<P1> 世界の皆様
私は高知県安藝郡田野町二三七二番地
須藤紫郎の長女として生まれました。
小学校を出ております。七十五歳になりました。
お月様が世界の子供に、
わしの話す事を取りつぎをしてくれと
申されるまま、取りつぎをさしてもらいます。
地球の子供は、お月様お日様の子供です。
地球に住んでおる者に、
<P2> お月さんのわしを、お日さんを、知らん者はないはず。
貴女に話をしておる人はだれですかときかれたら、
お月さんとこたえてくれ。
この地球の人間に、
お月さんのわしを知らん人間はないはずと
申されるまま、このこうをしるします。
お月様はわしの話す事をひらがなの字でかかして、
地球の子供達にきいて貰うぞ。
先が来たら朝日新聞の天声人語の
<P3> ここのページを借りて、天の声を人が語ると
世界の子供達に言うてきかすぞと
申されて高知を出てきました。
この話の初まりは子供が十一歳の時の事です。
子供が今年四十七歳になりました。
三十何年も話されて来ました。
私は小学校しか出ていませんので
字をかくのが苦手で何辺もことわりを
言うて頭をかいておりますと
<P4> 頭をかかんと字をかけと大声でどなられます。
わしの話す事をかいてことわりを言うてくれと
申されるままをかかして貰いました。
世界戦争をやって
お月様の話される通り地球がなったら大変です。
世界の皆様、戦争をしないで仲よく暮らして下さい。
お願い申し上げます。
小学校を卒業して奈半利町の藤村製糸に勤務後
高知市に出て川村叔母の菓子製造の手伝い後
<P5> 大阪の市岡元町四丁目上平四丁目上平鉄工所の家事手伝い。
上平は飛行機のベアリング製造をしておりました。
奥さんが応接間に若木大洋と言う易者が来ておるから
お茶を持って行って下さいといいました。
太平洋戦争の時の事です。
若木さん、日本はどうなるのとききますと、
「日本か、日本は戦争に負けるぞ。大都会は全部やける。
京都と奈良だけのこる」といいました。 後日の事です。
<P6> 京都の伏見稲荷に伺いを立てる女の行者が来て、
姉ちゃんお国はどこときかれ
土佐の高知ですよといいますと
この一週間前に神戸で軍艦が沈められましたよ。
貴女もあの様になるよ。
今日限り高知に帰りなさいと言われて
その日の内にいとまを貰って
高知に帰って来ました。
近所の清岡喜一に嫁ぎました。
<P7> 喜一はインド洋に行く六千トンの商船の舵手で
海軍に徴用された三百五十人の船員のうち
船長とボースン長と喜一の三人が生き残り
今度は二千トンの船に乗ると出かけました。
喜一が戦死をした事がわかると
母親は私を里に婦して、遺族年金は
自分が貰う、と誕生と二カ月の子供をおいて
里に帰されました。
母親は毎日何度も来て
<P8> 除籍の用紙に判子を押してくれと来ました。
子供のために籍だけはおいて下さいと
頼みましたがきいてくれませんでした。
乳ばなれで苦しそうに夜泣きする子供の泣き声を
毎夜の様にききに行っては 子供について泣きました。
こんな悲しい思いをするよりも死んだ方が、と
死ぬ場所をさがしてあるいた時のことです。
近所の古津の叔母さんが私を奈半利町法寺の
<P9> お婆さんの所に連れて行ってくれました。
お婆さんは高天原にとおつとめされますと
合掌した手を高く上げます。
手が下がると同時に神前の榊の一枝が
大きく上下にゆれ動きます。
不思議でかないません。
たびたび見に行きました。
或る日の事です。
お婆さんは両手を
<P10> 高々と上げ大声で叫び出しました。
伊予の国の石鎚大権現じゃあ。
また人をまびく、人をまびく。
みでさびてとおしにかけてはかりにはかって
ますでくみわけるぞ、と
五回もおんなじ事を大声で叫びました。
帰りの道、奈半利川の橋の上で、
沢山の人が死んだのに石鎚山が言われた様な時が
また来るわのう、といわれました。
<P11> 友達がみかねて、「私の母が若宮八幡に伺いを
立てるから行こう」とさそってくれました。
山に上がって首を吊って死のう。
この身の仕末をつけたら
親弟妹に友達にも迷惑をかけんでもすむ。
「先に行ってよ、小用を足して来るから」といいますと、
「女同志で遠慮はいらんよ。ここでしなさい」
とそばをはなれません。
いたむ歯をおさえて
<P12> 四里の山道を里についた時には日が幕れました。
お父さんは川魚を取って来て
御馳走をしようかのうと川魚をやいて
白飯をたいて御馳走をしてくれました。
たべる物のない時です。
世の中にはこんな親切な人もおるかと思うと
涙が流れました。食事の後でお母さんは
神前にすわるとおつとめを始めました。
若宮八幡じやあと申しました。
<P13> 若宮八幡しばし待て。
わしは田野八幡じやあ。
巳の年は三十一歳の女に言うてきかす事がある。
お前はここへ来るまでに枝ぶりええ木があったら
首を吊って、がけぶちがあったらとび込んで
死のうとたどりにたどってここまで来たのう。
神もあわれに思うぞ。
わしはここの娘の手を借りて
お前をここへ呼びよせたぞ。
<P14> 今、お前を泣かしておる者は泣く時が来る。
命を粗末にするではないぞ。
神は見る目、見通しじゃあ。
花咲く春もこんではない。
今お前が心で思う事はかなう時が来る。
十年先を楽しみにと申して下さいました。
田野に帰り八幡様にお礼に上がりますと
網元が橋の下を通っています。
使って下さいと頼むと今からでも来いと
<P15> 漁師の手伝いに行く事になりました。
子供も一人歩きが出来る様になり、遊びに来る様になり、
浜辺に連れて行って菓子を買ってやれて
遠見が出来る様になりました。
山小屋で炭焼の手伝いをしておる時の事です。
湧水がわいておるそばに割木が三本たてかけてあります。
黒い栗粒の様な物がくっついておるのを見て、
これはなんだろうとひとり言をいいますと
これは椎茸じやあ。
<P16> わしが育てる物の中でこの椎茸ほど
育てにくい物はないぞ。毎日水をかけてやれ。
だんだんと大きくなるぞと申されました。
わしが話したぞと申されます。
三十二歳でした。
子供も小学校に入学する様になり
将来の事も考えて弘法大師に伺いを立てるお大師の
みどりさんに伺いを立てて貰いました。
高知に行け、お前の一生の礎が出来る、
<P17> と申して下さいました。
高知市の『得月楼』でお手伝いとして使って貰いました。
井上の叔父さんに伺いを立てて貰い、
宝永町で小店する事になりました。
汽車ポッポの様な家で、田野の八幡様が
申して下さった通り、十年たって親子が
同じ屋根の下で暮らす事が出来ました。
貴女の先祖は御簾の影で暮らしておるのう
といわれました。
<P18> となりに天理教港高分教会がありました。
高知市五台山竹林寺三十一番文殊菩薩。
前に立ちますと竹林寺の屋根の上から
さあ行にかかれと申されます。
今日はお前に天の口をさずけるぞ。
しっかりと、受け取れよ。
足を一歩開いて両手を伸ばせよ。
大音声で申します。
屋根の上から「一口」という大きな金の文字が
<P19> さあっと下って来て
「一」は頭の上に、「口」は口の中にすすっと入りました。
それからは誰とでも話が出来る様になりました。
三十四番種間寺薬師如来。
わしは中国に渡る前にひらがなの字を作った。
昔は中国を唐と言うたのう。
唐の婦人に麦を三粒貰い受け
足の裏を三寸断って種間寺で足から
麦を取り出した時はぷっと芽が出ておった。
<P20> 三粒の麦をふやして四国八十八所の麓に
配って歩いた。五粒の麦を捨てた者もある。
三粒の麦を育て山から山を開墾をして
豪農になった者もあると申されました。
三十五番清滝寺薬師如来。
薬師如来の前に立ちますと
さあ行にかかれと申され
薬の袋を貰えよと申されました。
私だけ頂くのは気兼ねなと申しますと
<P21> 遠慮するでないぞ。
両手を出せと申され、
薬の袋を頂きました。
それから薬の事を教えて頂ける様になりました。
三十六番青龍寺波切不動明王。
さあ行にかかれと申され
風波をしずめる力をさずけるぞと
申して下さいました。
高知城に行けと申されて高知城に上がりました。
<P22> 今日はお前に大事な客を待たしてあると申され
家路につきますと衣を着た行者さんが
うどんを食べて下さっておりました。
毎度ありがとうございますとお礼を申しますと、
ぼんのお母さんですね。
ここの前を通りますとぼんが前かけを
かけておるのを見て、ここの家に入りたくなりました。
お母さんに逢いたいなあと思っておりました。
奥さん、貴女はなかなか行が出来ておられますなあ。
<P23> 私はのりともお経も出来ません。
私の知っておる人が弘法大師に伺いを立て
仏の供養をされております。
その人ではありませんよ。
貴女の事ですといわれました。
奥の三畳に案内をせよと申されました。
少しおつとめをした後でエイとくじをきりました。
指先がちっとしびれます。
ふっと息をふくと直りました。
<P24> またしびれ出しました。
ふっふっと息をかけますと直りましたが
今度はねむくなりました。
江川さん、貴女は必殺も気合も睡眠術も
かけなさるんですねといいますと、
すみません、と頭を下げられました。
加持祈祷免許之証を取って下さいと
いわれましたのでお願いをしました。
岡山の五流尊瀧院に貴女の免許証を取りに行くために
<P25> 高知の駅で易を立て旅費を作りました。
貴女がエイとくじを切った時、手の先から
こうこうと光が出ました、貴女は神人ですね。
実は私は医者でした。肺病では
医者はできません。中国に渡り、インドに渡り、
日本中回りましたが、貴女の様な人には
初めてお目にかかりました。
加持祈祷免許之証を取らねば悔を
千歳にのこしますと江川様から手紙を頂きました。
<P26> 岡山に行け、岡山に行く前に善通寺に行け、
と申され、善通寺に行きますと
大門の戸がしまっております。
大師さん、善通寺に来いと申されました。
大門の戸を開けて下さいといいますと
そこへすわれと申されました。
お前は前は神、後は仏八百万の罪をくだく
石鎚に鎚をもろうたであろうがのう。
その鎚で八百万の罪をくだいて来い。
<P27> そしたらここの大門の戸を開けてやる。
わしに供えてくれ様と思って持って来たおはぎを
お前の手の上にのせて見よ。
手の上にのせますと
お前は今日からおこもや。おこもって何と
きき返しますと、おこもと言うたら
おこもじゃあと大声でどなられました。
岡山に行けと申されました。
岡山県倉敷市林修驗道総本山
<P28> 五流尊瀧院十二社の前に立ちますと
上に上がって来いと申されます。
おつとめをしますと
こっちに来いと申されます。
杖を右手に持ち、巻物を左手に持った
役の行者の石像が立っておられます。
お前の右手をわしの手に持って来い。
さあ巻物を渡すぞ。
しっかりとうけ取れよ。
<P29> この巻物にはこの地球の事、宇宙の事をといてある。
この地球は一番先に
富士が噴火をして四国が出来、
瀬戸内海に島が二つ、本州は陸続きであった。
下に行け、下でお前を待っておるぞと申されて
下に行きますと
天照皇、天照皇、天照皇。
さあここへ来い。
長い年月歳月を、
<P30> 今日ここへ来る日を待ちに待ったぞ。
さあここへ来いと十二社の方から申されます。
今、お前は上で巻物をもろうたであろうがのう。
この巻物には正月三方の事をといてある。
一番上の譲り葉が星、橙がお日さん、
下の餅が月と地球をなぞらえたもの。
紙を二枚をしいてその上に米を八合か九合か、
一枚紙を使うものではない。
米を一升盛ってはならん。
<P31> 三方の米をこぼしてはならん。
お前の母親がきつく申したであろうがのう。
富士の白雪八合目九合目、女一の道具。
この地球は一番先に富士が噴火をして、四国が出来て、
瀬戸内海に島が二つ、本州は大陸と陸つづきであつた。
紙を二枚をしいて、一枚は夫婦がいとなみの時使うもの。
杵が男の道具、臼が女の道具。
夫婦が餅をついたら、こをつける。
もう一枚に橙をのせて見よ。
<P32> 日本の国旗になるであろうがのう。
橙を半分に割って見よ。天皇陛下の菊の紋。
紙も紙、髪も髪、上も上、神も神。
高知にかえれ、後の話のつづきをきかそうぞ、
と申されました。
夜半になりますと身体が重苦しくなって来て、
神武でございます、神功皇后、武内宿称、日本武尊、
代々の天皇が名乗りを上げられます。
聖徳太子、役行者、弘法大師、法然上人、
<P33> 日蓮上人、織田信長、豊臣秀吉、水戸光圀
宮本武蔵、加藤清正、眞田幸村、荒木又右衛門、
楠木正成、正行、千葉周作、新井白石、
加茂真淵、本居宣長、井伊直弼、木戸孝允、
江藤新平、後藤象二郎、高杉晋作、伊藤博文、
吉田松陰、武市半平太、平手幹、坂本竜馬、
中岡慎太郎、清岡道之助。西郷隆盛、谷干城、
山岡鉄舟、板垣退助、勝海舟、東郷平八郎、
乃木大將、広瀬中佐、杉野兵曹長、山県有朋、
<P34> 間宮林蔵、岩倉具視、出口直、王仁三郎、
釈迦、孟子、孔子、達磨大師、諸葛孔明、
モーゼ、キリスト、ニュートン、ナポレオン、
ソクラテス、
ムッソリーニ、リンカーン、ワシントン、レイヌ、
イギリスの国王、
フランスやドイツやロシヤの皇帝、ローマ法王等
かぞえ切れない方々が名乗りを上げられました。
昭憲皇太后、明治天皇、伊勢皇大神宮、
<P35> 凜凜と声が下がって来ました。
その後で 大和の天理の中山みきでございます。
みきの婆でございます。
私もどうぞと申されました。
夜半の事です。
天照皇、天照皇、天照皇、目をさまして見よ。
わしじゃあよ。
わしの呼ぶ声がきこえんかのう。
くり返し、くり返し呼ぶその声に目がさめました。
<P36> わしはお月さん、お前は日さまでわしの家内で、
この地球の子供はわしとお前の子供。
お前を日さまとして空においては
地球の子供の助けが出来んので
須藤利枝の腹を借りて慈悲のある
須藤紫郎の長女としてこの世に、人に生まれさした。
お前が人として生まれて来た役目を果たしや。
お前の名、須藤花井、またの名は八幡大菩薩、
大日如来、阿弥陀如来、またの名は天照皇、
<P37> あまてらすおおみ神ぞ。
巳の年は普見善薩。
うの年は文珠菩薩。
十一面観音観音力。
歴史の本には誤りはあるなれど
お前の先祖は桓武天皇ぞ。
桓武天皇の先祖は誰であろうのう。
あまてらすおおみかみであろうがのう。
神代この方以来、血の一点の濁りもない曇りもない
<P38> 神一筋じゃあ。もう一軒あったが、残念な事には
近頃になって養子が入ったと中山家の事を
申されました。
今はこうして世界中仲良く暮らしておるが
今にアメリカとソ連につく小さい国同志が
欲と宗教の喧嘩をやって、その喧嘩をアメリカも
ソ連も手伝って自国の武器の性能をためす。
ソ連と中国が大きな戦争をやって
日本にも何力国も攻め込んで来て、駅という駅、
<P39> 街という街、工場という工場、基地はもちろんの事
天から火の雨が降って下る。降下もしてくる。
戦車でごうごうと上陸もして来る。
ミサイル、殺人光線、核化学兵器と、
小さい国々までも参加をして火の戦争をやる。
火の玉の打ち合いをやると
地球は火達磨になって三分の一までやける。
地球は高度の熱となって
地熱が高くなって地割れがする。
<P40> 草木が枯れて水脈が切れて
井戸水が出ん様になる。
あっちもこっちも地割れがして
河川海岸の
堤防が切れてくずれる。
温泉が吹き出し硫黄が吹き出す。
硫黄が吹くとどうしようもない。
助けようがない。
山がくずれて山潮がふく。
<P41> 火の戦争で地球は高度の熱となって
日本内地で四十六度、佐渡で四十三度、北海道で
四十二度の高度の熱となると海が鳴る。地が鳴る。
黒雲はひくくたれていなびかりがして十一時間三分、
一大音響と共にただごうごうと鳴りひびく。
火の戦争で
地球はなべの底の様に海底の五ケ所に大穴があいて
海は三十六、陸は九十六、一辺に噴火して
南極北極の氷がとけて氷の玉が空に昇り
<P42> 二日二夜ただごうごうと音を立て雨が降る。
大地震と二日二夜の集中豪雨ですべてのダムはこわれる。
上流下流ぜんめつ。
強い風が吹くので身体がとぶ。
山がくずれて生きうめになる。
けがが多い。
今までに集中豪雨で山がくずれた所は、ここにおっては
命を捨てるぞと前もって知らせを出してある。
今度は命を捨てる事になる。
<P43> ひなんをする事、
この事は世界中どこの国でも知らせを出してある。
品物をもって逃げると命を捨てる。
生きてさえおればまたなんとかなる。
金を取りに入って命を捨てん事。
戦後は今の金は通用をせん。
とけた氷の玉がものすごい勢いで空に昇り
北極に近い国々は大きな氷の玉がとんで来る。
大地震でとけた氷の玉が大津波となって、
<P44> 北極に近い陸地は海中に消えて行く。
大地震でとけた氷が大津波となってものすごい勢いで
太平洋大西洋のどまん中に津波がぶち込んで来る。
大地震で南極北極のとけた氷が大津波がごうごうと
音を立てて海岸にぶち込んでおしよせて来る。
津波が小山をのりこす。
河川をつたって津波がごうごうと山へ登る。
どうどうと音を立て山がくずれる。
伊勢湾と紀州の沖で津波がかちあう。
<P45> 日本も大半海になる。
戦争で火そうになる。地震で土そうになる。
津波で水そうになる。水には風がともなう。
火、水、風。
火そうになる。土そうになる。水そうになる。
水には風がともなう。
火、水、風。
海底の五カ所に大穴があいて
物みなすべてのごみは五カ所の大穴に集まる。
<P46> 未来永劫地上に返らん事になる。
日本も大半海の中に沈む。
地球は元の泥海の世界にもどる。
火、水、風。
大地震と大津波で陸地がどうどうと
大きな音を立て、山がくずれる。海中に沈む。
北極に近い国々は、大半陸地が消える。
とけた氷の玉がものすごい勢いで空に昇り、
北極に近い国々の人達は、大きな氷の玉に打たれて
<P47> 沢山の人が死んで行く。
ソ連の今の陸地半分のこる。
カナダ三分の一のこる。
北極の氷がとけると
波の高さ十一メーター三十五センチ、六キロつづく。
南極の氷がとけると
八メーター十六センチ、四キロつづく。
大地震と二日二夜の集中豪雨と大津波がおしよせて、
どうどうと陸地が消える。
<P48> 今のインドの陸地三分の一のこる。
中国の陸地半分になる。
戦争は火の玉のぶちあいで高度の熱で
一大音響と共に南極北極の氷が割れる。
その反動で地球の位置が変わる。
わしはこのさい地球のつくり直しをする。
このことわりを言うておく。承知をしてもらう。
この世はじめかけたもおなじ事。
地球上のいずれの国々も
<P49> 地震と噴火とで一れつろく地にふみならす。
大砂高山取りはらい、南極北極の氷をといて
あしきをはろうて地球を洗い流して
一れつにすまさん事には地球は使えん。
地球は助からん。それもいそぐ。
火、水、風。
日本の内地で朝の六時五分大地震がして
正午の零時五分から午後の二時十五分まで
大地震がつづく。
<P50> 今かたむいている地球は大地震と共に位置が変わり、
タ方八時十五分南極が上になり北極が下になる。
地球は真直になる。
戦争の汚染の雲と噴火の雲が空に昇り、
夜の十時頃から暗くなり丸五日間、
星も月も日も見る事はない。
零下四十度の日がつづく。
七日目の朝の八時頃、あかるくなりだす。
太平洋、大西洋、インド洋の五大の海の
<P51> 小島はほとんど海中に没する。
国は二十一国、地球の陸地三分の一、
人口三分の一のこる。
火の戦争で火そうになる。
地震で土そうになる。
南極北極の氷がとけると水そうになる。
水には風がともなう。
火、水、風。
地球の大そうじとなる。
<P52> みでさびてとおしにかけて
はかりにはかってますでくみわける。
わしもしっかりたねをまこうと
よいたねとわるいたねのせんべつをする。
承知をしてもらう。
ことわりを言うておく。
火、水、風。
天照皇、天照皇、目をさまして見よ。
三十何年も前の事です。
<P53> ソ連につく国とアメリカにつく小さい国同士が
宗教と欲の喧嘩をやって、その喧嘩を
アメリカもソ連も手伝って自国の武器の性能をためす。
ソ連と中国が大きな戦争をやって
日本も何カ国もが攻め込んで来る。
小さい国々までも参加をして火の戦争をやる。
地球は高度の熱で南極北極の氷がとけて
海が三十六、陸が九十六、一辺に噴火をして
南極が上になる。火水風の大掃除となると申します。
<P54> 聞きとうはない。言うな。
人を助けるのが神ではないか。
火水風の大掃除をして事が足るか。
大声で泣きながら怒鳴り返しました。
お前が気狂いになったと近所の者も鉄之助の友達も
話をしておるぞ。鉄之助がかわいそうではないか。
心の中で話をしてくれとお月様は申します。
母にこの話をしますと
世界中戦争をやって地球の陸地三分の一、世界人口
<P55> 三分の一になってどうしよう、心を静めて気を確かに
持ってくれと母は私に取りすがって泣きました。
近所の人は、娘さんは気狂いですよ、病院に入れなさい、
と言ってくれる人と、
神さんが話しておりますよ、と言ってくれる人と
いろいろでした。
私の弟も主人の弟も
本家の土佐病院に入れる相談を
しますと、子供が、母ちゃんは神さんが話をしておるよ、
<P56> 病院には入れんといて、と言ってくれましたので
病院には行きませんでした。
ほんとうにこんな時が来たらどうしようと
思うようになりました。
私だけに話をしないで話の出来る人には
話をしてお助けを取って下さい。
親も弟妹も近所の人達も気狂いと思っておるから
映画を作って下さいと毎夜の様に宝永町の庭に立って
お願いを申し上げて来ました。
<P57> お前がわしに頼んだ映画が出来たぞ、見に行け、
と申されました
映画は十戒の映画でした。
この映画とおなじ様などうしようもない世界が来るぞ。
善は助かる。悪はほろぶ。
わしの子供はもう長い事はないと思うと酷いと思う。
何でも調えてある。
食いたい放題、飲みたい放題、仕たい放題の事をするが
良い。
<P58> 足らねば人の物でも取れ。
生きておろうと思えば真道まっすぐ通るが良い。
旧約聖書の中にはお前が世に出て話す事を
かかしてある。
これからもこの映画ににた様な映画を作ってやるぞ
と申されました。
大和の天理に中山みきと言うお婆があってのう。
そのお婆にはひらがなの字で本をかかしてある。
お前に話しておるも
<P59> みきに話してあるも
おんなじ事を話をさしてあると申されますが
どんな本でしょうかとすぐ隣の
天理教港高分教会の会長の樫尾さんに
たずねますと
天理からみかぐらの本を買って来てくれました。
この十二下りのみかぐらはみきがお前へのゆい言で
この十二下りのみかぐらをといた者がまだ一人もない。
お前が初めてじゃあ。
<P60> 「かみがでゝなにかいさいをとくならバ
せかい一れついさむなり
一れつにはやくたすけをいそぐから
せかいのこころもいさめかけ」と
お前が世にでて話をする事をみきにいわしてある。
大和に入れ。
みきが待っておる。
わしは今から三千年のその昔
モーゼを下げ、インドの釈迎を下げ、
<P61> キリストを下げ、聖徳太子には
この日本の国は大和の国で
一人の人が和を作る事をとかし
わしは弘法大師として世に出て
ひらがなの字をつくり
今日この事あるをもって
その間にはいろいろの人を下げて
日蓮には風を吹かす力をさずけて
この日本の国土を守らし
<P62> 日連までには仏として
仏の因縁、因果をとかし
みきは神として表に出して
ひらがなの字で本をかかし
お前に話しておるも
みきに話してあるも
おんなじの事を話をさしてある。
人がどうして生まれたかの話はみきにさしてある。
お前にこの話をしておる間がない。
<P63> わからん事は人にもきいて見てくれ、尋ねて見てくれ。
お前は助け一条に立て。
仏教ではキリスト教ではこの世界はすくわれんぞ。
天理教でなかったらこの世界はすくわれん時が来たぞ。
大和に入れ。みきが待っておる。
大和に入れ。何もかも水の様にとけていく。
わかっていく。
鉄之助もここまで成人出来たら
牛にも馬にもふまれんぞ。
<P64> みきはお前が大和に入る日を
一日千秋の思いで待ちかねておるぞ。
「かみがでゝなにかいさいをとくならバ
せかい一れついさむなり一れつにはやく
たすけをいそぐからせかいの心もいさめかけ」と
お前が世に出て話をする事をみきにいわしてある。
旧約聖書の中にもお前が世に出て話す事をかかしてある。
先が来たらわしの話す事をひらがなの字でかかして
世界の子供達に言うてきかす時が来るぞ。
<P65> 妹に子供を頼めと申され、高校一年の子供を頼んで
天理教の船場大教会の港高分教会の会長の樫尾さんの
世話になり
昭和三十五年五月十八日天理に参り
船場の詰所でお世話になりました。
主任の赤木さんは昔の人は六カ月別科を
出られて十柱の神々の十全の守護を説かれたので
良いお助けが出来ましたが今は十全の守護を
説かれなくなりました。
<P66> 赤木の言う通りぞ。甘露台を据えたわけが
十柱の神々、天理天体の働きがわかると
天理教の者はどんな助けも出来るぞ。
これが一番大事な事じゃのうと申されました。
『更科』でお手伝いとして使って貰いました。
みきにはひらがなの字で本をかかしてあると
申しますがと尋ねますと、「それは『おふでさき』や。
時報社に行って買って来や」と言ってくれました。
『おふでさき』を一通り読みましたが
<P67> 世界戦争で火水風の大掃除となって
地球の陸地三分の一、世界人口三分の一になると
『おふでさき』には書いてありません。
お月様はこの『おふでさき』はまだ三分の一あるぞと
申されました。時報社に行って
神さんが『おふでさき』はまだあるといわれますが
と言いますと、「そんなものはありませんよ」と
ことわられましたが
後日、文部省に没収されたとききました。
<P68> 『更科」でお手伝いをしておる時、鉄之助に
天理大学の宗数学科に来る様にと手紙を出しますと
「僕はまだ若いから今から宗教人になりません」
と手紙が来ました。
親でも子でもない、親子の縁を切る、
とポストにハガキを入れますと
お前が親子の縁を切っても鉄之助は
天理にこんならん因縁がある。
みきが鉄之助を天理に呼ぶぞと申されました。
<P69> 子供の頃の事です。
お月様が話した事を何にも彼もおぼえて
おるとは思いませんが、証人になるため
天理に呼んで下さったと思います。
子供にもきいて見て下さい。
またそばの人達にもたずねて見て下さい。
お月様の話される通り火水風の
大掃除をされたら大変です。
世界の皆様、
<P70> 戦争をしないで仲良く暮らして下さい。
お願い申しあげます。
三島に住めと申され、これからの生活の事は、
と心配をしますと、お前が食って行ける様にみきが
運ぼうぞ。
足らねばわしも運んでやるぞと
申して下さいました。
天理教教会本部がすぐ近くにあります。
夜半の十二時頃から二時頃まで甘露台の
<P71> 天井のあいた所から八百万神々が降下をして
甘露台に集合をされて話し合いをされる時がある
と申されます。
また出直った人々、教服を着た人やいろいろの人が
広場に、甘露台に集合されます。
正面の賽銭箱の近くには丁醤(ちょんまげ)の
袴をはいた人がすわってお助けをされております。
本席だと申されます。
教祖殿に行きますと赤着を着た白髪の
<P72> お婆さんがすわっておられます。
この方が中山みき様だと中されます。
天理教の方に『おふでさき』を説く方はおられません。
三島のアパートの人達は私を見ると
「おんどれ、どん気狂い、
畑に行ってくたばって死んで来い。
おんどれの客が廊下に土をこぼつやろうが。
便所もどろどろにしやがって。
便所の掃除も廊下の掃除も毎日しやがれ」と
<P73> 大声でどなります。
アパートの人が出て行った後、便所の掃除をしておけ
と申します。
外から帰って来ると、行って見て来いと申します。
便所を汚してあります。
人差指で丸をかいてくるくるぱあやと笑われ
誹られて来ました。
隣の叔父さんが「貴女に来た手紙をわしの窓の下に
捨ててある」と教えてくれました。
<P74> この様な事はたびたびでした。
外に出て行こうとしますと両手で入口の戸を
押さえてこうやって通せん待ちをしてやると
入口の戸をおさえます。
裏口から出て行きますと裏口に鍵を掛けてあります。
「これでも人間か」といいますと
「恐い」といいました。
お月さんはアパートの者と喧嘩をしてはならんぞ。
だまっても日は暮らせる。
<P75> お前はまだ行が足らんかのう。
行が足らねばなんぼでも漬物の石をのせてやるぞ。
「人の心と言うものはちょっとにわからんものなるぞ」と
このアパートの行が出来ん事には
みきのかいた『おふでさき』もわかるまい。
修養科も出て天の理の話を立派にといてくれても
先祖がどれだけの徳を積んでくれてあっても
一粒萬倍の礼はとっくの昔に返してある。
「わがみうらみであるほどに」と
<P76> なんぼ天理教の者でも十点を満点として
人間心半分に足らん者は
四捨五入をする。
火、水、風の大掃除にかける。
このことわりを言うておく。
助けるに助けられん者の魂は
神がだきかかえて早く人に生まれ直す。
生まれ変わり出かわりして
よふきぐらしの
<P77> 世界を楽しんで貰うぞと申されます。
三島のアパートに三十年前に間借りをした時の事です。
はきだめに鶴がまいおりて来た様な婦人が見えました。
「お月さんに子供をおいて天理に入れ、
といわれて天理に来ました」と
今までお月さんが話されて来た事を
二時間近くきいて貰いました。
「神さんは高知から出て来る、
と小さい小娘の時から言うてきかされて来ましたが、
<P78> やっぱり間違いはなかったですね」
といわれて帰られました。
この方の一言がどれだけ心の
ささえになりました事か。
この方は
高知大教会の島村ヒサノ様でした。
わしは神代の昔から
今日この日の来る事がわかっておった。
火の戦争をする事がわかっておった。
<P79> それで南極北極に氷を貯えておいてある。
わしは三千年のその昔からモーゼを釈迦を
キリストを下げ、今日この日の来る事を、
話の出来る者を下げ、言うてきかし、
といてきかして来た。
何時までたっても宗教の喧嘩をつづける。
人種の喧嘩と欲の取りあいをやって
戦争をくり返す。情けない。
見るに見られん。
<P80> 自分の国を守るための人殺しの道具は
地球だけならまだしも空までもせっせと
運んで火の戦争の仕度をしておる。
今度、火の戦争をやって貰うと地球は元の泥海の
世界にもどる。地球は使えん事になる。
なんぼ言うてきかしてもわからん
ききわけのない阿呆の子供はいらんぞ。
わしはお月さん。
この日の来る事をいざなみの命、中山みきを表に出して
<P81> 人間を宿し込んだ元の話を
今度の火の戦争の時、火水風の大掃除をするぞと
子供でもよめる様にと
ひらがなの字で五十年もの長い間
九度九度と口説いてあるが
わかってはもらえんかのう。
この地球で火の戦争をやって見よ。
南極北極の氷がとけて
地球の位置が変わるぞ。
<P82> これを承知か。
わしはお月さん。この地球でお月さんのわしを、
お日さんを知らん者は一人もないはず。
わしはわしの家内のお日さんを人として地球に下げて、
お前達子供に言うてきかしておる。
地球の子供達が火の戦争をして
地球が使えん事になるぞと
三十何年もの間、話をして来た。
子供におもちゃをもたせて見よ。
<P83> そのおもちゃをもって遊ぶ。
わしとお前の子供は、人殺しの道具を
今は世界中がせっせと作っておるが必ず使うぞ。
なんぼソ連とアメリカに
戦争をするなと止めても言うてきかしても
言う事をきかんと火の戦争をやる。
火の戦争をやって貰うと
地球は高度の熱となって海は三十六、
陸は九十六、一辺に噴火をして
<P84> 一大音響と共に南極北極の氷がわれる。
その反動で極が動き
南極北極の位置が変る。
南極が上になり、北極が下になる。
火には水と、わしもこのさい
南極と北極の氷をといて
この地球を洗い流して、
いるものといらんものの大掃除をせん事には
地球は使えんぞ。わしは三十何年もの間
<P85> 家内に話して来たが、家内が納得をせん。
わしもお前の納得がいかん事は出来ん。
お前も納得の行く時節が来る。
その時が来たらこの地球を
大そうじにかけるぞと言うてきかしておる。
この度のこの仕事はわしが地球始まっての
宇宙始まっての大きな仕事で
わしは今日この日の来る事がわかっておった。
それで南極北極に氷を貯えておいてある。
<P86> 氷をといて地球の「あしきをはろうて
たすけたまへてんりわうのみこと」
「あしきをはらうてたすけせきこむ
一れつすましてかんろうだい」
国は二十一国のこる。
氷をといて地球を洗い流して冷さん事には
地球は使えん。火の戦争をするとなると
地球は火だるまになる。三分の一までもやける。
アメリカとソ連につく小さい国同士が宗教の
<P87> 喧嘩をやって、その喧嘩を利用して
アメリカもソ連も武器の援助をしては
自国の武器の性能をためしておる。
人殺しの道具も今は地球をも宇宙をも
破壊するまでになって来た。
今まではどんな事をしても見許して来たが
今度はわしは許す事は出来ん。
許さんぞ。
わしの話す事をよくきいて貰う。
<P88> お前達空へ昇りたかったら、手伝うてもやる。
しかし地球の物質を他の星に運んだり
他の星から地球に運んで来たり
こっちの星からあっちの星に運んで貰うと
地球が使えん事になる。
宇宙の法則に狂いが出来て来る。
お前達が空へ来て好き勝手な事をして貰うと
わしも考えねばならん。
神代の昔から火の戦争をする事がわかっておった。
<P89> この日のために南極北極に
氷をたくわえておいてある。
火には水とこの地球は今までに百二十六回
天変地変があって来た。
今度で百二十七回目になる。
わしはこの地球のつくり直しをする。
わしの今度の仕事はこの地球始まっての
宇宙始まっての大仕事じやあ。
火の玉のぶちあいをやって貰うと
<P90> 大噴火でなべの底の様に沢山の大穴があくと
地球は古びて使えん事になる。
お月様は中山みきの『みかぐら・おふでさき』を
とききかす。
「かみがでてなにかいさいをとくならバ
せかい一れついさむなり
一れつにはやくたすけをいそぐから
せかいの心もいさめかけ」
お前が世に出て話す事をみきにいわしてある。
<P91> 大和に入れ。みきがまっておる。
わしはお月さん。
お日さんのわしの家内を地球に下げて
このことわりを言うておく。
今まではこの地球を自由勝手に使わして来たが
この地球はわしのもの。
お前達に勝手をさせん様、一度取り返す。
ここからここまでわしの国、わしの海と
欲と宗教と人種の喧嘩を何時までもつづける。
<P92> 欲の取り合いをやる。
土地はたとえ一坪の土地でも地震をさせ雨を降らせて
風を吹かせでんぐり返してたたきつぶして
一れつろく地にふみならす。
どこどこまでも手を入れる。
天界も霊界も今界も大掃除をする。承知して貰う。
断っておきますが私は天理教の教人ではありません。
修養科も行っておりません。お席もはこんでおりません。
天理教の方に頼まれてこの話を申し上げてはおりません。
<P93> 天理教の方にはこの『おふでさき』をとく方は一人も
おりません。この事を申し上げておきます。
「今迄も今が此の世の初まりと
言うてあれども何んの事やら」(『おふでさき』第七号三十五)
「此の助け一寸の事やと思うなよ
これは日本の一のこうきや」(第十二号百一)
「何も彼もせへいっぱいに断りて
それからかへる月日仕事を」(第六号九十五)
「これからハ世界中を一れつに
<P94> 月日掃除をするで承知せ」(第十二号八)
「高山に火と水とが見へてある
だれが目にもこれが見へんか」(第二号四十)
「どの様な大砂高山ゆだんしな
なん時月日とんで出るやら」(第六号九十二)
「このかやし大砂高山取りはらい
みな一れつは承知していよ」(第六号百十五)
「この話なんと思うてきいている
天火火の雨海は津波や」(第六号百十六)
<P95> 「こらほどの月日の心心配を
世界中はなんと思てる」(第六号百十七)
「月日よりとび出る所一寸話
高い所や遠い所」(第九号二十一)
「月日より真実思う高山の
たゝかいさいかおさめたるなら」(第十三号五十)
「もう今日は何んでも彼でもみえるでな
こくげん来たら月日連れ行く」(第十六号七十五)
「連れ行くも一寸の事ではないほどに
<P96> をふく見えるがたれも知ろまい」(第十六号七十七)
「あしきをはろうてたすけたまへ
てんりわうのみこと」
火、水、風の大掃除であしきをはらって
国は二十一国のこる。
「あしきをはろうてたすけせきこむ
一れつすましてかんろだい」
勤王と佐幕戦で一回
月日治める
<P97> 明治天皇
中国と戦争で二回
ソ連と戦争で三回
手ふり三回。
大正 大きい戦争を一で止める。
昭和 刀の戦争は中国と。
口は天皇の言う事をきかずに
日の国が星の国に負ける。
日は火の戦争を世界中がやる。
<P98> 火、水、風の大掃除で大砂高山を一れつろく地になる。
平成る。
教祖殿に参りますと釈迦、モーゼ、キリスト
八百万が甘露台に集合をしておる。
ひる間は高野山で夜半は甘露台に集まって
相談をしておる。世界の宗教を一つにする事に決まった。
モーゼを取るか、キリストを取るか、みきを取るか
お前に決めさす。今、今すぐとはいわんと申されました。
お使いに行ってかえって来てこんな重大な事
<P99> 私の様な分際が決める事ではありません。
お月様、教祖様、八百万で決めて下さいと申し上げますと
この事はわしもみきも八百万が共々に決めた事じゃあ。
わしとみきだけでは勝手は出来ん。
お前に決めさす。
お前の心定めがついたならば、 後は八百万が働くと申しておるぞと申されました。
国々の土地がどこまで助けられるか、
動物をどこまで助けられるか、
<P100> 八百万が世界に分散をして調査に出かけた。
十月末日に甘露台に集合をする。
この後でお前に話をするぞと申されました。
わしはお月さん。釈迦、モーゼ、キリスト、
弘法大師等、八百万を、人間を、宿し込んだ。
元の甘露台によんでとくと相談の上で
戦後はこの地球の上で二度と再び
戦争をくり返さん様にするのには
世界の宗教を一つにする事に定めがついた。
<P101> 戦後はすぐとはいわんが
人種もしだいしだいに一色になる。
どの宗教を取るかについては
釈迦、モーゼ、キリスト、弘法大師等、八百万が
わしの家内のお日さんに決めさす事になった。
家内は、私はこんな重大な事を決める様な
分際ではありませんからと
わしとみきに決めてくれと申しておるが
八百万が相談の上で決めた事やで
<P102> わしもみきも勝手は出来んぞ。
お前の心定めがついたなら、
後は八百万が働くと申しておると言うてきかして来た。
やっと心定めがついた。
高知大教会の朝のおつとめによせてもらいました。
モーゼを取るか、キリストを取るか、みきを取るか、
世界の宗教を一つに決めると申された事を
思い出しました。
「かみがでてなにかいさいをとくならバ
<P103> せかい一れついさむなり
一れつにはやくたすけをいそぐから
せかいの心もいさめかけ」、と
お前が世に出て話をする事を
みきにいわしてある。大和にはいれ。
みきが待ちかねておると
三十年前に申された事はこの事であったなあ。
モーゼも、キリストも、月日の子供。
私に話すもお月様。教祖中山みきは人間を宿し込んだ
<P104> いざなみの命。
月日の話された事をといてきかしてある。
今の天理教の組織には納得の行かん所はあっても
みきを取るしかない。
モーゼにもキリストにも申し訳がないがと
流れる涙をぬぐいながらやっと決心がつきました。
人間を宿し込んだ元の話を、火水風の話を
五十年の長い間一方もならん御苦労を下さった
教祖の心の中はどんなであろう。
<P105> 高校一年の鉄之助を妹に頼んで
天理に来た時の事を思いあわせると
涙があとからあとから流れ出しました。
この苦労は本当はお前がせんならんぞ。
みきはお前の代りをしてくれた。
お前はわしにあれもしてくれこれもしてくれと頼む。
頼んだ事がちっとでもととのわんと
わしをぼろくそに申しておるが
みきがここまでなんぎ苦労をしてくれた事がわかったら
<P106> わしにえらい事はいえても
みきにはなんにもいえまいがのと
何時も申されて来ました。
「かみがでてなにかいさいをとくならバ」と
いさい承知をしてもらうぞと申されます。
戦後は国々土地所がどこまでのこるか、
人間を動物をどこまで助けられるか、
釈迦、モーゼ、キリスト、弘法大師、
八百万が甘露台に集合して
<P107> 相談の上で、世界中分散をして
調査がすんだと申されました。
グリーンランド・・・消える
北極海諸島・・・・・ほとんど消える
アラスカ・・・・・・陸地三分の一 大小湖ができる 人口わずか
カナダ・・・・・・・陸地三分の一 大小湖ができる 人口わずか
アメリカ合衆国・・・陸地半分 大小湖ができる 人口四分の一
ロッキー・・・・・・大方くずれる
パナマ運河あく
メキシコ湾つまって湖になる
南アメリカ・・・・・陸地三分の一 大小湖 六〇〇 人口三分の一
アンデス大方くずれる・・インカの氷河は湖になる 人口十分の一
チリ半分
ハワイ・・・・・・・陸地三分の一 人口わずか
日本海
<P108> 太平洋
インド洋
大西洋
北極海・・・・・・・・・・・・五大の海の小島はほとんど消える
南極は三倍に近い大陸となる。煮ても焼いても生でも食える果物が
沢山なる。「あしきをはらうて たすけたまへ てんりわうのみこと」
国は二十一国残る。世界の陸地三分の一、世界の人口三分の一残る。
ソビエト連邦・・陸地五・五分の一 大小湖 六五五 人口一〇〇分の一
モンゴル・・・・・・・・ 大小湖 一二三 人口わずか
<P109>
中国・・ ・・・ 陸地半分 大小湖 三六五 人口一億八〇〇〇万
韓国・・・・・・陸地四分の一 大小湖 四〇〇 人口三分の一
北朝鮮・・・・・陸地一○分の一 人口わずか
日本・・・・・・陸地三分の一 人口三分の一
ニュージーランド・・陸地三分の一 大小湖 六二 人口三分の一
インド・・・・・陸地三分の一 大小湖 八○ 人口十分の一
インドネシア・・陸地三分の一 大小湖 六八 人口十分の一
オーストラリア・・陸地三分一 大小湖 六八 人口十分の一
アフガニスタン・・陸地半分ひっこんで湖になる 人口わずか
ウズベックトルウタン・・・陸地半分 大小湖 五〇〇 人口わずか
イラン・イラク・・・・・・陸地半分 大小湖 五○三 人口わずか
イギリス・・・・・・・・・陸地三分一 人口わずか
イタリア・・・・・・・・・陸地ナポリまで 人口わずか
スウェーデン・・・・・・・陸地三分一 人口わずか
ノルウェー・・・・・・・・陸地三分一 人口わずか
アイスランド・・・・・・・陸地三分一 人口わずか
マダガスカル島・・・・・・陸地半分 人口わずか
ドイツ・フランス・・・・・陸地三分一
アフリカ・・・・・・・・・陸地三分二 人口わずか
<P110> エチオビア・中央アフリカ・コンゴ・・・・・陸地半分
ロッキー、アンデス、アルプス、ヒマラヤ、チベット高
原、いつれの国々、大砂、高山、高原、砂漠を取りはらい
湖をつくり植林をして魚を育て米を作らす。
米も餅米を作る事にする。
餅米を常食とする。
この世界は大きなかたまりで
それから日がとび出して、いろいろの星がとび出して、
月がとび出てのこったものが、
<P111> お前達の住んでおる地球である。
星はこの地球を廻すためのいとなみを、
働きをかけておる。
れんたんと同じで星がともっておる間は 働きをしておるが、
消えると散っていく。
この地球を、この日本を初める時には
この世界はどろの海の世界で何にもなかった。
それをわしはああもし、こうもしてとせい一ぱいに
<P112> 作って見たが、このいとなみは
こつこつとやらねば出来ん仕事で
長い年月歳月をかけて作ったが
わしが初めに考えたよりもちっと
ちがったものが出来た。
これでも
使えん事もなかろうとこの世界のいとなみを初めてみた。
あっちこっちと時々修繕をして使うて来たが
長く使うて古びて来て大きな修繕をせんならん様に
<P113> なって来た。
大事に直してあったいろいろな資源も
今度の戦争で使い果たされると、
このままでは地球も使えん事になる。
なんぼ戦争をやるなと言うてきかしても
言う事をきかんと戦争をやる。
わしもこのさいわしの思う通り地球のつくり直しをする。
この地球を回転をささすため必要な場所に大陸を作り、
高山を高原をどんな小さな岩石でも
<P114> 地球を廻すために必要な場所においてある。
水車を廻すと風がおこる。
風車と一緒で海流で地球の回転が出来ておる。
地球の温度を一定に保つためには
山にも陸地にも海底にも
沢山の鉱物、金物、大小金銀塊を
沢山にちりばめておいてある。
太陽と星の光と熱と金の光とが
地熱と海水が水蒸気となって
<P15> 交差をして風がおこる。
それで地球の回転が出来ておる。
金塊をかたっぱしから堀り出して使うてもらうと
地球の回転にも支障が出来る。
地球がだんだんとかたむき出す。
草木がかれる。植物が育ちにくい。
どんどんと砂漠がひろがる。
海水の温度を保てんと魚も育たん。
熱帯魚は海底の温度を、噴火を
<P116> おさえるために育ててある。
お月様は、わしは夜は子供達を休ませて
満ち潮、引き潮、風を吹かす手伝いをして
水気上げ下げ、朝露夜露で草木の
うるおいをして、もの皆すべての背丈を伸ばして
朝、目をあけたら新しい息がすえる様にと
風を吹かせ、雨をふらせ、風で媒介をして
土に種を入れてもろうたら芽が出て
水気上げ下げの働きをさして草木を育て
<P117> 蟻、蜂、蠅、蝶々等、小鳥を育て、媒介をさせて
えんどうの花、梅の花、蜜柑の花と
色とりどりの美しい花を咲かせて、
目で楽しんでにおいを送り、小鳥の声をきき
うまい実がなったら食える様に
海には魚を育て、人と人とは話しあいが出来て
この世を楽しく生きて生ける様にと
かげからの働きはどれだけぞ。
お月様はこう申されて泣かれました。
<P118> このいとなみを思ってくれたら
お前達仲良く誠真実にくらしてくれるのが
本当ではなかろうか。欲が過きるから
何時でも戦争をせんならん様になる。
お前達の住む世界はこの地球以外にはないはず。
この事がよくわかっておりながら
ここからここまでわしの国
ここからここまでわしの海と
喧嘩は欲の取りあいで、金は自国で作って
<P119> その金の取りあいをやって、
経済が行きつまると何時でも戦争をやる。
人生わずかしか生きてはおらんのに
人殺しの道具ばかり作って
情けない、ざんねんな。
この世の改善をせん事には
何時までも戦争をつづける。
欲と宗教の喧嘩を、人種の喧嘩を
何時までもくり返す事になる。
<P120> 言語も自国の言葉を使うから
言葉の行きちがいで喧嘩にも、戦争にもなる。
戦後は日本語を話す事になる。
子供におもちゃを持たして見よ。
そのおもちゃを持って遊ぶ。
成人の出来てないわしの子供は
人殺しの道具を、今は世界中がせっせと
作っておるが、必ず使うぞ。
ソ連と中国が大きな戦争をやって
<P121> 日本も駅という駅、街という街、工場という工場、
基地はもちろんの事、天から火の雨が降って来る。
降下もして来る。戦車でごうごうと上陸もして来る。
ミサイル、殺人光線、核化学兵器と
なんぼソ連とアメリカに戦争をするなと止めても
言う事をきかんと火の戦争をやる。
小さい国々までも参加をして火の戦争をやる。
地球は火だるまになる。三分の一までもやける。
この地球も長い事使うておると古びて来て
<P122> 修繕をせんならん様になって来た。
五万年も長い間かけてつくった
地球の資源も今度の火の戦争で
使い果たされると地球は使えん事になる。
地球のつくり直しをせん事には地球は使えん。
この地球をまわすために
他の星にも働きをさしておる。
一こくでも働きを休んだら地球はまわらん事になる。
お前達は遊びを仕事にして大金をかける。
<P123> 真面目に働く者が馬鹿を見る。
遊びは遊び、仕事は仕事と
この世の世直しをせん事には非行に走る者が
どんどんとふえてどうしようもない世界が来る。
今のお前達のしておる事を見ておると
子供がまま事をしておるとおんなじで
成人が出来てはおらん。欲の取りあいは
日本で出来た品物を、自動車をアメリカに送り、
アメリカで出来た品物を、自動車を日本に送り
<P124> やったり取ったり。
にた様な品物を山の様に作って
何時だれが買いに来てくれるやらわからん品物を
倉庫に、店の先に山と積んで
人件費をかけて税金をかけて
どうしたら品物が売れるかなんぎ苦労をして
あくせくと日をくらす。
売れのこるとごみにぶち込んで焼く。
むだな時間をついやして五万年もかけて
<P125> 作った地球の資源のむだ使いをして情けない。
人生わずかしか生きてはおらんのに
資本を使って自分の好き勝手な品物ばっかしを
作っておるから何時でも経済が行きつまって来る。
つまって来ると人殺しの道具を作って戦争をやる。
わしも言う事をきかん子供は要らん。
わしもしっかり種をまこうと
良い種と要らん種の選別をする。
ことわりを言うておく。承知をしてもらう。
<P126> 戦争がはじまると同時に地球上の
あらゆる物は公共共同の物とする。
衣食住、山林、植林、森林、土地所、建造物
温泉、鉱物、食物、地球上のあらゆる物はすべて
わしがもらいうける事にする。
わしはお月様。
誰でも何でも食べて
何でも使える様にと公共の物とする。
この事のいやな者は
<P127> 地球上に生存を許す事は出来ん。
この話をしておきたい。
承知をしてもらう。
どこへどんな物を貯えてあるかを言うて
聞かせてやりたいが言うに言われん。
言うて聞かせてやったら戦争の道具に使い果す。
今はそれどころではない。
彗星の星も作った。
どうして地球を助けるのか準備も出来た。
<P128> お前達がよふきにくらしてくれる日が来たら
どんな働きもする。どんな事も話してやろう。
寒くて使えん土地も、暑うて使えん土地も
海の中に沈めて、太平洋の真中に
大西洋の真中に陸地を作り直す。
この地球はわしが作ったもの。わしのもの。
お前達はわしの子供でお前達の身体も
わしが貸してある。
今まではどんな事をしても見許して来たが、
<P129> 今度戦争をやったら許すわけには行かん。
人間はなんぼ賢うても
人殺しの道具を作る道具人は要らん。
阿呆はどうしようもない。
中庸の人間をのこす事にする。
このことわりを言うておく。承知をしてもらう。
お月様はこの世界のいとなみをはじめてから
四十九億三千五百万年に近いぞ。
星月日地のいとなみはどれだけぞ。
<P130> 人間はこの世に生れ直って来るまでには
蝶畜類から八千九度生れ変わり出かわりして
この世に人に生れ直って来ておる。
人の子の父母となり
親への人の世の恩返しが出来てこそ
人に生まれて来た甲斐がある。
米の一粒も大根の一本も作った事のない、
天地の恵みも親の恩もわからん人間が
どれだけ立派な論文を書いてくれても
<P131> わしは受け取る事は出来ん。
何億年もかけて作った地球の資源の浪費をする。
情けない。
原油を、鉄を、金属を、潜水艦、戦闘機、戦車、
大砲、軍艦、ミサイル、殺人光線と、
人殺しの道具を作って金儲けをして
何のための学問か。
それでなくとも人間は生きて行くためには
すべての生命を断って、日々罪を重ねて
<P132> 生きておる。情けないのう。残念な。
神の名を借りて欲の取り合いは
宗教と人種の喧嘩をやって何時までもつづけておる。
モーゼ、釈迦、キリスト、八百万神々が
よろこぶとでも思っておるかのう。
子供の成人を望んでも
この地球もまだ未完成じやあ。
人殺しの道具を作る製品を、労力を、
生活用品、日用品につくり替えて見よ。
<P133> 豊かにくらして行けるぞ。
人殺しの道具を作る事をやめてくれたら
わしもどんな働きもしてやるぞと申されます。
朝の日の出る前には世界中のだれでもがおきて
朝の新鮮な息吹で長寿を保てる。
朝な夕な月日星地に今日一日のお礼を言って
道具を使うて世界中よふきづとめをする時が来る。
月日星地に光をもらいたいと願いをこめれば
手の先から光が出て人助けも出来る。
<P134> 拍子木 時 刻
太鼓 月 日
すり金 雨
琴 海の波
笛 息吹風
ちゃんぽん 夫 婦
三味線 親子孫三世
道具を使うて願いづとめをすれば
地震をしずめる事も雷を止める事も
<P135> 雨ごい、めばえ、虫送り、身上、事情と
心通りの守護がもらえる。
「このもとはどろうみなかにうをとみと
それひきだしてふうふはじめた」(第六号三十二)
「にんげんをはじめかけたハうをとみと
これなわしろとたねにはじめて」(第六号四十四)
顔は種
髪の毛は根
目が出て、息は息吹風
<P136> 歯が出て、舌は鰈(かれい)
食道は鰻(うなぎ)
胃は鰒(ふぐ)
腸は黒蛇(くろぐつな)
男一の道具は鯱(しゃち)
女一の道具は亀
魚とみと味わい、人間の身体を創ったと
お月様はこう申されます。
人間をつくった元の話が世界中にわかり
<P137> 世界の宗教も一つに定まる時が来る。
わしは社の中にとじこもって働きは出来ん。
助けは取っておらん。
わしは木の仏ぞうでも石の仏ぞうでも金の仏ぞうでもない。
目どうとしておかしてある社のかげから
仏ぞうのかげから話をかけておる。
助けを取って来た。
八百万もみなこの通り。
<P138> 決して取りまちがいのない様に。
このさいこの事を話しておきたい。
何か事ある場合は
社を、目どうを、仏ぞうを
かついで逃げる必要はない。
決して海の方に逃げてはならん。
山の方に逃げる事。
この事を申しておく。
神があるものはある、ないものはないと
<P139> そのものの心通りの守護をする。
働きをかける。
先祖に、仏に、神に入り込んでもらって
助けを取りたいと
そのものの誠真実の心使いを
日々をみすまして
先祖が、仏が、神が入り込んで
働きをかける。
これからは親もいらん、先祖も仏も神もいらんものに
<P140> 働きをかけん。
心通りの守護をする。
このことわりを言うておく。
承知をしてもらう。
戦後は水脈が切れるので月日星地に
四拍手四礼をしてきけば水の出る所を教えるぞ。
六メーターもほれば良いぞと申されます。
この地球は元はといえばわしがつくったもの。
わしのもの。お前達には貸してある。
お前達の身体もわしがつくった。
<P141> 心は自由に使うためやってある。
貸した地球も、お前達の身体も
返してもらう日が来る。承知をしてもらう。
わしは地球の子供に点をつける。
十点をまん点として
人間心半分あるなら種としてのこす。
人を殺す道具を作る道具人も要らん。
阿呆はどうしようもない。
中庸の人間をのこす事にする。
<P142> 自分をふり返って見て
五点に足らんなあと思う者は
今からでもおそくはない。
点をかせぐが良い。
しかし今の天理教の組織は
一れつのよふきぐらしの話をしておりながら
徳川幕府と一緒で江戸家老、国家老。
世界助けは出来ても
一れつならしのよふきぐらしにはほど遠いぞ。
<P143> 天理教の者は信者がお供を運ぶのが
あたりまえの様にうけ取っておる。
運んでおる信者の
苦労がわかってはおらん。
ざんねんな。
天理に入って三十年になりますが
今の天理教の組織には納得が行きません。
お月様は天理教だけではないぞ。
いづれの世界も一緒ぞ。
<P144> 上もない下もない、
人を使う人も使われる人もない、
自由で平等の一れつならしのよふきぐらしの
世界はお前達ではよう出来んから
地球のつくり直しをして
一れつのよふきぐらしの
世界はわしが作ってやるぞと申します。
いざなぎいざなみの生みおろした
九億九万九千九百九十九人の
元の子かずは何辺生まれ直しても
<P145> さほど心配はないが、ちく生の生まれ直しは
空で見ていて見るにみられん。
人間の心使いをしてはおらん。
牛馬は、ちく生は殺される時、
殺される事がわかっておるから
動かんと涙を流す。酷いと思う。
お前を、お前の親を、お前の子供を
殺して食うたらどう思うぞ。
人間が人間の肉を食うたら
<P146> 人間の種もつきる、
牛馬を交尾をさしてお前達の
食糧にあたえて来たが
このいとなみはもうやめたい。
牛馬は、ちく生は、殺される時、
人間はえいなあ、わしも人に生まれたい、
と思うものはたいてい人に生まれ直してやって来た。
なんぼちく生を人に生まれ直してやっても
ちく生はちく生の心使いしかしてはおらん。
<P147> このいとなみはもうやめたい。
お前たちはこの世のあらゆるものを食いつくし
罪のかぎりをつくしておるが
牛馬を、ちく生を食うてもらうと
油が体内にとどまって血管がつまり
神経痛等いろいろの病気の元になる。
脳に油がたまると物事を考える能力を失い、
心もあらあらしく強暴になって
人殺しでも平気でやる。
<P148> うつ病になる者と癌になる者が後をたたん。
どうしょうもない。助け様もない。
お前達が屠殺をして食うも
わしが火水風の大掃除にかけるも
あまりちがいはないはずの事。
お前にロッキーもアンデス、ヒマラヤも
たたきつぶしてふみならしてろく地にして
米を作らすぞ、と
何辺も言うてきかして来たが
<P149> ロッキーがアンデスがどこにあるやら
わかりもせんのにとお前にいわれるから
今日はロッキーに案内をしたぞ。
この山々を一れつろく地に
たたきつぶしてふみならす。
湖をつくり植林をして
魚を育て米を作らすぞ。
今のアメリカは三人に一人は癌ぞと
申されてボストンで玄米食の
-
<P150> 久司さんにこの事を話しますと
十年前までは十人に一人
五年前までは五人に一人
今は三人に一人
癌ですよと申しました。
人はこの世に生まれ直って来るまでには
蝶畜類と八千九度生まれ変わり出かわりして
この世に人として生まれ直って来るぞと申されます。
人の命は短いですが
<P151> お前の親を、お前を、子供を殺して食うたら
どう思うぞと申されます。
人は牛馬、畜類、魚貝類、植林、森林、山林の果実、
野菜とすべての命を断って生きております。
水子、自殺、他殺、戦死者、船、車、火災、地震と
いろいろの事故で亡くなった人々の供養を
日本中世界中地球初まってから太古からの
三界万霊の供養を高野山にお願いに上がりますと
弘法大師様は
<P152> わしはみろくじゃあ。
わしはみろくぼさつじゃあ。
わしはこれからインドへ、ヒマラヤに行くぞ。
何時おかえりですかと尋ねますと
十日もたてばかえるぞ。
さあ行くぞと申されて
杖を持って傘をかぶって飛行されました。
「どのような大砂高山ゆだんしな
なんどき月日とんででるやら」(第六号九十二)
<P153> 「このかやし大砂高山をとりはらい
みな一れつはしょうちしていよ」(第六号百十五)
ロッキー、アンデス、ヒマラヤ等
いずれの国々、山々の大砂高山を
取りはらい、火水風の大そうじで
一れつろく地にたたきつぶしてふみならす。
そこには米を、野菜を、果物を作らす。
戦後は雨量が多いので麦は育たん。
魚を育て、米を、魚を常食とする。
<P154> 鯨等自ら海岸に身体を打ち上げて提供をする。
この事のいやな者は地球上に生存を
許す事は出来ん。
わしはお月さん。この断りを言うておく。
承知をしてもらう。
「たいないゑやどしこむのも月日なり
むまれだすのも月日せわどり」
助けるに助けられん魂は、月日がだきかかえて
戦後は日本で種の宿し込みをする。
<P155> 人種も一色となれば地球上で今の様な
宗教の喧嘩もない、人種の喧嘩もない。
戦争をして地球を、宇宙を破壊をする馬鹿もおらん。
この世界は自由で平等で一れつならしの、
人を使う人も使われる人もない、上もない下もない、
ここからここまでの国境もない。
お前達がこの世を仲良く
よふきぐらしをしてくれる事ならば
わしらもどんな事をもどんな働きもしてやるぞ。
<P156> わからん事があるならばたずねても見てくれ。
きいて見てくれ。よふきぐらしの世界は
やまずよわらず百十五歳を定命として定めをつける。
生きておろうと思えば
四百歳までも生を保つ事が出来る。
字もひらがなの字が世界の字となって
世界の人々が日本語を話す時が来る。
神代の昔から火の戦争をする事がわかっておった。
火には水と南極北極に氷をたくわえてある。
<P157> 南極北極の氷をといて
地球を洗い流して使わん事には地球は使えん。
戦後は二日二夜、突鉄砲の様に雨が降る。
原子の火傷と熱病にかかった人は
二日二夜の雨に身体をうたすと熱が取れる。
火傷の部分を水でよく洗い流して冷す事。
死んだ人の身体に決してふれてはならん。
自分も死ぬ。
常日頃、油のこい物を食しておると
<158> 脱油して身体がだめになる。
頭と一の道具をやくと助からん。
女の人は必ず髪の毛をみじかく切る事。
頭には必ず頭巾か風呂敷をかぶる事。
正月三月節句五月七月七夕九月供物は
この日のために供物をさせて来た。
神一条、助け一条を取ってある。
正月こゑのさずけとは、星月日地。
正月三方供物は三方の上に紙を二枚をしいて
<P159> 米八合か九合か富士の白雪八合目九合目、女一の道具。
米の上に餅を二つ、月と地球をなぞらえたもの。
橙(だいだい)に譲葉(ゆずりは)をさして餅の上におくと代々譲。
一枚の紙の上に橙をのせると日本の国旗になる。
橙を半分に割ると天皇陛下の菊の紋。
紙も紙、髪も髪、上も上、神も神。
正月三方供物の品は原子の火傷と熱病のくすり。
標縄(しめなわ)、門松、橙、譲葉、松竹梅、南天、うら白、
つるし柿、しいたけ、ちしゃ、小松な、うまいな、
<P160> まな、杓子な、高な、白菜、せり、なずな、
すずしろ、ごきょう、はこべ、ほとけのざ、くわい、
タマサイ、セロリ、キャベツ、チンゲン菜、
よくすりつぶして生汁を飲む。水を入れても飲む。
藁(わら)を煎じて飲むと決して死なない。
火傷は水でよく洗い流して冷す事。
火傷に一ばん良いのは馬鈴薯をおろして
麦飯、白飯、赤飯、小麦粉、米粉、そば粉、芋粉、
豆粉、かたくり、里芋、長芋、大根、蓮根、人参、ごぼう、
<P161> 南瓜、大豆、小豆、黒豆、空豆、山芋、
飯粒は粒のままでも良い。石で叩きつぷしても
良いから紙または布につけて早くはる事。
他の品々も同様。
三月女雛節旬、女一の道具。
女は口が三つ、上口下口二つ。
ひし餅、白赤青、月日地。
桃の花葉実、菜の花の花葉、よもぎ、いたどりの生汁。
よくすりつぶして飲む。煎じても飲む。
<P162> 五月節句、鯉登、赤鯉の生血、熱病のくすり。
ちまき、からたち、餅、男一の道具。
やわらかくして火傷にはる。
笹は塩分をふくんでおるから笹を煎じて飲む。
生葉をよくしがんで出すも良い。
菖蒲はよくすりつぶして風呂に長い間はいると
癩病でもなおる。
くちなし、種をつぶして水を入れて飲む。
七月七夕、供物はすべて熱病のくすり。
<P163> 西瓜、胡瓜、大根、黍等、果物、野菜をよく
つぶして生汁を欽む。生汁を身にすり込むも良い。
あさがお、はぎ、芒(すすき)、くず、なでしこ、おみなえし、
ふじばかま、ききょう、いずれも煎じて飲む。
うなぎ一匹、みみず、なめくじ、かたつむり三匹、
いずれといずれを煎じても良い。
水はカップ十杯。熱が取れるまで煎じて飲む。
火傷の部分に小便をかけるも良い。
味噌も何辺もぬる。火傷がなおる。
<P164> 赤土をよくねって何辺もぬる。
里芋は葉も茎も芋もつぶして塗る。
痛みが止まる。
水仙、曼珠沙華、つぶして飯、小麦粉等混ぜてはる。
焚火の灰、藁、笹を焚いた灰をうすく何辺もぬる。
痛みが止まる。
火傷の部分より広く厚くはる。
蕗(ふき)の葉も茎も根も生でおろして飲む。
熱が取れる。
<P165> いたどり、葉も茎も生でおろして飲む。
熱が取れる。
榊とよんで字のごとく神木この榊の生葉を
すりつぶして水を入れて飲む。
喉がはれて口がきけない人は榊の生汁を飲む。
口がきける。
くちなしの実も水を入れて飲む。
榊、松葉、菖蒲、笹、よもぎ、からたちをすりつぶして
水を入れて飲む。生汁を飲む。煎じても良い。
<P166> 皮膚に出来物が出来た時には
藁、菖蒲、笹、よもき、どくだみを煎じて飲む。
煎汁を入れて風呂にはいると良い。
菖蒲を五本、よくすりつぶして長い間風呂に
はいると癩病でもなおる。
青梅はおろして塩を入れて食う。
塩分の不足の時には笹を煎じて飲むと良い。
生葉をしがんでかすを出すも良い。
笹は塩をふくんでおる。
<P167> 黍(きび)は毛も皮も茎も芯もすべて煎じて飲む。
蕗(ふき)、いたどり、茎も菜も生汁を飲む。
煎じても飲む。おだまき、浜なすの生汁を飲む。
赤土をよくねってぬる。味噌もぬる。痛みが止まる。
火傷がなおる。
戦時には女子供の髪の毛をみじかく切る事。
頭を、髪の毛をやくと命が亡くなる。
戦争になると灯が消える。
お月さんのわしに手をあわしてくれる。
<P168> お日さんに手をあわしてくれる。
食う物の不自由をする時が来る。
常日頃三べん三べん食事は必ず取っておく事。
特に子供には食事を取らしておく事。
水を粗末にした者は水に不自由をする。
食う物を粗末にした者は食う物に不自由をする。
食う物もない。一敵の水もない。着る物もない。
お前達が前生につくった罪、
今生につくった罪のさばきをうける日が来る。
<P169> 天のさばきの庭に立つ。
自国のためのスパイも
他国のためのスパイも
いずれの国のスパイも
みでさびてとおしにかけてはかりにはかって
ますでくみわける。
火そう、水そう、土そう、大そうじにかける。
承知をしてしもらう。風はほうきの役目を果たす。
火、水、風。
<P170> この地球は丁度百億六千万の物質で成り立っておる。
それで地球の回転が出来ておる。
一つでもかけたら地球は使えん事になる。
鉱物、食物、動物、草木を育てるも
くさらす事も出来て行く。
今のお前達は科学化学と
人殺しの道具ばかり作って情けない。
地球のつくり直しをする。承知をしてもらう。
この世をどうしたらよふきぐらしが
<P171> 出来るかを考えてくれる
成人のその日を待ちかねる。
今度は地球の完成も出来る。
この世に、人に生まれて来て良かったと
よろこんでもらえる。
先をたのしみにどんな苦しい中をも
しっかりと助け合って生きぬいてもらいたい。
大和民族はのこしたい。
先はたのしいよふきぐらしの
<P172> 世界が待っておる。
お月様はお前の頭には十二柱の神々が
お前の働きの手伝いをしておるぞと申します。
この日本の国は火の国、根の国、底の国。
日の丸のしるしはわしがさずけた。
この地球木は日本の根が枯れると
地球は使えん事になる。
この地球のつくり直しは
寒い所も暑い所も海底に沈めて
<P173> 太平洋の真中に陸地が五つ、
大西洋の真中に陸地が三つ。
北極は使わん事にする。
赤土を焼土さして海底トンネルが出来て、
海底牧場が出来て、トンネルの中から
魚の育生の見物が出来る。
日本からアメリカへ七日もあればトンネルで往復が出来る。
空もとぶ、陸も走る、海も走る飛行機が出来る。
今の様にパスポートもいらん、どこの国でも自由に行ける。
<P174> 南極は今の三倍にも近い大陸となって
にてもやいても生でも食える果物が
ゆさゆさとなって大方日本人が住む。
「このかやしたいしゃ高山とりはらい
みな一れつはしようちしていよ」
世界中いずれの国々の大砂高山を一れつに
ろく地にたたきつぷしてふみならした後は
大小の湖を沢山につくる。
毒草の根も絶つ。
<P175> 雨は夜間に降る。
夜の八時頃から降り出して朝の八時頃にやむ。
七日目、八日目に降る。
雨の降る日が定まる。
雨量が多いので湖に雨水を一度ためて徐々に流す。
雨量が多いので太陽の熱と雨水を利用して
自家発電が出来る。太陽のためにも良い。
湖にも河川にも必ず植林をして魚を育てる。
魚を常食とする。
<P176> 戦後は牛馬を、畜生を食用にはせん。
この事のいやな者は地球上に生存を許さん。
湖の周辺にも河川にも農園が、果樹園が、
公園が、工場が出来る。
雨量が多くなるので麦は育たん。
米を作らす。米も餅米を作らす。
餅の玄米を常食とする。
食うてうまい。少量ですむ。消化も良い。
持ち運びにも良い。身体にも良い。
<P177> 百十五歳定命として
やまずよわらず生きて生ける。
午後からは好きな事をしてくらせる。
ここからここまでの国境もない。
どこの国でも自由に行けて大きなお城の様な所で
好きな人同志が住める。
午前十一時までは世界中のだれでもが
三時間は必ず働いて、子供でも手足の立つ者は
自分の食う物は自分が作る事にする。
<P178> 旅行に出た者は旅先で働いて
食事をもらって食うて、
働くのがいやでなまける者は
木の葉のように散って行く。すぐと引き取る。
海岸に行けば女、子供でも
えびでも小魚でも自由に取れて
必要なだけ取って無益な殺生はせん。
果物でもこれはうまいなあと思えば
すぐ種を入れれば
<P179> 世界中うまい果物がゆさゆさとなる。
旅の先でうまい果物が食えて
旅行がたのしみになる。
湖の周辺にも河川にも農園が、果樹園が、
公園が、工場が出来て、果物でも野菜でも
人がおってもおらいでも自由にちぎって食えて
だれかに送ってやろうと思えばちぎって送られて
作ってくれたお礼は必ずおいて
世界中の人々が使えるチケットのような物を作って
<P180> そのチケットを盗む人もごまかす人もない。
もしも心得ちがいの者があれば
その場で木葉の様に散って行く。すぐと引き取る。
誠真実の世界には
法律もいらん。監獄もいらん。
共産、共存、共栄。
陽気ぐらしの世界はたがいに助け合い、むつびあい、
この世をたのしくくらして行けるかを語りあい、
話しあい、品物は生活の必需品だけを作る事にする。
<P181> 出来た品物は話しあいの上でわかちあえば
働く事が楽しみになる。
自由で平等で
上も下もない、人を使う人も使われる人もない。
社長も課長もない、教会制度もない。
戦後は皇位につく者も王位につく者もない。
今の様に宗教の組織に拘束される事もない。
甘露台が出来る。
世界中の人々が寄って来る。
<P182> 星月日地に四拍手四礼をして
朝の日の出日の入りに道具を使うておつとめをする。
教会が世界中に出来る。
世界の宗教も一つに定めがつく。
その時来たら
やまずよわらず百十五歳の定命とさだめをつける。
ここからここまでの国境もない。
上もない下もない。
一れつならしの陽気ぐらしの世界が来る。
<P183> 陽気ぐらしの世界は、自由な信仰が出来て
ここからここまでわしの土地と、
境界線を争う人もない。
世界中だれでもがどこの国にでも自由に住めて
宗教の喧嘩も人種の喧嘩もない。
人殺しの道具を使うて戦争をして
地球を、宇宙を破壊する馬鹿もおらん。
また二度と再びこの様な事があるならば
いつなん時でも大そうじにかける。
<P184> いついつまでもこの事は話のたねになるほどにと、
のちのちの世にまでもつたえいましめおく。
わしはお月さん。
このことわりを言うておく。承知をしてもらう。
「どうでもしんじんするならば
かうをむすぽやないかいな」
このこうをむすぶ。
世界の皆様。
お月様がこの話を初めてから
<P185> 三十何年の月日がたちました。
お月様に星空に向かって地球をお助け下さいませ。
宇宙をお助け下さいませ。
地球の子供をお助け下さいませ。
朝な夕な泣きながら念じ、お願い申し上げて来ました。
お月様の申された事には間違いはなかったと
つたないペンを取っております。
何も彼も水の様にとけて行く、わかって行く。
大和に入れ。みきが待っておるぞ。
<P186> わしの仕事の手伝いを、お前の手伝いを、
天理教の者が手伝うてくれるぞ、と申されましたが
三十年の間、誠真実のお助けの手伝いをして貰いました。
あとのこうきはなんぼお前が書かんと言うても
わしは書かす。
そばの人の日記にしるしてくれてありました。
わしの話す事を日本よりも外国から先に
話す事にするぞ、と申された通りになりました。
くり返して申し上げます。
<P187> 高知におる時、十戒の映画を見た後で
旧約聖書の中にお前の話をさしてある。
みかぐらのうたには
「かみがでっなにかいさいをとくならば
せかい一れついさむなり
一れつにはやくたすけをいそぐから
せかいの心もいさめかけ」と
お前が世に出て話す事を
みきにいわしててある。
<P188> みきはお前が大和に入る日を
一日千秋の思いで待ちかねておるぞと申され、
三十五年前に天理に参りました。
モーゼ
釈迦
キリスト
八百万
甘露台住まいをされると申されました。
夜半に甘露台で、日中は高野山で、
<P189> お助けの時は世界中に出て行くと申されました。
エホバの人が来られて
エホバとは何んの神様ですかとたずねますと
エホバとはわしの事。
地球を、宇宙をつくった
天の神、実の神
なむ天理王命と申されました。
時と所のちがいはあっても神々はおなじぞ。
地球は一つ、一れつは兄弟、世界は一つ。
<P190> 鳥も魚も地球をかけ廻っておるぞ。
四十年前に
わしの言う事もお前の言う事もきかずに
宗教の喧嘩を、欲と人種の喧嘩を、
火の戦争をやるぞと申されましたが
火の戦争をやって貰うと
南極が上になるぞ。
これを承知かと申しております。
お月様の話された事は、
<P191> 世界への皆様への警告であってほしい、
諭しであってほしいと念じてやみません。
なんぼ笑われそしられても良いです。
戦争をしないで下さい。
お願い申し上げます。
みきにいわしてある。
天理天体十柱十全の守護の働きが
地球の子供達にわかれば
人殺しの道具を化学兵器を使う事もない。
<P192> 朝な夕な道具を使うて
よふきづとめをよふきぐらしの
その日を待ちかねる。
合掌
平成七年四月一日発行
著者 須藤花井
著者住所 天理市
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