この「神一条」は、須藤花井(お日様)が56歳の時に書かれたものです。
原文は、カンマ(、)やピリオド(。)などが全く書かれていなく、ひらがな主体の文章に
なっていますので「月よりの神言」と同じように、私流に漢字を多用して、ひらがな部分を
漢字に変換しています。
<神一条>
天理市三島上四条三二四
須藤花井しるす
昭和四十七年十二月一日
<P1>
日本の皆さん、世界の皆さん、私に神様が話す事を一度聞いて貰へと申されますので筆を
取りました。私は高知県安芸郡田野町二三七二番地 須藤紫郎の長女として生れました。
五十六才です。小学校を出ております。一年と二ヶ月の子供をおいて主人の家を出された私は
子供を捨てた悲しみに何度も死ぬ場所を探しました。それをみかねた近所の古津のおばさんは
奈半利町法寺のお婆さんの所へ連れて行ってくれました。そのおばあさんは小さなお琴を弾いて
八百万神々とお唱えをしてお勤めをしていました。溺れる者は藁をもつかむと申しますが
半年ほど通ったある日の事、そのお婆さんは、伊予国は石槌大権現ぢゃあ、また人をまびく人をまびく
みでさびて通しにかけて、はかりにはかって、ますでくみわけるぞと大きな声で話を始じめました。
私は口に出しては言いませんが、心の中で神様が人をまびいてたまるか、神様とはそんなものではない。
今度の戦争で私の主人も帰らないし弟と従兄弟で十人も戦死したのに、これだけ沢山の人が死んだのに
またこんな事があってたまるかと心の中で反撥をしました。お婆さんは伊予の国は石槌大権現じぢゃあ
また人をまびく人をまびく、みでさびてとをしにかけて
<P2>
はかりにはかって、ますでくみわけるぞと大きな声で同じ事を五回も繰り返し話をしました。
その帰りの道です、奈半利川の橋の上で立ち止った古津のおばさんは、今の石槌さんが話をした
ような時節がまた来るろうかねと言いました。それからの私は困った事がある時には、神様と話す人の所へ
行ってなんでも相談をするようになりました。
今までにした事のない漁師と百姓の手伝いに、奥山に入って炭やきの手伝い、菓子屋、料理の
手伝いと、困った事が出来たら神様と話をする人の所へなんでも聞きに行きました。
高知市宝永町へ移ったのも、神様の申された通りに十年目に子供と一緒にくらす事が出来ました。
本当に神様があったら、私にも神様が話をしてくれたならと願うようになりました。
<P3>
夏は氷をかいて、涼しくなって来ますと、うどんを売っておりました。氷を食べに来たお客さんに
貴方の所の先祖は、武内宿禰(たけのうちのすくね)ですね。山の中腹にお社があってその社の前
には大きな榊が二本植わっておって、社の前横に石があって、その石に銘を打ってあって学者がなんぼ
来ても、何んと書いてあるやら分かりませんやろうと言います、どうしてそんな事が分かりますか不思議
ですね。わし所はどんなにして
<P4>
も結構に行きませんよと言います。先祖をほって町に出て来て結構に行くわけがないですよと言いますと
恐い恐いと言って半分氷を食べさしで帰りました。 ひどく酒に酔うた客がうどんを食べに来ました。
冗談ばっかし言います。何時戦争をやるか分からん、地球の人間がどうなるか分からん時が来て馬鹿を
言っておる場合ぢゃあないですよ。先祖を安徳天皇に持って、あんた所の家にはこれ位の巻物が二本
あってその巻物には源平合戦を書いてあって、壇の浦の安徳天皇は身代りで安徳天皇は三十七才で
死んだでしょうと言いますと、わしで十一代目です。わし所は代々が神主をして来ましたが、わしの代で
神主を辞めましたと言います。沢山の人を殺したものは神主をして人を助けるのが当たり前ですよと
言いますと、酒のよいもさめた酒を飲まん時に来ますと後日来てくれました。
<P5>
身体が重苦しくなって来ますと、立ってはおられません。ばったんと横になりますと、武内宿禰
でございます、聖徳太子でございます、菅原道真でございますと、豊臣秀吉、塚原卜伝、霧隠才蔵
猿飛佐助、日本の歴史で習った人々、代々の天皇が名乗りを上げて入り込んで来ました。
伊藤博文、桂小五郎、西郷隆盛、桃山御陵、昭憲皇太后、明治天皇、坂本龍馬、中岡慎太郎
広瀬中佐、東郷平八郎、ナポレオン、アブラハムリンカーン、ナイチンゲール、フランスの祖国を
救うた少女でございます、役行者、大和の天理の中山みきでございます、みきの姿でございます。
私もどうぞと申されました。身体が重苦しくなって来ますと立ってはおられません、入り込まれると
米一俵でも平気で担つげます。記せば際限もないですが、長い間こんな日が続きました。
神様は色々の事を話されました。夜に昼についで、私が何のためこの世に生れて来たかを
この世界がどうなって行くかの事を、そのため近所の方や親弟妹にはずい分と迷惑をかけました。
近所の人でも、あんたの娘さんは気が狂うておると母に話して聞かす人と、私の家の事も神様の
申される通りになりましたと、話して下さる人と分かれました。私はおかやんの腹を借り
<P6>
て人に生れても人間ぢゃあないよ、今にアメリカとソ連が戦争をして、世界の陸地三分の一になって
人口四六になるよと母に話しますと、母は父も死んだ後でこんな事を言うてどうしよう
世界の陸地が三分の一になって、人間が四六になってたまるか、そんな間違った事言うものぢゃない
心をしっかり持ってくれと、母は私の膝に取りすがって何度も泣きくずれました。
主人の弟妹にも私の弟妹にも、ずい分と迷惑をかけて来ました、申訳なく思います。
<P7>
巳の年は普賢菩薩、卯の年は文珠菩薩、十一面観音観音力、十一代は桓武天皇、お前の先祖は
桓武天皇ぞ、歴史の本には誤りはあるなれど、十一代は桓武天皇ぞ、桓武天皇の先祖は誰であろうのう
あまてらすおおみ神であろうがのう。お前の名は須藤花井、またの名は八幡大菩薩、大日如来
阿弥陀如来、天照皇はあまてらすおおみ神ぞ、神代この方以来血の一点の濁りもない曇りもない
神一筋ぢゃあ、もう一軒あったが近頃になって養子が入った。お前は、この日の本を地球を宇宙を
助けんならん大きな役目を持って生れておる。なんぼお前がいやと言うても、この役目を果さんならんぞ。
今はソ連と中国が仲が良いが、今にソ連と中国が仲が悪くなって戦争をやる、初めから激突ぢゃあ
日本もソ連から原爆をぶたれる。アメリカにつく国とソ連につく国が出来て、世界戦争になる。
今度の戦争は、原爆の戦争で火の戦争ぢゃあ、今度原爆の戦争をやったら世界の陸地三分の
<P8>
一、世界の人口四六になる。お前は人間ではないぞ、お前は日様ぢゃあ、姿は人間の姿をしておっても
人間ではないぞ。須藤紫郎の長女として、須藤利枝の腹を借りてこの世に人として生れさした。
わしはお月さん、お前はお日さん、お前はわしの家内ぢゃあ。空におっては、この世界の助けは出来ては
行かん。そのため地上に人として下げた。この地球の子供は皆んなわしとお前の子供ぢゃあ。どこの父親でも
子供が間違うた事をしたらぶってでも殴ってでも意見をする、お前は母親ぢゃあ、わしがお前に話しておる事を
世界の子供たちによく伝へて貰いたい。お前がこの世に人として生れて来た役目を果せ、今度戦争を
やったら世界の陸地も三分の一になる、人間四六になるぞ。それでも言う事を聞かんと戦争をやるか
やってみよわしの言う通りになるぞ。 この地球の完成もまだ出来てはおらん、この際地球のやり直しをする。
寒うて使へん土地も、暑うて使へん土地も海の底に沈めて、真中の良い所だけ残して地球の造り直しをする。
親は見ていてつらい、何時までたっても欲の喧嘩をやる。わしも、いいたった、みいたった、喧嘩をせんでも
良い様に地球の造り直しをする。皆んなで仲良く暮らして行ける様にしてやる。皆んなわしの子
※「いいたった、みいたった」とは、「お月さまは、長年人間に対し喧嘩(戦争)をするなと言い続けて
(言い尽くして)来たり、見届けてきたりして来た」とい言うことではないかと思われます。
<P9>
供、戦争をする様な子供は残さん。仲良く暮らして行く子供だけを残す。お前はわしの家内ぢゃあ。
わしが話しておる事を子供達に伝えてくれと、夜となく昼となく話が続きます。
初めの内は納得が行きません、大きな声で一口一口、口答えをしてどなり返して来ました。この地球が
陸地が三分の一になって、人口四六になってたまるかと思うと泣けて来ます。このため近所の人や
親弟妹親戚には随分と迷惑をかけて来ました。お前は、今わしの言う事を一口一口、口答えを
してはおるが、今に納得の行く時節が来るぞ。先が来たら朝日新聞の天声人語の所を借りて
わしが話す事を世界の者に話して聞かす時が来るぞ。
天の声を人が語ると、ここのページを借りて世界の者に話して聞かす時が来るぞ。大きな声でものをいいな。
近所の者も道を通る者もお前を狂人とゆうぞ、胸の中で話をしてくれ、大きな声でものを言うてはならんぞ。
子供が学校に行ったら、あの子のお母は気が違っておると友達が話しておるぞ、子供がむごいではないか
心の中で話をせよ。ソ連と中国に戦争をやる
<P10>
なと止めてもやる、アメリカにつく国とソ連につく国とが出来て、世界戦争になる。日本もソ連から原爆を
ぶたれる、神代の昔から、今日の日の来る事は分かっておった。喧嘩をやる事が分かっておった
原爆の戦争は火の戦争ぢゃあ、火には水と地球を冷さん事には地球は使へん事になる。
そのため南極と北極に氷を蓄えて用意をして置いてあると、夜も昼もついで話をします。
もしも神様の話されるように原爆の戦争の後で、二時間も地震がして海が三十六(ヶ所)、陸が九十三(ヶ所)も
一度に噴火をして、南極の氷が溶けたら八メータの高さの波が一里続いて、北極の氷が溶けたら
十一メータの高さの波が一里半も続いたらどうしよう、私に、この時の助けが出来て行くだろうか
中途で挫折をする位なら初めからせん方が良いと思うと、堪らなくなります。話をしてくれるな、聞きとうはない
命を断ってくれと怒鳴り返しますと、出来んものにせよとは言わん。 出来て行くからせよと申しておると
繰り返し、繰り返し申されます。それでも私一人では出来ては行かんと言いますと、大和の天理に中山みき
と言うお婆があってのう、そのお婆に話してあるも、お前に話すも同じの事を話してある。
みきにはお前が世に出る事を話をさしてあ
<P11>
る。字もひらがなの字で本を書かし、みきはお前が大和に入る日を一日千秋の思いで待ち兼ねておる。
今は色々の者が尋ねて来てはおるが、だんだんと天理教の者が尋ねて来るぞと申されました。
近所の田村のおばさんに、(中山)みきにはひらがなの字で本を書かしてあると申しますが
どんな本ですかと聞きますと、みかぐらうたを持って来てくれました。みかぐらうたを手に取りますと
この十二下りのみかぐらを、説いた者がこの地球の上でまだ一人もない、お前が初めてぢゃあ。
この十二下りのみかぐらの通りに、この世界がなって行くぞと、申されて十二下りのみかぐらを
順々に説かれました。
天理教の人が来て、神様は今度戦争をやったら、世界の陸地三分の一、世界の人口四六と申して
おりますよとい言いますと、教祖さまも世界は三分の一、四六と申してございますよと言ました。
そんな事が分かっておったら大和に入らんと言いますと、お前(が)大和に入らん事には地球の
人間は十人しか残らんぞ、それでも良いかと申されました。なんぼ私にこんな話をしてくれても
皆んなが私を狂人と言うよ。映画なと作って見せてやと頼むと、十戒の映画をわしが作っ
<P12>
てやった、見に行けと申される。この世界も十戒の映画と同じようになるぞ、悪は滅び善は助かる。
この十戒の映画によくにた場所があるぞと申されました。これが今の天理教で十戒の映画さながら
話は神さんの話だが、してるおる事は徳川幕府と同じで江戸家老、国家老、殿様と名称は違っても
権力を振っておるのを見ると徳川幕府と一緒。教祖の教理には納得出来ますが、
天理教の組織には納得出来ませんと、天理に入って十年この方、何人からもよく聞いた言葉。
神様の話はなかなか上手にするが、心使いは十戒の映画と同じで一列の話にはほど遠い。
一列とは大教会もない分教会もない本部員も準員もない、上もない下もない、人を使う人も使われる
人もない、甘露台を中心に一列の暮らしをする事で、この心定めの出来ん者は大掃除にかける。
承知をしてくれ、大名の暮らしも出来るでと、大名の暮らしもして貰い、納得も出来た事いづれも
一列にならす。天理教の者から先に初めて貰う、神が出て何かいさいを説くならばと、いさい承知を
して貰う事にする。遠慮はせんでと申しております。
話しは後先になりますが、岡山に行け、岡山に行く前に善通寺に寄って行けよと申されます。善通
P13
寺の駅におりますと、夜の十時でした。駅員さんが百円あったら車で行けますよと言ってくれましたが
歩いてこいと申されますよと言いますと、それなら歩いて行って下さいと道順を教えてくれました。
暫く歩きますと男の人が大勢で踊りを踊っております、阿波踊りです。その前を通りますとわしの言う
事を聞いて、このもの達に神通力を通せよと、申されて神通力を渡しました。ちっと角を曲がりますと
踊りを踊っております。神通力を渡すぞ、お前が今日ここへ来るため、皆んなの者を寄せておいたぞ
と申されました。
善通寺に来て良ったと思いました。善通寺に行きますと大門の戸が締まっております、
大師さん、善通寺に来いと申されて来ました。折角遠い所から来ましたのに、ここの大門の戸を開けてやと
言いますと、ここの大門の戸をあける訳には行かんぞ、新聞を敷いて坐れ、わしに供へてくれようと思って
持って来たおはぎを、お前の手の上に載せてみよと申されます。手の上に載せて見ました。
今日からお前はおこもぞと申されます。
おこもって何にと聞き返しますと、おこもと言うたら、おこもよや、と大きな声で怒鳴られました。
<P14>
今は中国と言うが昔は唐と言うた、わしは唐へ渡る前にひらがなの字を作り、唐へ渡って足の裏を三寸
断ち麦を三粒入れて日本へ持ち帰った。種はその時ぶっと芽を切っておった。それを種まき寺で殖や
して、四国の八ヶ所の麓にくばって歩いた。三粒やった所もある、五粒やった者もある。三粒の種を殖や
して山へ山へと畠を作って豪農になった者もある。五粒の種を捨てた者もある。お前は、前は神、後は仏
八百万の罪を砕く、石槌大権現に槌を貰うたであろうがのう、その槌で八百万の罪を砕いてこい。
そしたら大門の戸を開けてやる、お前の名は、ハナイ、ハナハトマメマスを説かんならんぞ。
須藤はマスの紋、お前は人をますでくみわける役目を持って生れておる。 この日本の国を桃太郎
の国としようかのう、今は赤鬼と青鬼が人を殺す道具を作っておる。岡山に行け岡山に行ったら
後の三分の二の桃太郎の話をしてくれる者があると申されて、岡山の天台宗十二社大権現に
参りました。どこからお参りをしようかなと一人事を言いますと、上に来い上に上がって来いと申されます。
三重の塔の前でお勤めをしました。 国のためつくせし人のいさほしを代々の末まで神とまつらん
日の本は世界をあまねく照ら
<P15>
すなり、吹けよ神風伊勢の神風とお勤めをしますと、こっちに来い、こっちに来いと申されます。
声のする方に行って見ますと、わしの頭から足の先までさすって見よ、お前の手をわしの手に持 って
来いと申されます。
手に巻物を持っておられます、さあこの巻物には、この地球の事、宇宙の事を説いてある。さあ渡すぞ
しっかりとうけ取れよ。下へおりて行け、下でお前を待ちかねておる者があると申されます。恐る恐る
下におりて行きますと、十二社大権現の奥の方から天照皇、天照皇、長い年月歳月を今日ここに来る日を
待ちに待ったぞ、さあここへ来い、お前が作った歌を歌ってくれと申されます。
この度は一人一人が神の子ぞ、先祖みちびけ神のみこにと、日の丸の印は我れがさづけしぞ。
守れ国民神の日本をこの度の仕事は、我れが初めての力を尽くせよ。代々の神々とお勤めをしますと
お前は、今上で巻物を貰うたであろうがのう、この巻物には正月の三方の事を説いてある。
正月の三方の一番上の譲り葉は星、橙の蜜柑はお日様、蜜柑を半分に割って見よ、天皇陛下の菊の
紋になるであろうがのう。下の餅は月、その次の餅は地球をなぞらへたもの。餅をつくには、き
<P16>
ねがいる。きねが男の道具、うすが女の道具。夫婦が餅をついたらこをつける。
お前のお母が三方の米は八合か九合か、一升盛って供へてはならん。三方の米をこぼしてはならん
ときつく申したであろうがのう、八合目九合目富士の白雪、この地球は一番先に富士が噴火を
して、四国が出来て瀬戸内海に小島が二つ、その次に本州が出来、日本は大陸であった。
今から五万年の昔、日本海が陥没した。
この正月に祀らしてある品々は、すべて原子の薬ぢゃあ、そのため正月三月五月七月七夕祀らして来た。
これが助け一条、神一条。高知へ帰れ、何んの事も、ぽつぽつと言うて聞かしてやる、話をしてやると
申されました。
<P17>
大和の天理に尋ねてみよ、にんげんをはじめたをやがも(う)一人どこにあるならたずねいてみよと
言わしてある。よろづ因縁を説いてきかしてある。わしは、(中山みきに)水爆原爆ミサイル殺人光線を
使って火の戦争をする事を、火水風で世界の大掃除をすると言わしてある。
なんぼお前達に、水爆原爆ミサイル殺人光線を使うなと言うて聞かしても、聞かんとやる。
わしのゆう事を聞かんと、水爆原爆ミサイル殺人光線を使うと、地球は高度の熱になって、雑草はほとん
ど枯れ 、あっちもこっちも硫黄がふき、温泉がふく、地割れ山崩れ山潮がふき、河川堤防が切れて、氾濫
をする。高度の熱になって来ると、日本で四十六度の日が二日続く、 海鳴り山鳴りがごうごうと十一時間
もやる。
海は三十六(ヶ所)、陸は九十三(ヶ所)一ぺんに噴火をして、傾いた地球は真直になる。
そのため南極と北極の氷が溶けて、空にのぼり二日二夜つき鉄砲の様に雨が降り、北極の氷が溶けたら
高さ十一メーターの波が一里半続く、南極の氷が溶けたら 高さ八メータの波が一里続く。
伊勢湾と紀州の沖でものすごい勢いで、ぶち込んで来てかちあう、地球は元の泥海の世界にもどる。
原爆の戦争は火葬になる、地震がすると土葬にな
<P18>
る。南極と北極の氷が溶けると、水葬になる。水には風がともなう、火水風神代の昔から、今日この日の
来る事が分かっておった。欲の喧嘩をやって、戦いをする事が分かっておった。火には水とこの地球を
冷さん事には地球はもたん、そのため南極と北極に氷を蓄えて用意をして置いてある。
わしは、(中山)みきに人間を造った元の因縁を説いて聞かして、お前達兄弟が、喧嘩せんように
言うて聞かしてやってある。
大和の天理に尋ね来てみよ、子供でも年寄でも読めるように、ひらがなの字でよろづいんねん、みな説いて
聞かしてやってある。原爆の戦争をしてみよ、地球はわしのいう通り、どろ海の世界にもどるぞ。
わしの言う事を聞かん者は、一人も残す事は出来ん。原爆の戦争をやってみよ、わしもわしの言う通りの事を
してやる。この地球はわしが作ったもの、わしのものぢゃあ、この地球の資源もわしが作ってある。
お前たちの身体もわしが作って貸してある。このことわけは、みきを神として表に出して、よ
P19
ろづの因縁をみな説いて、聞かしてやってある。大和の天理に尋ね来てみよ。
天の理を説いて聞かして、元の因縁を説いて聞かしてやってある。 わしは今から三千年のその昔インドの
釈迦を下げ、キリストを下げて、聖徳太子には、この日本の国は大和の国である、
一人の人が和を作る事を説かし、わしは弘法大師として世に出てひらがなの字を作り、
今日この事をあるをもって、その間は、いろいろの人を下げて、日蓮には風を吹かす力を授け
日本の国土を守らし、日蓮までは仏として、仏の因果を説かし、みきは神として表に出してひらがなの字で
本を書かし、お前に話すも、みきに話すも同じ事を話して来た。
人がどうして出来たかはみきに話をさしてある。お前にその話をしておる間がない。
分からん事は人にも聞いてみてくれ、尋ねてみてくれ。お前は助け一条に立て、仏教ではキリスト教では
この世界は救われんぞ、天理教でなかったら、この世界は救われん時が来たぞ。
大和に入れ、みきが待っておる。
みき七十九年八十年がなかったら、この天理教の教門はみきに説かさんぞ、みき七十九年八十年
<P20>
に、アメリカにつく国とソ連につく国が出来て、大きな戦争になる。この助けはお前がせんならんぞ。
それをしに、人としてこの世に生れて来た。お前の名は須藤花井、またの名は八幡大菩薩、大日如来
阿弥陀如来、天照皇は天照大神ぞ、神代の方以来、血の一点の濁りもない曇りもない、神一筋ぢゃあ
もう一軒あったが、近頃になって残念な事に養子が入った。
お前は、この日の本を地球を宇宙を救わんならん大きな役目を持って生れておる。
なんぼお前がいやと言うても、この役目を果さんならんぞ。それをしに人としてこの世に下げてある。
お前は日様ぢゃあ、身体は人間の身体をしておっても日様ぢゃあ。
むらかた早くに助けたい、なれど心がわからいでと、分からん者は手ふり通り土に返す事にする。
承知ををしてもらいたい、このことわりを言うておく。
火水風のお助け人には、みきもよろづも、わしも入りこんで話をして助けを取る事にする。
承知をしてもらう。これよりほかに助けを取る道はない。
とても神なをよびだせば、はやくこもとへたずねでよと、早くにわしのもとへ出て来てもらいた
<P21>
い。火水風の助けを手伝うて貰いたい。
大和民族は残したい。この日本列島は、世界のどこの国よりも、原爆ミサイルをぶたれる。
空からの攻撃もうける、殺人光線も使れる、上陸もして来る。
都会という都会、街という街、駅という駅、工場という工場は、ほとんどミサイルをぶたれる。
空からの攻撃もされる。万国博を利用してスパイの調査はすんでおる。
何時どんな事があっても、逃げられるよう身体を整えておく事が肝心。
政府が無くなったら、金は通用せん、金を取りに入ると命をすてる事になる。
この事わけの分からん者は死なんならんぞ、命だけ助かったらなんとかなる。
戦争が始まったら下着は必ず、白木綿を身につける事。
黒いもの赤いものを着てはならん、今の化学製品を身につけると助からん。
わしの言う事を聞かん者は残らんぞ。大和民族は残したい。原爆の戦争は十七日で終わる。
熱病にかかって死ぬ者はたいてい三日で死ぬ。七日も生きておる者は一人もない。
いづれの国も同じ事。お前たちの住むせか
<P22>
いは、この地球以外にはないはずの事。この親のわしの言う事を聞かん時には、地球はわしの言う通り
今の世界の陸地の三分の一になり、世界の人口四六。どこからどこまで陸地が減るか、どこの国の人口が
なんぼになるか、納得の行くまで聞かしてやる。よく聞いておいて貰う。いついつまでもこの事は、話の種に
なるほどにと、地球の続くかぎり、宇宙の続くかぎり、いついつまでも戒めておく。
世界の子供は、みんなわしの子供。可愛いばっかしに言うて聞かしてやっておる。
お前達はみんな一列の兄弟や、今度戦争をやったら地球がどうなるかを、地球を造ったわしには
よく分かっておる。一列の兄弟の話をしても、分からん様なわからずやの阿呆も、自分さえ良ったら
人はどうでも良い様な真実誠もわからん様な者も、なんぼ言うて聞かしてやっても喧嘩ばっかしやる様な者も
なんぼ人間は賢うても人を殺す道具を作る道具人も、自国のためのスパイも、他国のためのスパイも
宗教を神の名を使うてスパイ活動をやらした者も、やる者も、人を使うて人に難儀をさせておいて
もうけた金で自分だけ豪勢な生活をする者も、権力の座にすわり人を虐げる者も、人をけしかけておいて
人に意地悪
<P23>
をさせておいて、自分は陰で手を叩いて喜ぶような腹黒も、真面目に働かずに、腕力暴力を働く
暴力団も、おれの身体はおれのものと、身体を粗末に扱う者も、火、水、金、物すべての資源を
粗末に使う者も、学者金持医者坊主の百姓の立替を言うておく。今までに高い所にいた者が
低うなる、なんぼ天理教の者でも、わしの仕事の邪魔をする者があれば、その人間はなんぼ
良うても一度引取って陽気暮らしの世界に早く生れ直す事にする。
先祖が徳を積んでおってもこの限りではない。このことわりを言うておく、助けるに助けられん
元の子かずは、陽気暮らしの世界まで、魂を抱きかかえて早く生れなおす事にする。
今までは、ない者の命をつなぎ、その者には仕事を与えて食うに困らんようにしてやってきた。
世界の大掃除にかかる前に、足元の掃除を先にする。この地場において、ほこりを積むようでは
世界助けは出来ん。これからはおおぼう(応法)の道を通す者も、雑草の根も、毒草の 根もたつ。
わしも、みきもよろづも、足元の整理をする事にする。
<P24>
整理をすまして、世界の大掃除にかかる。
今のお前達のしておる事を見ておると、見るにみられん。子供がままごとをしておると同じで
欲の心使いばっかしで、何時だれが買いに来てくれるやらわからん様な品物を、山の様に
積んで、人件費をかけ税金をかけて、朝から晩まで、あせくせと日を送り、親のわしは情ない。
もうちっと心の立て直しが出来て、成人の出来んものかと、子供の成人の日を待ちかねる。
北海道で取れたリンゴを青森へ送り、青森で取れたリンゴを北海道に送る。
北海道で取れたこんぶを大阪まで運んで、加工をして高値を付けて北海道へ送り返す。
高知で取れたピーマンを青森へ送り、東京で高値がすると聞くと、そのまま車を東京まで引返して
九州で取れたつるし柿に大和の札をつけて、粉をつけて、九州の人が大和の土産と九州へ
持って帰って、五十円のつるし柿を二百円に売って、強欲の取りあいは、うそを付けて、粉を付けて
腹の探り合いをやって、醜い争いと、強欲の世界は、嘘と強欲の取り合いをやって、夜やら昼やら
分からん日々を送り、車が汽車に衝突をして、人を使う者は人に難儀をさせておいて、自分は
<P25>
豪勢な生活をして暮らして、その権力を嫌がる者は、ワッショワッショのデモをやって、革命をやって
挙げ句の果ては戦争ごっこをやり、国の取り合いをやる。今度戦争をやったら、地球は元のどろ海に
もどるが、これを承知か。皆の者、親の残念を聞かしてやる、何をどこへ作って置いてあるかを教えて
やりたいが、ゆうに言われん。
言うてやったら、強欲の取り合いをやって戦争の道具に使う、ゆうに言われん。
わしは原油を作るのに、六万年もかかる。それをお前達は、知恵のさづけで堀出して
兄弟喧嘩の取り合いの、殺し合いの戦争の道具に使う、情けない。
六万年もかかって作った資源を、今のように片っ端から堀出してむだ使いをされると資源がつきる。
殺し合いをやるために、地球のあらゆる物質を作ったものではない。
今のように、むだ使いをされると、資源がつきる。資源が切れたら地球は動かんようになる。
この道理の分からん者を、地球におく事は出来ん。今は取り合いをやって、牛馬を食用にしておるが
だんだんと働くのが嫌になって来ると、遊んで食い出し、人間が人間の肉を食うて、共(とも)
<P26>
食を初める。これであったら人間の種もつきる。
こんな事にならんうちに、畜生のようなろくでなしは、引取る事にする。承知をして貰う。このこと
わりをゆうておく。今度は、水を粗末にした者は、水の不自由をする。食うものを粗末にした者は
食う物に不自由をする、不自由をする様になっておる。これが天罰と言うもの。食う物を作るのに
水も要る、風も要る、太陽のぬくみも要る。夜はわしの仕事、わしも、みきもよろづも、どれだけの苦労が
要る事か、よく納得の行く日が来る。火水風、人はこの世に生をうけて、何に一つ口に入れん者は
一人もないはずぢゃあ、ものみな全ての生を断って、おのれの生を楽しんでおる。
これ以上罪を作らすわけにはいかん。わしも、みきもよろづも、畜生はむごいと思って来た。
牛の目を馬の目を見てみよ、 にわとりや犬の目をみて見よ、言葉に出して話したい様な事は
いくらでもみかける。これに気の付かん者はないはず。お前達はそれを平気で、屠殺をして
食うておる。何百貫もある重たい荷物を持たせて、殴って使っておいて、鍋に入れて
食うではないか。お前達を、お前達の
<P27>
子供をこんな目にあわせたら、人であったらどう言うぞ。牛でも馬でも屠殺場に行く時には
殺される事が分かっておるから、道中で座って動かん事をよく見かける。こんな時、畜生は人間は
良いなあ、自分も人に生れたいと思う。思うものはたいてい生まれ変わり、出変わりさせてきた。
しかし、なんぼ生れ変わり出変わりさしても、畜生は畜生の心使いしかしてはおらん。
折角人に生れ直してやっても、そばのものに迷惑をかける。これであったら、人に生れ変わった
こうのうはない。わしもみきもよろづも、これ以上、無駄骨を折らん事に話し合いが出来た。
なんぼ、原爆の戦争をやるなと止めてもやる。喧嘩は強いもの勝になる。これであったら
悪がはびこる。それでは折角作った元の子かずも駄目になる。
学者金持医者坊主百姓の立替立替ると言うておく。この地球上に住いをする者は
誰でも一人残らず手足の立つ者は、自分の食う物は、自分が作って食う事にする、
して貰う。この事の嫌な者は、地球上に存在を許す事は出来ん。承知をして貰う。
朝は三時間働いたら、結構不自由のない様に食う事が出来る。
<P28>
いずこの土地のどこへ物見遊山に出かけて行っても、行った先で必らず朝は三時間働く事にする。
食う物は行った先で、分けて食わして貰う事にする。
戦後は金を使わん事にする、金を使わんようになったら、この世の罪も半分にへる。
この事わけの分からん者は、原爆の戦争のさいに、火水風で引取る事にする。承知をして貰いたい。
このことわりを言うておく。
<P29>
わしは、みきに天理を説いて聞かして、ひらがなの字で本を作らした。しかし、今の天理教の者は
天理教の話はなかなか上手にしてくれるが、だんだん慾がさして来て、お供信心になって来た。
お供をしたら何んでも助かる助かると話しておるが、そんなわけにはいかん。助かる心助ける心が
なかったら助からん。今の天理教の者は本部員、準員、大教会長、役員、準員と役にありつきたい為
自分の地位を作りたい為、信者に無理なお供を強いる。天理教の話はなかなか上手に出来ては
おるが講釈師になって、話上手口上手が信者にもてて、真実誠を伝えてくれる者が今の天理教には
三分の一もおらん。こんな事では、わしもみきも困る。今の本部の者も、教会の者も
高漫が傲慢になって、一列の事わけが分かってはおらん。先祖の徳をかさにきて、先祖の徳だけで
生きておる者が多い。なんぼ先祖がどれだけの徳を積んでおっても、わしもみきも一粒万倍の礼は
どなたへもすんだと思っておる。火水風の助けの仕事の邪魔をする者があれば、一度引取って
陽気ぐらしの世界に生れ直ってもらう。先祖がどれだけの徳を積んでおってもこの限りではない。
<P30>
このことわりを言うておく、承知して貰いたい。なんぼ本部員でも、大教会長でも、世界のどなたでも
このことわりを言うておく。承知をして貰いたい。神が出て何かいさいを説くならば、といさい承知をして貰う。
一列すましてとは、火水風の後は、本部員も準員、大教会長、分教会長もない世界。家主も地主も家元も
課長も社長もない。王位につく者も、皇位につく者もない。この地球に存在する者は誰でもが
たとへ子供でも手足の立つ者は、朝は三時間は必ず働いて、自分の食う物は、自分が作って
食う事にして貰う世界を作る。互い助け合い、譲り合い、出来た物は、分けあう世界。誠真実の世界
陽気で楽しく暮らして行ける世界に、一列にならす。共存共栄の世界をわしが作ってやる。
お前達では出来て行かん。人を使う人も、使われる人もない、皆んなが共々に働いて暮らして行ける
世界をわしが作ってやる。病まず弱らず、いつまでも生きていよと、お前達の心次第で四百才までの
生を楽しめる事が出来る。
わしもしっかり種をまこうと、わしは、みきにもよろづにも手伝うて貰うて、良い種と悪い種の選別をする。
お前達が、水爆原爆ミサイル殺人光線と人殺しの道具を一生懸命で作って、人の命を
<P31>
断つのも、わしが水を入れ、風を吹かせ、火水風を使い地震をさせて、善悪を分けるのもあまり違いは
ないはず。水爆原爆ミサイル殺人光線を使うて、火の玉のぶちやいをやると、地球は鍋の底の様に
穴があいて吹き出す。大きな地震で南極北極の氷が溶けて、世界の陸地三分の一、世界の人口四六。
この地球も宇宙もみんなわしのもの、火には水とこの地球を冷さん事には、地球はもたん。神代の昔から
今日この日の来る事は分かっておった。そのため南極北極に氷を蓄えて用意をして置いてある。
お前達人間を作ったのも、元はと言えばわしが作ったもの。わしはお前達の親ぢゃあ、お前達の身体を
人間を作ったのも、わしが作った。身体も心も貸してある。このことわけは、大和の天理の中山みきを
神として表に出して、人間を造った元の話を説かしてある。何にもかも全ての物資を整えて
この世を楽しく陽気に暮らして行ける様にとの、親の思いは、陰からの働きはどれだけぞ。
あれこれと一列兄弟が、楽しく陽気に暮らして行けるようにと、車に乗ってもその通り
そこらにあるものをどしんと音を立てて落して、今日は車がこんな
<P32>
に落ちるぞと、必ず前もって知らせを出してやっておる。何の悟りもない、残念な。
わしが、みきがよろづが、どれだけ働けば分かって貰えよう。承知が出来ようぞ。
この親の陰からの営みは、雨を降らせ、風を吹かせ、色とりどりの花を咲かせ、花の匂いを送り
目を楽しませ、美味い実がなったら、食べられる様にとの営みも分からず、お前達兄弟は、欲の喧嘩の
取り合いをやって情けない、残念な、水爆原爆の戦争をやる。なんぼわしでも、これだけは
許す事は出来ん。今度は許さんぞ。
今までは、お前達がどんな事をしても、黙って見て来たが、今度は許す事は出来んぞ。
水爆原爆の戦争をやって見よ、地球がどうなるかを、はっきりと言うて聞かしてやる。
わしの言う事をよ良く聞いておけ、言う通りになるぞ。これを承知か。
<P33>
(須藤花井は)お助け人が欲しいため、家をおき、子供をおき、商売を辞めて今の天理に参りました。
十年の間、日本中を廻らして貰い、助け人衆に神通力をさづけよと申されて、火水風の時のお助け人を
求めて旅から旅へと、おじいさんでも、おばあさんでも、なんぼ子供でも、おちようめちよう(雄蝶雌蝶)を
言わんでなあと、助(け)人を求めて、旅に出ました。お金のない私は、行って帰るまでの汽車の切符を
買い、汽車を宿にして終点になったら駅を宿にして、神社を宿にして、夜はお風呂に入って来て
風呂のぬくもりで一口眠りました。寒いなあと目が覚めたら、駅を宿にして寝た夜も幾夜もあります。
旅から旅へとあっちの駅こっちの駅で夜をあかしました。急行に乗らずに鈍行に乗れと申されます。
さあよく気を付けておく事ぞ、五才になる男の子に家の門で傘をさして待たせてある。
この男の子に渡せよ、助(け)人の力をさづけるぞ。しっかりと渡せよと申されます。汽車が五分ほど
走りますと男の子供がばん傘をさして立っています。うれし泣きに泣けてきます。
さあ今度はちっとしか間がないぞ、今度はよく気を付けん事には見落とすぞと申されます。
家が立ち並んだ路地の奥で、牛を使うて田んぼの修理をしておる男の人に渡せ
<P34>
と申されます。ほんの僅かの間で、うっかりとしますと見落とします。
天理を出る時には、帰るまでの汽車の切符を買い、帰るまでのお弁当をさげて出ました。
九州から帰る時、五円の時もございましたが、こんな時、不思議と親切な人がいてお接待を
してくれました。世の中には、こんな親切な人もおります。こんな人達の為にも、どんな事があっても
お助けをせん事にはと心で誓った日もございます。お前に業をつけるために、わしとみきは
ない者の命をつなぎ、その者には、あれこれと仕事を与えた、食うに困らんようにしてやってある。
こんなつまらん人が、こんな豪勢な生活をして不思議と思ったであろうがのう。お前が初めて
天理に足をふみ入れた時、ここの商店街の者が、みきが有り難いと思う者は、たった六軒しか
ないぞ。今にわしが入れ替をしてやるぞと言った訳も十年たてば、よく分かったであろうがのう。
中村に行かしたも、更科においたも、お前に業をつけるため、その者には仕事を与え
また近所の者の、真当の心使いを見せるため、その時その場の心使いを分からすために
ここのアパートに置いたも正味の心使いを分かる為に、ない
<P35>
命をつなぎ、仕事を与え、食堂をさせ、あんまを、印刷を、八百屋、花屋、洗濯食品、みやげもの。
衣料、よろづの病院と本部の畠を作らしておるも、わしとみきが相談の上の事。百姓のおばさんの
姿をしておったら、正味の所が見せて貰へる、大掃除の段取りあっての事。わしもしっかり種をまこうと
良い種を残すため、十年の業は、お前に取っては一番大切な仕事であった。
本部の者の心使いを見ておると、用木として残すものは案外少ないが、しかし、これで良いぞ。
みかぐらにも、(お)ふでさきにも、言うて聞かしてある。毎日読んで、よく納得も出来て承知のはずぢゃあ。
何事も、(お)ふでさきの通りぢゃあ。天理教の教祖さまも、私みたいであったと天理に来て聞きました。
真実誠をもって、神様に聞いて下さいと頼みに来る人と、ど狂人いんちきと笑うて、罵(ののし)り喚(わめ)
いて、そしって意地悪をして、人にまで意地悪を仕込んで、意地悪をさせておいて
それを娯しみにする人のある事が分かりました。お助けの邪魔をする人のある事が分かりました。
このアパートに来た時、お前の膝の上に漬物の石を載せて拷問にかけるぞ、石が足らねば
いくらでも載せてやってもよいぞ、このアパートの業が出来ん事には、みきの書いた、(お)ふでさきも
みきの通った道も
<P36>
分かるまい。道具は整えてある。お前が人間として最後の業ぢゃあ、分からん者に百年道を
説いても分からんぞ、と申されましたが、十年の業は、(お)ふでさきの通り。あしきを払わん事には
陽気暮らしは出来んと分かりました、神様はこう申されます。
助からん者に、手をかけて無駄骨は折らん事にする。そのまま、すぽっと捨てる事にする。
これ以上八百万に無理をかけん。日々に積んだほこりも、ごみともなれば捨てる方が良いぞ。
手入れも仕込もせん、する必要もない、しても分からん。手をかけずに、そのまま、すぽっと捨てる
方が一ばん良い事ぢゃあ。もしも、お前の親兄妹がどんなに手を尽くしても、医者は助からんと言う。
食わして悪い事は分かっていても、本人の言う通りの事をしてやりたいと、長い事はないと思うと
むごいと思う。わしもこれと同じ事を言うておる。間違いはないつもりぢゃあ、そのため八百万に
手伝うて貰うて、何んでも整えてある。飲み放題、食い放題、仕放題の事をするがよい。
この世を楽しめるよう、全ての物を整えてある。足らねば人の物も盗れ、お前らの心次第ぢゃあ。
しかし、種として残りたいと思う者は、まみち(真道)まっ
<P37>
すぐ通るがよい。心次第でどんな助けもするぞ、今度の仕事は、わしが宇宙始まっての
地球始まっての大きな仕事になる。大平洋と大西洋の真中に大きな陸地を作って
地球のやり直しをする。
今度は、地球の完成も出来る。陽気暮らしの世界も出来るぞと申しております。
わしの言う通りに書けと申します。衣食住と食と住とは畜生でも出来る。衣を身につける。
人と人と話が出来る。神とも話が出来るようにしてある人は、この世に生れて来て
ものみな全て生長さす責任がある。その責任の分からん者は、畜生同然で、この世に生れ
直しても何のこうのうもない。ただ食うだけ、着るだけなら畜生同然、畜生が人の姿を見て、人に
生れたいと思うものは、たいてい生変わり出変わりさして来た。しかし、生変わり出変りさせてみても
畜生は畜生の心使いしかしておらん。天理の誠真実を説いて聞かすためには、本部の者の
子供に、大教会の息子に娘に、教会の子供は、大方、畜生を人として生れ直してある。
本(元)の理合いが分かった者は、種として残るが
<P38>
分からん者は、二度と二たび人として生れ直さん事にする。これがだめ(最後)の教えと説いて
聞してあると申します。天理に入って、十年の業は、天理教のしておる事が良く分かる事でした。
何んでも見さして貰い、聞かして貰って来ました。天理教の悪い所を直さんといかんぞと申される。
今のしておる事をみると、徳川幕府と一緒で、本部員、準員、本部青年、先祖の徳を積んだ話に
花を咲かせて、まるでお公家様みたいに気取って、大教会長は殿様で、江戸家老は寮長で
何んでも自分の思う通りの事を人に言って、聞かせて、物を運ぶ者がぺこぺこと頭を下げて
話は良い話をしてくれるが、こんな事では、世界は一列にならんと申します。
一列の話をしておる者から一列になるのが本当だと申しております。
昭和四十三年三月二十七日午前三時半、どなたへも一粒万倍のお礼はすんだと申しております。
これからは、わしも遠慮はいらんと申しております。本部員、準員、本部青年、大教会長として
いつまでも居たい者は、出直って貰うと申しております。
<P39>
今のお前達のしておる事を、わしに言せると、政府自体が間違うておる。政治と言うものは
一列皆んなが幸せに暮らして行ける様に考えて行くのが政治と言うもの。百姓は冬の寒い日
夏の暑い日、朝から晩まで野に立てり、雨にぬれて、風に吹かれて、土にまみれ、汗にまみれ
力仕事をして、出来た品物は良いものは人に売って、悪い品物は自分が食うて、足を痛めて
腰を曲げて働いてる。子供だけは、こんな難儀をさせまいと思うて、学問をさせて都会へ出して
若いものが百姓を継ぐ者がない。学問をした者は、自分達の都合の良い様に、政治を取って
官公庁におる者は、冬は暖房で夏は冷房で椅子に腰をかけ、楽に暮らして、難儀をする百姓に
食う物を作って貰って、税金を取って、定年が来たら退職金を貰って、年を取ったら恩給を貰って
生活の保証が出来て、唄を唄う唄い手は、綺麗な物を身につけて、贅沢に暮らして、金を儲けて
遊びを仕事にして、勝負に賭けて、金を儲けておる者もある。学者金持医者坊主百姓の立替を
言うておく。政治の取り方が悪いから、罪を作ってでも、豪勢な生活をしようとあせる。
汽車に乗っても、その通り、グリーン席、指定席は空いているのに、自由席は五時間も六時間も
立ち坊をして、大阪か
<P40>
ら青森まで立ち坊をしておる。警察官は利用されて、命を捨て、皆んなから憎まれて
泥棒と罪人を追いかけ廻して、夜やら昼やら分からん日を送って、都会におる者は
百姓に美味い米を作れと、文句を言うておるが、自分で作って、食うて見るが良い。
戦後は皆んなに作らしてやる。この世界の間違いを正さん事には、何時までたっても
喧嘩も戦争もたへん。政治と言うものは平等でなくてはならん。お前達では出来て行かん。
わしがしてやる。
わしの話す事をよく聞いて貰いたい。一列とは、上もない下もない、人を使う人もない、使れる人もない。
自由で平等で、嘘のない誠真実の世界。天理の世の事で、この地球はわしが作ったもの。
皆んなから一度取り返す、お前達を見ておると、ここからここまでわたしの海。
ここからここまでわたしの国と、欲の喧嘩ばっかしで、挙げ句の果には、戦をして、見るにみられん。
いらんごみは火で焼いて、地震をさし、山も谷も土地もでんぐり返してならす。南極と北極の氷を
溶かして水を入れる。
ここからここまでと、みさかいのつかんようにしてやる。いづれの世界もおんなじ事。一列
<P41>
の暮らしの心のない者の土地は、でんぐり返して均して、たとへ一坪の土地でもでんぐり返して
均して、みさかいのつかんようにしてやる。この地球はわしが作ったもの。
お前たちの勝手をさせんようにする。もしも、勝手をする者があれば、そこへは地震をさせて
水を入れて、どこまでも手を入れる、承知をしてくれ。
今のお前達を見ておると、遊びを仕事にして、勝負をかけて、楽しんで、金を取って、地位のある者は
金のある者は、人を働かせておいて、その儲けた金で、自分はゴルフを楽しんで、唄を唄う唄い手は
唄を唄うて楽しんで大金を儲けて、豪勢な生活をしておる。芸術は、美術は、あくまでも楽しみであって
仕事でも働きでもない。この事は地球の続く限り、いついつまでも戒めてておく。
働く者は朝から晩まで働いて、あくせくと働いておる。今のままでは、働くのが馬鹿らしくな って
いやになると働く事をやめて、遊んで食う様になる。人間が人間の肉を食うて共食をする様になる。
この世の間違いを正さん限り、この世界は何時までたっても、喧嘩も戦争もたえん。
こんな事にならんうちに、畜生のようなろくでなしは引取る事にする。
<P42>
仕事をする時には、大人も小人も皆んな共々に働いて、遊ぶ時には、皆んなで遊ぶ事の出来る様に
折目切目を付ける。この地球も宇宙も、元はと言えばこのわしのもの。お前達の身体も貸してある。
元はお前達の物と言うものはないはずの事。お前達は、皆んなわしの子供、みんな一列の兄弟や
この道理を分かって貰って、一粒の米でも分けおうて、食うて貰う事にする。木一本 、皿一枚
皆んなの物として使うてもらう事にする。この道理の分からん者は、残す事は出来ん。
わしの言う事を聞かん、この心定めの出来ん者は、火水風の原爆の戦争の際に、引取る事にする。
承知をして貰う。戦後は、ここからここまで私の国、私の山、私の海、私の土地と、争うような人は
一人も残さん事にする。人の物を取るものも、取られるものもない、人をだます人も、だまされる人もない
法律も要らん、監獄も要らん、誠真実の世界。戦後は大人でも、小人でも、老人でも、手足の立つ者は
誰でもが、日の出る前に起きて、朝の空気を吸うて、自分の食物は自分で作って、食う事にする。
地球上に住いをする者は、誰でもが、朝は三時間は必ず働く事にする。三時間働いたら
世界中のものが不自由なしに食うて、あまる。今の様に戦争をせずとも良い。戦後は金
<P43>
を使わん事にする。金を使う事を止めたら、この世の罪も半分になる。働く者は、働いておるのに
怠ける者があれば、この葉のように散ってゆく。わしが引取る事にする。戦後は、広い土地で
広々と好きな者同志で住んで、お城のような大きな家を皆んなで建て、互い助けあい
よりおうて、その城の周りには野菜を作り、米を作り、果物の世話をして、道路を造り、工場を建て
午前十一 時半までは、生活の必需品を作り、皆んなで話しあい、相談の上で、品物を作って
出来た物は、皆んなで分かち合うて、世界中の人が使えるチケットのような物を作り
誰でもが世界中、どこの国へも物見遊山に行き、行った先で、朝は三時間は必ず働いて
土地所の物をよばれて、午後からは好きな事をして、自由に暮らして、学問をしたい者は
学問をして、学校に行き、美術でも芸術でも好きな事をして、遊びたい者は遊んで
どうしたら陽気ぐらしが出来るかを相談をして、話し合う世界を作る。
話し合うて、路を歩いても、果物をちぎって、人がおっても、おらいでも、何んでもちぎって食べて
世話をして貰ったお礼に、チケットを置いて、置いたチケットを取る人も、盗む人もない、誠真実
<P44>
互い助けあい、よりあい、平等で自由で、上もない下もない、法律も要らん、監獄も要らん、
この地球も、宇宙もわしのもの、天の理、元の理が分かって貰ったら、一列の陽気ぐらしの世界が
出来る。この世界を作るため、何もかも一度お前達から取り返して、この世界を一列にすます。
今この話を、なんぼ言って聞かしても、わしの言う事を聞かんと原爆の戦争をやる。
この戦争をすまさん事には、世界は一列にならん。わしもみきも、よろづも、この時の助けをどう
して助けようと相談をしておる。世界の子供は、みんなわしの子供、火水風の大掃除もすん
だら世界中、回って行く、どこへどんな物を作って、なおしてあるかを言って聞かしてやる。
どんな事でもしてやろう。考えてもやろう。どんな事も聞いてみてくれ、尋ねて見てくれ
お前達一列に兄弟が、陽気に暮らして行ける事なら、、、。今はそれどころではない。
原爆水爆ミサイル殺人光線を使うて火の戦争をやる、この時の助けをせんならん。
「とても神なをよびだせば はやくこもとへたずねでよ」と、わしの元へ尋ね来て貰いたい
大和の天理に尋ね来てくれ。この時の助けを手伝うて貰いたい、助けを手伝うてくれる心の
ある者には、わしが神通力を渡す。わしもみきも、よろづ
<P45>
も入り込んで、話をして助けを取らす。火水風の時、どうしたら助かるかを、助けられるかを
話して聞 かす。お助けを手伝うてくれた者には、先が来て必ずお礼をさして貰う。
大和の天理に尋ね来てくれ、火水風の時の助けを手伝うて貰いたい。
助け人衆を待つ、「にんげんをはじめたをやが もう一人どこにあるならたずねいてみよ」と
言わしてある。よろづ因縁を説いて聞かしてある。
大和の天理に尋ね来て貰いたい、火水風の助けを手伝うて貰いたい、助け人を待つ。
大和の天理に尋ね来て貰いたい、火水風、原爆の戦争の時の助けを、手伝うて貰いたい。
助け人を待つ。戦争は火の戦争ですから、この地球は火だるまの様になると申し、そのため鍋の
底のように、大きな穴があいて、吹き出し、南極北極の氷が溶けて、傾いた地球は真直になると
申しております。戦後はだんだんと地熱が高くなり出して、道端の草の根が枯れ
あっちもこっちも地割れが始まって、河川の堤防が切れ、池湖海岸の堤防が割れ出し
山も谷もくずれ、温泉が吹き、硫黄が吹き、山潮が吹き出し、日本で四十六度の日が二日続き
海は三十六(ヶ所)、陸は九十三(ヶ所)、一ぺ
<P46>
んに噴火をすると申しております。噴火の前が来ますと、海も山も谷も、ただごうごうと
十一時間も鳴り、鳴りやむと同時に、地震が始まると申し、朝六時頃大きな地震があって
正午から二時までぶっ通し地震がして、このため南極北極の氷が溶けて、空に昇り二日二夜
突鉄砲の様に雨が降り、傾いた地球は真直になると申しております。南極の氷が溶けたら
八メータの高さの波が一里続き、北極の氷が溶けたら十一メータの高さの波が、一里半も
続くと申し、伊勢湾と紀州の沖でものすごい勢いで、ぶちこんで来てかち合うと申しております。
世界の皆さん、日本の皆さん、お月さまはこう申されます。みき七十九年八十年がなかったら
この天理教の教門は説かさんぞと申され、お大師さまは今日この事があるをもって
ひらがなの字を作ったと申されます。
世界の皆さん、原爆の戦争をしますと、星月日赤白の国旗の分だけ、陸地が残ると申され。
国は二十一国残ると申しております。大平洋、大西洋、インド洋の小さい小島は
噴火と地震と津波とで、大方海の中に没すると申しております。
原爆の後は、二ヶ月後に災害がおこり、一番先にソ
<P47>
連から、海の底に沈み、今の陸地の三分の二残ると申します。人口百分の一になって
戦争に出たものは一人だけ生きて帰ると申しております。
次は、インドで今の陸地の三分の一になり、人口百二十分の一になると申します。
日本は噴火と地震と津波と集中豪雨とで、所々海の中に没すると申されます。
今の人口の半分になると申されます。
アフリカも三分の二残ると申され、エチオピアや中央アフリカを境に、コンゴは半分残って
後は海に没すると申されます。
チリは、今の陸地の半分になり、人口七十分の一になると申され、カナダの陸地も
今の四分の一になり、人口百分の一となり、大きな湖がいくつも出来ると申され
メキシコ湾は詰まって湖になると申され、合衆国にもいくつも湖が出来ると申され
人口百二 十分一と申され、パナマ運河は開くと申し、ブラジルの奥地のインカの氷河の
流れておる所は大きな湖になると申し、人口百三十分の一と申し、マダガスカル島は
半分と申し、カナリヤ諸島は大方消えると申し、ウズベックトルウクメンは湖になると申し
デンマークも三分の二残ると申され
<P48>
スエーデン半分になると申し、アラスカ、フィンランド、イタリヤ半分、ナポリまでと申され
アフガニスタン半分引っ込んで湖になると申し、ラプテフ海とカムチャッカ半島残らんと申し
グリーンランドも消えると申し、バレンツ海とノバヤ・ゼムリャ島半分になると申し、中国は
チベット高原もゴビ砂漠も大きな湖になると申され、中国の人口九十分の一になると
申しております。戦争が始まると、駅という駅、街という街、工場という工場は、ほとんど
ミサイル、原爆、水爆、殺人光線を使われるぞと申されております。また空からの攻撃をして
おいて何万もの兵が上陸もして来ると申しております。
万国博を利用して、スパイの調査はすんでおるぞと申しております。
一番大切なのは命です、戦後は政府が無くなります、金は通用しません、金を取りに入って
命を捨てないで下さい。命だけ助かったら、またなんとかなります。
戦争は火の戦争ですから、今の化学製品を身につけると身体は火だるまになって
たいてい焼け死ぬと申しております。
肌着は、必ず白木綿を身につける事です。火の戦争ですから汗が出ます
白木綿は光や熱を防げます。白木綿は汗を吸収しますので、熱病にかかる割合いが
少ないと申しております。
<P49>
衣類は赤黒を着てはいけません、熱を吸収をするので熱病にかかると申しております。
天理教の人でも、今の黒いハッピは着てはいかんと申しております。短いスカートをはいて
おると火の玉、ガラスその他どんな物が飛んで来るかわかりません、短いスカートをはくと
災害が大きいと申しております。男女とも頭の髪の毛を伸ばしておると、ぼうぼうと焼けます。
頭を焼くと助からんと、申しておしております。戦争が始まったら、頭には木綿の物を何かを
かぶる事です。何時でも逃げられるように身体を整えてておく事が肝心です。
食事は三度三度必ず食べておく事です。何時食べられるか分かりません。
子供や家内が可愛かったら、自分の家に帰り、小さな欲を捨てて子供や家内を守る事です。
自分も助かります。
南極と北極の氷の溶けた後(戦後)は、雨が多くなりますので、じゃが芋とか麦は作れません
ので、世界中の人がお米を食べる事になります、主に餅米を食べる様になると申しております。
りんごとかねぎ、なすのような物は作らん事になります。麻薬や煙草のように毒草の根も断つと
申しております。ブラジルは世界一列の話は後になります。
<P50>
字もひらがなの字が、世界の字になり。世界中の人々が日本語を話す事になると申しております。
中国はひらがなの字を使うのが、世界よりも後になりますが、みんなの仲間入りをすると
申しております。戦後は地球が回ると一緒に、地震で沈んだ土が、しだいしだいに深海を埋めて
大平洋に陸地が五つ、大西洋に三つ、南極は今の陸地の二倍半の大陸となって
煮ても焼いても生でも食べられる果物が、ゆさゆさとなって、常夏の国となって
大方日本人が住むと申しております。北極は使わんと申しております。
海岸には、防風林を植えて、魚やえびでも海岸の近くで取れて、果物や野菜は不自由のない
様になって、日本を中心に世界が治まって行くと申しております。
<P51>
原子の火傷と熱病の薬は、正月三月五月七月七夕に供へる品物はすべて火傷の薬
神代の昔から、原爆の戦争の事が分かっておった。そのため、正月三月五月七月七夕を
さしてある。 助け一条、神一条、原子の火傷の薬は、麦飯白飯赤飯いづれも何んぼ
熱くってもよい、飯粒をそのまま早く火傷に塗る。火傷の部分より広く厚くはる。痛みが止る
白紙をはる固くなったら水でぬらして取って又はる事。
一番良いのは麦飯をつぶして、山芋長芋馬鈴薯さつま芋、玉葱梨白瓜胡瓜等いずれも
皮ごと生でおろして、よく混ぜて火傷の部分より広く厚く塗る事。白紙に塗ってはる、固くなったら
はずれたらはる事。白飯メリケン粉玉葱梨等いずれもおろしてよく混ぜて白紙に塗ってはる事。
餅は柔らかくしてはる事。餅米は生をつぶして塗る事。餅米は水につけてつぶして塗る事。
度々ぬる事。今までに、しるした品物は、どれとどの品物を混ぜてもよい、早く塗る事。
火傷の熱を取る。山芋、小(子)芋、里芋、馬鈴薯、さつま芋、玉葱、梨、白瓜、胡瓜等は
おろして塗っても効く。
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火傷の部分に小便をかけても良い、赤土を塗っても効く。
なめくじらは、生きたまま、火傷の外側から塗る事。光の入った時も同様。藁を焼いて
笹も焼いた灰を塗る。藁灰だけ、笹灰だけでも良い。囲炉の灰も薄く塗る。
藁を煎じて飲むと決して死なない、塩が切れたら笹の葉をしがむ事。
身体に出来物が出来たら、藁を焼いて何んべんも薄く塗る事。
喉が腫れてものが言へない人は、榊の生汁を飲むと口がきける。榊の生葉をすりつぶして
水を入れて、その生汁を飲む。榊の葉十二枚、笹を十二枚、松葉十二本、水三合を一合まで
煎じて盃二つ三つ飲む。朝昼晩、みみず三匹、水三合を一合に煎じて盃に二つ三つ飲む
うなぎも同様。皮膚が痛む時には赤土を塗る事。蕗は集も茎も根も生汁を飲む。煎じて飲んでも
熱が取れる。赤鯉の生血を飲むと熱が取れる。小便をかけてもよい。
菖蒲の生汁を飲むと熱が取れる。菖蒲葉二十本をよく叩いて、つぶして塩を一つかみ入れ
風呂に入ると癩病でも治る、しばらく入る、出来物が出来た時にも良い。煎じても飲むと効く。
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橙を煎じて水三合を一合に煎じる。生麦を煎じても効く、黍(きび)は葉も茎も皮も実も煎じて飲む。
譲り葉は、生汁を飲む。譲り葉、南天、橙、つるし柿、生梅いづれも煎じても効く。
青梅はおろして、少し塩を入れて食べる事。漬けた梅の種をしゃぶっても良い。
梅、橙、赤つつじ、桃、白菊、赤バラ、白バラ、茄子、胡瓜、白瓜、山桜、藤、その時実のなる花も
葉も茎も生汁を飲む、煎じても効く。蕗は葉も茎も根も生汁を飲む、煎じても効く。
椰子(やし)の葉の生汁。笹の葉を叩きつぶして、少し水を入れて生汁を飲む。
キーネキニネとも言う生汁を飲む。ハイビスカス、美男かづら、甘茶の花も葉も茎も生汁を飲む。
煎じても効く。カタツムリ、ナメクジラを黒焼にして水で飲む。
白樺の皮を煎じて飲む。浜なす、おだまき花も葉も茎も生汁を飲む、煎じても効く。
この記は昭和三十八年七月一日しるす
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