作った罪

今生に作った罪のさばきを受ける日が来る。

<P169> 天のさばきの庭に立つ。自国のためのスパイも他国のためのスパイも

いずれの国のスパイも、みでさびて、とおしにかけて、はかりに量って、ますでくみ

わける。火葬、水葬、土葬、大掃除にかける。承知をしてもらう。風はほうきの役目

を果たす。火、水、風。

<P170> この地球はちょうど百億六千万の物質で成り立っておる。

それで地球の回転が出来ておる。一つでも欠けたら地球は使えん事になる。

鉱物、金物、動物、草木を育てるも、腐らすことも出来ていく。今のお前達は科学

化学と人殺しの道具ばっかし作って情けない。地球の作り直しをする。承知をして

もらう。この世をどうしたら、陽気暮らしが

<P171> 出来るかを考えてくれる成人のその日を待ちかねる。今度は地球の

完成も出来る。この世に、人に生まれて来て良かったと喜んでもらえる。

先を楽しみにどんな苦しい中をも、しっかりと助け合って生き抜いてもらいたい。

大和民族は残したい。先は楽しい陽気暮らしの

<P172> 世界が待っておる。お月様はお前の頭には十二柱の神々がお前の

働きの手伝いをしておるぞと申します。この日本の国は、火の国、根の国、底の国。

日の丸の印はわしが授けた。この地球木は日本の根が枯れると地球は使えん事

になる。この地球の作り直しは寒い所も暑い所も海底に沈めて

※お月様は、この地球は「一本の木」と同じで「日本が根、中国が幹、欧州が枝

アメリカは葉っぱ」と言われています。

<P173> 太平洋の真中に陸地が五つ、大西洋の真中に陸地が三つ。

北極は使わん事にする。赤土を焼土さして海底トンネルが出来て、海底牧場が

出来て、トンネルの中から魚の生育の見物が出来る。日本からアメリカへ七日も

あれば往復が出来る。空も飛ぶ、陸も走る、海も走る飛行機が出来る。今の様に

パスポートもいらん、どこの国でも自由に行ける。

<P174> 南極は今の三倍にも近い大陸となって、煮ても焼いても、生でも食える

果物がゆさゆさとなって大方日本人が住む。「このかやしたいしゃ高山とりはらい

みな一れつはしょうちしていよ」 世界中いずれの国々の大砂高山を一列ろく地

に叩きつぶして、踏み均した後は大小の湖を沢山つくる。毒草の根も絶つ。

※おふでさき(6号115)のお歌ですが、漢字で書くと「この返し大砂高山取り払い

皆一列は承知していよ」です、意味は上記の説明を参照して下さい。

<P175> 雨は夜間に降る。夜の八時頃から降り出して朝の八時頃にやむ。

七日目八日目に降る。雨の降る日が定まる。雨量が多いので湖に雨水を一度

ためて徐々に流す。雨量が多いので太陽の熱と雨水を利用して自家発電が

出来る。太陽のためにも良い。湖にも河川にも必ず植林をして魚を育てる。

魚を常食とする。

※中国では太陽光と「雨水」からソーラーパネルが開発されているとの事です。

詳しくはこちらを参照して下さい。

<P176>  戦後は牛馬を、畜生を食用にはせん。この事のいやな者は地球上

に生存を許さん。湖の周辺にも河川にも農園が、果樹園が、公園が工場が

出来る。雨量が多くなるので麦は育たん。米を作らす。米も餅米を作らす。餅の

玄米を常食とする。食うてうまい。少量ですむ。消化も良い。持ち運びにも良い。

身体にも良い。

<P177> 百十五歳を定命として、病まず弱らずに生きていける。

午後からは好きな事をして暮らせる。ここからここまでの国境もない。どこの国でも

自由に行けて大きなお城の様な所で好きな人同志が住める。午前十一時までは

世界中の誰でもが三時間は必ず働いて、子供でも手足の立つ者は自分の食う物

は自分が作る事にする。

※115歳までは病気もせず体も弱ることもなく健康で生活できるとのことです。

<P178> 旅行に出た者は旅先で働いて、食事をもろうて食うて、働くのが嫌で

怠ける者は木の葉の様に散って行く。すぐと引き取る。海岸に行けば女子供でも

えびでも小魚でも自由に取れて、必要なだけ取って無益な殺生はせん。

果物でもこれはうまいなあと思えば、すぐに種を入れれば

<P179> 世界中うまい果物がゆさゆさとなる。旅先でうまい果物が食えて旅行が

楽しみになる。湖の周辺にも河川にも農園が果樹園が、公園が、工場が出来て

果物でも野菜でも人がおってもおらいでも自由にちぎって、誰かに送ってやろうと

思えばちぎって送られて、作ってくれたお礼は必ずおいて、世界中の人々が使え

るチケットの様な物を作って

<P180> そのチケットを盗む人もごまかす人もない。もしも心得ちがいの者が

あれば、その場で木葉のように散って行く。すぐと引き取る。誠真実の世界には

法律もいらん。監獄もいらん。共産、共存、共栄。陽気暮らしの世界は互いに

助け合い、むつびあい、この世を楽しく暮らして行けるかを語り合い、話し合い

品物は生活の必需品だけを作る事にする。

<P181> 出来た品物は話し合いの上で分かちあえば、働く事が楽しみになる。

自由で平等で上も下もない、人を使う人も使われる人もない。社長も課長もない

教会制度もない。戦後は皇位につく者も王位につく者もない。今のように宗教の

組織に拘束される事もない。甘露台が出来る。世界中の人々が寄って来る。

※お月様は、今の天理教の大教会や分教会はなくなり布教の家になると言われています。

<P182> 陽気暮らしの世界は、自由な信仰が出来て、ここからここまでわしの

土地と境界線を争う人もない。世界の誰でもが自由に住めて宗教の喧嘩も人種の

喧嘩もない。人殺しの道具を作って戦争をして、地球を、宇宙を破壊する馬鹿も

おらん。また二度と再びこのような事があるならば、いつなん時でも大掃除にかかる。

<P183> いついつまでもこの事は話の種になるほどに、後々の世にまでも伝

えいましめておく。わしはお月さん。この断りを言うておく。承知をしてもらう。

「どうでもしんじんするならば かうをむすぼうやないかいな」、この稿を結ぶ。

世界の皆様。お月様がこの話を初めてから

※「どうでも信心するならば 講を結ぼやないかいな」(みかぐらうた「五下り」)

<P184> 三十何年の月日がたちました。お月様に星空に向かって地球を

お助け下さいませ。宇宙をお助け下さいませ。地球の子供をお助け下さいませ。

朝な夕な泣きながら念じ、お願い申し上げて来ました。お月様の申された事に

間違いはなかったと、つたないペンを取っております。何も彼も水の様に溶けて

いく、分かっていく。大和に入れ。みきが待っておるぞ。

<P185> わしの仕事の手伝いを、お前の手伝いを、天理教の者が手伝うて

くれるぞ、と申されましたが三十年の間、誠真実のお助けの手伝いをして貰い

ました。あとの後記は、なんぼお前が書かんと言うてもわしは書かす。そばの人

の日記にしるしてくれてありました。わしの話す事を、日本よりも外国から先に

話す事にするぞと、申された通りになりました。お月様の話された事は

※ボストン(米国)在住の久司道夫氏が「月よりの神言」を最初にアメリカで

発表(講演)されたようです。

<P186> 世界への皆様への警告であってほしい、諭しであってほしいと念

じてやみません。なんぼ笑われそしらても良いです。戦争をしないで下さい。

お願い申し上げます。

                                             合掌

                         平成三年十月五日発行

              著者   須藤花井

              著者住所 天理市                                           

          
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